今月17日からドイツでG20財務大臣・中央銀行総裁会議が開催されます。
今回はトランプ大統領就任後初めて開かれるG20財務相・中央銀行総裁会議で注目されて
居ます。
国境税導入を主張するトランプ氏は是までG20が掲げて来た看板の保護貿易に対抗すると
言う文言の共同声明文を削除する様に要請して来た。
今回議長国ドイツはこれに配慮し、貿易に関する議論は7月に開かれるG20首脳会議に
廻す事とし、公平で開かれた貿易システムを構築すると言う米国側の主張に近い表現に
なる模様。
泣く子と地頭には勝てずと、逃げた様ですね。
世界経済を論ずるためのG20財務相・中央銀行総裁会議がこの様ではどうにもならん。
保護貿易阻止の議論なくて何のためのG20財務相・中央銀行総裁会議ぞと言いたい。
なお通貨切り下げ競争や為替操作撲滅は是まで通り共同声明に盛り込むとの事。
米国としては赤字貿易国の赤字を減らすため国境税を導入し保護貿易を推進する意向と
見られて居ます。
兎に角遣り放題ですね。