J.L.ボルヘス作 鼓直訳 1993年 岩波文庫版
きのうのつづき。
っていうのは、「薔薇の名前」と一緒に買って、旅先まで持ってった本ってことだけど。
(こちらは、行きの成田空港までの電車んなかと、帰ってきてから読んだ。文庫は軽いからいいね。)
書物のたくさんある迷宮、みたいなことで、なんかっつーと並び称される、引き合いに出されるからね、「薔薇の名前」とボルヘス。
この機会に読んでおこうと思ったわけだ。特に「バベルの図書館」。
前々から読もう読もうと思ってたんだけど、ようやく手にとったってのが実際だけど。
んー、なんか、いまひとつよく分からん。
「バベルの図書館」も、私の頭が悪いのか、どうもすんなりイメージできない。
>(他の者たちは図書館と呼んでいるが)宇宙は、真ん中に大きな換気孔があり、きわめて低い手すりで囲まれた、不定数の、おそらく無限数の六角形の回廊で成り立っている。どの六角形からも、それこそ際限なく、上の階と下の階が眺められる。回廊の配置は変化がない。一辺につき長い本棚が五段で、計二十段。それらが二辺をのぞいたすべてを埋めている。その高さは各階のそれであり、図書館員の通常の背丈をわずかに超えている。棚のない辺のひとつが狭いホールに通じ、このホールは、最初の回廊にそっくりなべつの回廊や、すべての回廊に通じている。
…。
やっぱ、もうちょっと若いとき(初めて「バベルの図書館」というのを聞いたのは高校生のときだった)、カミュとか読んで背伸びしたがってたときに読んどきゃあ、もうちょっと面白がったのかもしれないけど、私。
八岐の園
「プロローグ」
「トレーン、ウクバール、オルビス・テルティウス」
「アル・ムターシムを求めて」
「『ドン・キホーテ』の著者、ピエール・メナール」
「円環の廃墟」
「バビロニアのくじ」
「ハーバート・クエインの作品の検討」
「バベルの図書館」
「八岐の園」
工匠集
「プロローグ」
「記憶の人、フネス」
「刀の形」
「裏切り者と英雄のテーマ」
「死とコンパス」
「隠れた奇跡」
「ユダについての三つの解釈」
「結末」
「フェニックス宗」
「南部」
きのうのつづき。
っていうのは、「薔薇の名前」と一緒に買って、旅先まで持ってった本ってことだけど。
(こちらは、行きの成田空港までの電車んなかと、帰ってきてから読んだ。文庫は軽いからいいね。)
書物のたくさんある迷宮、みたいなことで、なんかっつーと並び称される、引き合いに出されるからね、「薔薇の名前」とボルヘス。
この機会に読んでおこうと思ったわけだ。特に「バベルの図書館」。
前々から読もう読もうと思ってたんだけど、ようやく手にとったってのが実際だけど。
んー、なんか、いまひとつよく分からん。
「バベルの図書館」も、私の頭が悪いのか、どうもすんなりイメージできない。
>(他の者たちは図書館と呼んでいるが)宇宙は、真ん中に大きな換気孔があり、きわめて低い手すりで囲まれた、不定数の、おそらく無限数の六角形の回廊で成り立っている。どの六角形からも、それこそ際限なく、上の階と下の階が眺められる。回廊の配置は変化がない。一辺につき長い本棚が五段で、計二十段。それらが二辺をのぞいたすべてを埋めている。その高さは各階のそれであり、図書館員の通常の背丈をわずかに超えている。棚のない辺のひとつが狭いホールに通じ、このホールは、最初の回廊にそっくりなべつの回廊や、すべての回廊に通じている。
…。
やっぱ、もうちょっと若いとき(初めて「バベルの図書館」というのを聞いたのは高校生のときだった)、カミュとか読んで背伸びしたがってたときに読んどきゃあ、もうちょっと面白がったのかもしれないけど、私。
八岐の園
「プロローグ」
「トレーン、ウクバール、オルビス・テルティウス」
「アル・ムターシムを求めて」
「『ドン・キホーテ』の著者、ピエール・メナール」
「円環の廃墟」
「バビロニアのくじ」
「ハーバート・クエインの作品の検討」
「バベルの図書館」
「八岐の園」
工匠集
「プロローグ」
「記憶の人、フネス」
「刀の形」
「裏切り者と英雄のテーマ」
「死とコンパス」
「隠れた奇跡」
「ユダについての三つの解釈」
「結末」
「フェニックス宗」
「南部」