小林恭二は、好きな作家です。
最初に読んだのが、これ、「電話男」(1984年 福武書店)
高3だったか、もう大学に行ってたか、そのトシのころ、高校のある町の古本屋で買いました。(初版850円ってのが鉛筆書きの値だったかな)
(だから、もう小林恭二ファンになって20年くらい経つのか、自分でビックリ…)
お話は、そのものずばり電話男について。
電話男ってのは、誰からでも電話を受けて、望む話を電話でして、自分からは電話を切らないひと(女性もいる)。
商売でやってるんぢゃない、なんていうか、単にそういう存在。
よくわからない? わからないですよね。まあ読んでみてください。血湧き肉踊る話ぢゃないし、感動して涙こぼしちゃう物語でもないけど、おもしろいです。
その後、いくつもの作品を読んで、ずっと小林恭二の小説が好きなんですけど、どこが面白いといわれると、いつも困ります。
テーマがどうこうとか、人間の思考や感情の描写がどうこうとか、そういうんぢゃないんだけど。
説明がめんどくさいので、昔から(そう、もう昔なんだな)いつも「言葉の使い方が、魔術師のようなんで」と答えることにしている。
それはホントに、美しくって、リズムがあって、読んでて楽しい。
さらにあとで、いろんな本を読んで、作者が東大の俳句研究会出という背景があったことを知ったときは、そのあたりから醸し出されるものなのかなーという感想を持っている。
それにしても、インターネットとか、ケータイとかが全盛のいま、電話男たちは、どこかにいるんだろうか。
最初に読んだのが、これ、「電話男」(1984年 福武書店)
高3だったか、もう大学に行ってたか、そのトシのころ、高校のある町の古本屋で買いました。(初版850円ってのが鉛筆書きの値だったかな)
(だから、もう小林恭二ファンになって20年くらい経つのか、自分でビックリ…)
お話は、そのものずばり電話男について。
電話男ってのは、誰からでも電話を受けて、望む話を電話でして、自分からは電話を切らないひと(女性もいる)。
商売でやってるんぢゃない、なんていうか、単にそういう存在。
よくわからない? わからないですよね。まあ読んでみてください。血湧き肉踊る話ぢゃないし、感動して涙こぼしちゃう物語でもないけど、おもしろいです。
その後、いくつもの作品を読んで、ずっと小林恭二の小説が好きなんですけど、どこが面白いといわれると、いつも困ります。
テーマがどうこうとか、人間の思考や感情の描写がどうこうとか、そういうんぢゃないんだけど。
説明がめんどくさいので、昔から(そう、もう昔なんだな)いつも「言葉の使い方が、魔術師のようなんで」と答えることにしている。
それはホントに、美しくって、リズムがあって、読んでて楽しい。
さらにあとで、いろんな本を読んで、作者が東大の俳句研究会出という背景があったことを知ったときは、そのあたりから醸し出されるものなのかなーという感想を持っている。
それにしても、インターネットとか、ケータイとかが全盛のいま、電話男たちは、どこかにいるんだろうか。