日々好日

さて今日のニュースは

福田首相辞任劇

2008-09-02 09:16:46 | Weblog
昨夜日本中を震撼させた福田政権の謎の放りだし辞任、一夜明けてああでもない、
こうでもないと噂が駆けめぐって居る様です。
安倍内閣に続く二度の政権放り出し辞任全く無責任と云わざるを得ない。
しかし安倍さんの時の疲れ切った辞任記者会見と異なり、元気いっぱい無念さ一杯の記者会見の様に思えました。
それに引き替え一応驚きのゼェスチアは示したものの、してやったりと言った様なホットした安心感を漂わせる公明党首脳の態度が今回の辞任劇の全てを語るのでは
ないかと思います。今や公明党の協力なくしては、自民党は政局運営は難しいと
さえ云われる様になって居ます。
福田首相がぼやいた民主党特に小沢代表への恨み節、本音だったのでしょう。
福田首相はポーカフェイスとかクールな人とか第三者には決して心を許さない人の様な面があるが、反面ストレートで判りやすい人でもある様です。
安倍首相と同じ様に、所詮はおぼっちゃまで、オヤジさんにはとても歯がたたない 政治家としては執着心がなさ過ぎる感があります。
自分が居ては政局が混迷するから新体制で政策実現をと、体(てい)の良い言い訳を
用意しての辞任、国民の目線での施策実行をとあれだけ頑張っていた総理が、先の
道筋がつけられたのでと退陣、それは無いでしょう。
置いてきぼりを喰らった国民は一体どうすればよいのか?
しかし、退陣を一日千秋の思いで待っていた人も沢山居たのでしょう。
先日発表された、緊急経済政策の実施が待たれますが、是は皆パアーでしょう。
もっとも、強力な財政出動を期待する向きにとっては幸いかも知れませんが。
今自民党には少なくとも三つの流れが有る様に思えます。
小泉さんの流れを汲む構造改革推進の上げ潮派と言われる中川元幹事長や小泉チルドレン
一派。行革等で特別会計等の洗い直しして、財源確保すべきと主張する。
経費節減、財政再建が最優先と主張する、与謝野経財相や谷垣国交相、矢吹財務相
の一派。増大する社会保障費の削減しプライマリバランスを2011年までに
黒字化する事が命題だと主張。
そして最後が、今は緊急避難で、思い切った財政出動をし景気の回復を図るべきだ
その為にはバラマキや赤字国債発行も止むを得ないと主張する麻生幹事長一派です
これに公明党の党利党略が微妙にからみ、益々政局は混迷度を深めて居ます。
さてこの大事な時期に、この様な政局の混迷、国民にとっては、全く迷惑な話です
いずれ近いうちに行われるで有ろう衆院選に向けて政局は一挙に動き出した様です
もっと野党がしっかりして居てくれたら、国民の選択の幅が多いのですが、今の
民主党では心もとないと云うのが偽らざる国民の本音ではないでしょうか?



福田首相政権を投げ出す

2008-09-01 22:02:20 | Weblog
全く突然の福田首相辞任表明、日本国中に驚きの嵐が駆け抜けました。
前任者のつけの全てを諸にひっかぶり健闘したが遂に力尽きたかの感があります。
しかし何故今なのか?辞任記者会見で見せた醒めた第三者的表明、彼一流の傍観者
的発言はどうしても、国民には判って貰えなかった様です。
早い話、公明党と麻生幹事長との圧力に屈したのではと、思われる節がある。
天下の宝刀解散権を行使せず、国会開会直前に辞任すると言う何か謎が一杯の
電撃、辞任劇に思えてなりません。
去年の阿倍政権と二重写しの政権放棄。全く無責任の極まりです。
この大事な時期に何故?
福田首相の云う、国民の目線を嫌う与党反対勢力の包囲網に嫌気が差して投げ出したのではと、疑いの節がある。
派手さはないが、折角この難局をどうかしようと腐心して居ただけに残念です。
さてこれからどう政界は動くか?どうも得心の行かない辞任劇です。
野党第1党の民主党にもいまいち全幅の信頼を置けない現在、本当に日本はどうなるのでしょうか?

赤字国債否定財源は?

2008-09-01 09:57:49 | Weblog
与謝野経財相はNHK番組で総合経済対策のための2008年度補正予算の財源 については赤字国債を発行しないと発言した。
あたかも、財政再建のためには、財政出動を否定する様な発言ですが、是で約束した11兆7千億円の総合経済対策が実現できるのか?
しかし建設国債の発行は否定しなかったと言う。
そもそも財政法第4条では、國の歳出は公債や借入金以外の歳入を財源としなくてはならないと、原則的には国債発行を禁止して居ます。
しかしそこには抜け道が但し書きとして規定されて居ます。
但し公共事業費、出資金や貸付金の財源については、国会の議決の金額の範囲内で公債発行や借入金が出来る建設国債、別名4条国債発行が規定されて居ます。
赤字国債は赤字を補填のためだけに発行される特例国債の事ですが、建設国債は
呼び名が変わるだけで、何ら変わらない赤字国債です。
何れも後世にに残らない人件費や事務費に充てる事は禁じられて居ます。
与謝野経財相は08年度予備費や剰余金、それに政策の見直しで手持ち資金を充
て赤字国債の発行はしないと発言したが、予備費剰余金を集めてもせいぜい9千億円有るか無いかの状況と思われます。
誰が見ても残り8千億円手持ち資金で、集められる可能性が低いと思われます。
そこで、名前こそ違う建設国債で出資金や貸付金の財源に充てる算段の様です。
国民から見れば何の事はない赤字国債の発行と同じではないか?
出来れば、埋蔵金と言われる潤沢な特別会計に手をつけられる事が望ましいが、
期限的な事や徹底した霞が関の抵抗を考えるとそれは不可能な事かも。
兎に角、財源を早くひねり出して緊急経済対策を早急に実施して貰いたい。