長々と休みをとってたんで、もうずいぶん前のことになっちゃった。
10月6日の午前中に、予定どおり、スカイダイビングしてきた。
ホテルに9時ごろ迎えに来てもらって、ハイテンションな運転(?)の車で、空港まで行く。
事務所で、ビデオ見て説明を受けて、申込書に必要事項を記入。
(途中で、それより前に飛んできたグループのみなさんが帰ってくる。妙にテンション高い。「みなさんも、飛ぶ前は静かだったりしますが、帰ってくると、あーなります」とのこと。やっぱ楽しそう。)
飛び方の要点は三つ。
(1)飛び出すときは両腕を胸の前でXに組んで、上を見る。
(タンデムなんで、いつ出るかは一緒にくっついてるマスターが決める。)
(2)飛び出したら、マスターが肩をたたくんで、そしたら両腕をひろげてエビ反る。
(3)着地のときは、両足を前に出す。
数ページにわたる冊子状の書類には、サインするところが、いっぱいある。
ここまで来て、権利だ責任だ補償だなんて、細かいこと気にしちゃいらんない。
どーせ飛ぶ気なんで、内容なんか見ずに、バンバン署名する。
高度は希望で上げられるので、いちばん高い4200メートルでお願いする。
支払いを含めて手続き済んだら、持ち物ぜんぶロッカーに入れる。
ポケット空にして、自分のポロシャツ・ジーンズの上から、ダイビング用のスーツ(綿のつなぎ)を着る。
さて、準備できたら、タンデム・マスターに紹介してもらう。
(「ハジメテ?(自分は)3カイメ」って、そういうツカミありですか?)
二人をくっつけるための装具を装着して、いざ出発。
(ちなみに複数で行く場合、最初に飛ぶひとと最後に飛ぶひとが、怖いそうです。)
少し雲あるけど、まずまずいい天気。
(前日は空模様をみながら、予定時刻からしばらく出発待ちをしたらしい。着地地点が晴れてれば飛べるんだそうで。)
座席に後ろ向きになって飛行機に乗るのは、ちょっと変わった感じ。
ちなみに後方側面の乗り降り口は、開けたまんま飛び上がっていく。
(近くに座ることになる最初のひとが怖い理由。)
だいぶ上がったなーと思ったら、まだ1000mだと。
そろそろかなーと思ったら、「ハンブン」だって。
マスターが後ろについて、装具で二人をつなぐ。かなりギュッと締める感じ。
透明でフチなしのゴーグルをつける。あー、手に汗かいてきた。
ゴーグルが曇るなーと思ってイジろうとしてると、後ろの飛び出し口をガラッと開けた瞬間、冷たい空気が入ってきて、視界はクリアになる。
予定の高度まで来たら、ゴチャゴチャ説明なんかなし、やおら出発してくよ。今回、私は3番手。
あれよあれよと2組が出てって、さあ出口にズリズリと(立って歩ける屋根の高さぢゃない)移動。
えーと、両腕を組んでぇ、ってやってると、出口に腰掛けろっていう。
怖いなー、飛行機から脚をプランプランさせるのは。
どんだけ高けぇんだよ、って見ようとしたら、マスターに頭をグイっと引かれて、上を向かされる。ああ、そうだった。
そのとき、マスターが出口に腰掛けてるんで、私の身体はつながれたまま宙に浮く形になる。いよいよだ。
機外へ飛び出す。
一瞬だけ、上だか下だか、なんか分かんなくなる。
下を見てると、肩をポンポンとされるんで、両腕両脚を広げる。
あの落下していくなかで見た光景は、書けないな。
陸と海と雲が見えたよ。
すごい風圧を全身に感じる。
落ちてるんぢゃなくて、飛んでるってほうに近いんぢゃないかと。
浮遊感はないけどね。なんでも時速200キロを超えてるらしいから。
ときどきマスターが脚をからめて、エビ反るようにか姿勢を直そうとするんで対応する。
この高さからだと、自由落下はおよそ1分間らしい。
私はずーっと何か叫んでたと思うけど、地球に向かって落ちていく、あのひとときは至福の時間です。
パラシュートが開いたらしく、次の瞬間ブレーキがかかって、急速に上へ浮き上がるような感じがする。
体勢を頭が上・足が下の普通に立て直して、あとはフワフワ飛びながら、空を散歩してる感じ。
ゆっくりと飛んでるスピードで周りや下を見るのも、これまた楽しい。
途中でパラシュートの操縦をさせてくれる。右を引けば右へ曲がる、左を引けば左へ曲がる。引くってのは腕を下に引くんだが、けっこう力要るよ。
どこ降りるんだか見当つかなかったんだけど、近づいてきたら、あのグラウンドみたいなとこだなって分かった。
脚を前に出して着地へ。地面に近づくとけっこうスピードある。着いたらすぐ立つ。
いやー、楽しい。
またやりたいって思った。
4千メートル上から地上を見たってのもあるし、ものすごい風を受けて「飛んだ」ってのもあるし、腹の底から絶叫したってのもあるし、その結果、なんかアタマん中からっていうか全身から、何もかもがブッとんでったって感じ。
自殺願望みたいなもんがあったわけでもなんでもないけど、まさに生まれ変わった気分。(それまでの自分は4200メートル上空に置いてきた、っつーかさ。)
ウルトラ・リフレッシュされました、俺。
(翌日の午後には、スパでほぐしてもらって、もうカンペキ。)
10月6日の午前中に、予定どおり、スカイダイビングしてきた。
ホテルに9時ごろ迎えに来てもらって、ハイテンションな運転(?)の車で、空港まで行く。
事務所で、ビデオ見て説明を受けて、申込書に必要事項を記入。
(途中で、それより前に飛んできたグループのみなさんが帰ってくる。妙にテンション高い。「みなさんも、飛ぶ前は静かだったりしますが、帰ってくると、あーなります」とのこと。やっぱ楽しそう。)
飛び方の要点は三つ。
(1)飛び出すときは両腕を胸の前でXに組んで、上を見る。
(タンデムなんで、いつ出るかは一緒にくっついてるマスターが決める。)
(2)飛び出したら、マスターが肩をたたくんで、そしたら両腕をひろげてエビ反る。
(3)着地のときは、両足を前に出す。
数ページにわたる冊子状の書類には、サインするところが、いっぱいある。
ここまで来て、権利だ責任だ補償だなんて、細かいこと気にしちゃいらんない。
どーせ飛ぶ気なんで、内容なんか見ずに、バンバン署名する。
高度は希望で上げられるので、いちばん高い4200メートルでお願いする。
支払いを含めて手続き済んだら、持ち物ぜんぶロッカーに入れる。
ポケット空にして、自分のポロシャツ・ジーンズの上から、ダイビング用のスーツ(綿のつなぎ)を着る。
さて、準備できたら、タンデム・マスターに紹介してもらう。
(「ハジメテ?(自分は)3カイメ」って、そういうツカミありですか?)
