ケストナー作 小松太郎訳 1953年岩波少年文庫版
昨日の、この世でいちばん面白いと思う小説、のつづき。
これは、おもしろいです。いちばん面白い小説のひとつです。『世界の終り~』と甲乙つけがたい(つけるもんぢゃないんだけどさ)。愛読書といっていいでしょう。いつ初めて読んだのか忘れちゃったけど(※9月15日追記:私の持ってるのは1978年の第29刷)、大人になってからでも読むとおもしろくて止まんなくなる。
ドイツの地方から出てきた少年が、列車のなかでお金を盗まれてしまう。犯人を追跡していく途中で、“警笛を持った少年”と出会ったことから、事件解決へ向けて大きく動き出すんだけど。どうして警察に届けなかったのかとか、どうやって盗られたのが自分のお金だと証明するのかとか、ジェットコースターのように展開するスリル以外に、張られた伏線のディテールもまとまっていって、すごく楽しい。
そんで、ラストがいいんだな、エミールのおばあちゃんがみんなに説教するとこが。
明るく楽しい少年マンガ的世界、けっこう好きです。
昨日の、この世でいちばん面白いと思う小説、のつづき。
これは、おもしろいです。いちばん面白い小説のひとつです。『世界の終り~』と甲乙つけがたい(つけるもんぢゃないんだけどさ)。愛読書といっていいでしょう。いつ初めて読んだのか忘れちゃったけど(※9月15日追記:私の持ってるのは1978年の第29刷)、大人になってからでも読むとおもしろくて止まんなくなる。
ドイツの地方から出てきた少年が、列車のなかでお金を盗まれてしまう。犯人を追跡していく途中で、“警笛を持った少年”と出会ったことから、事件解決へ向けて大きく動き出すんだけど。どうして警察に届けなかったのかとか、どうやって盗られたのが自分のお金だと証明するのかとか、ジェットコースターのように展開するスリル以外に、張られた伏線のディテールもまとまっていって、すごく楽しい。
そんで、ラストがいいんだな、エミールのおばあちゃんがみんなに説教するとこが。
明るく楽しい少年マンガ的世界、けっこう好きです。