二人をくっつけるための装具を装着して、いざ出発。
(ちなみに複数で行く場合、最初に飛ぶひとと最後に飛ぶひとが、怖いそうです。)
少し雲あるけど、まずまずいい天気。
(前日は空模様をみながら、予定時刻からしばらく出発待ちをしたらしい。着地地点が晴れてれば飛べるんだそうで。)
座席に後ろ向きになって飛行機に乗るのは、ちょっと変わった感じ。
ちなみに後方側面の乗り降り口は、開けたまんま飛び上がっていく。
(近くに座ることになる最初のひとが怖い理由。)
だいぶ上がったなーと思ったら、まだ1000mだと。
そろそろかなーと思ったら、「ハンブン」だって。
マスターが後ろについて、装具で二人をつなぐ。かなりギュッと締める感じ。
透明でフチなしのゴーグルをつける。あー、手に汗かいてきた。
ゴーグルが曇るなーと思ってイジろうとしてると、後ろの飛び出し口をガラッと開けた瞬間、冷たい空気が入ってきて、視界はクリアになる。
予定の高度まで来たら、ゴチャゴチャ説明なんかなし、やおら出発してくよ。今回、私は3番手。
あれよあれよと2組が出てって、さあ出口にズリズリと(立って歩ける屋根の高さぢゃない)移動。
えーと、両腕を組んでぇ、ってやってると、出口に腰掛けろっていう。
怖いなー、飛行機から脚をプランプランさせるのは。
どんだけ高けぇんだよ、って見ようとしたら、マスターに頭をグイっと引かれて、上を向かされる。ああ、そうだった。
そのとき、マスターが出口に腰掛けてるんで、私の身体はつながれたまま宙に浮く形になる。いよいよだ。
機外へ飛び出す。
一瞬だけ、上だか下だか、なんか分かんなくなる。
下を見てると、肩をポンポンとされるんで、両腕両脚を広げる。
あの落下していくなかで見た光景は、書けないな。
陸と海と雲が見えたよ。
すごい風圧を全身に感じる。
落ちてるんぢゃなくて、飛んでるってほうに近いんぢゃないかと。
浮遊感はないけどね。なんでも時速200キロを超えてるらしいから。
ときどきマスターが脚をからめて、エビ反るようにか姿勢を直そうとするんで対応する。
この高さからだと、自由落下はおよそ1分間らしい。
私はずーっと何か叫んでたと思うけど、地球に向かって落ちていく、あのひとときは至福の時間です。
パラシュートが開いたらしく、次の瞬間ブレーキがかかって、急速に上へ浮き上がるような感じがする。
体勢を頭が上・足が下の普通に立て直して、あとはフワフワ飛びながら、空を散歩してる感じ。
ゆっくりと飛んでるスピードで周りや下を見るのも、これまた楽しい。
途中でパラシュートの操縦をさせてくれる。右を引けば右へ曲がる、左を引けば左へ曲がる。引くってのは腕を下に引くんだが、けっこう力要るよ。
どこ降りるんだか見当つかなかったんだけど、近づいてきたら、あのグラウンドみたいなとこだなって分かった。
脚を前に出して着地へ。地面に近づくとけっこうスピードある。着いたらすぐ立つ。
いやー、楽しい。
またやりたいって思った。
4千メートル上から地上を見たってのもあるし、ものすごい風を受けて「飛んだ」ってのもあるし、腹の底から絶叫したってのもあるし、その結果、なんかアタマん中からっていうか全身から、何もかもがブッとんでったって感じ。
自殺願望みたいなもんがあったわけでもなんでもないけど、まさに生まれ変わった気分。(それまでの自分は4200メートル上空に置いてきた、っつーかさ。)
ウルトラ・リフレッシュされました、俺。
(翌日の午後には、スパでほぐしてもらって、もうカンペキ。)