大友克洋 1996年 講談社
ついでなんで、もうひとつ大友克洋。(私の持ってる大友の単行本は、これで一旦おしまいだし。)
ヤングマガジン編集部による「大友克洋短編集(2)」ってことになる。((1)は「彼女の想いで…」か。)
しかし、初出はまちまちだったりする。(それ考えると、よくぞ一冊にまとめてくれたなって思う。)
あとがきで「これでもう単行本に収録できる作品は在庫一掃ですから。もう次に単行本を出すときは新作しかないという。」なんて著者は言ってますけど。
・「SOS大東京探検隊」朝日ソノラマ マンガ少年1980年
子どもたちが、東京の地下に入ってく話。幻の地下鉄丸ノ内駅を探し出す冒険。
・「RUN」小学館 GORO1979年
刑事が殺人事件の重要参考人である暴力団関係者の若いもんを追う話。
走るとこの描写、いいっすね。あと何気ないけど、カメラアングルがぐるぐるしてる画が何ともいい。
・「SPEED」光文社 JUST COMIC1982年
高校んときの同級生たちといまだにロックバンドなんかやってるいい大人たちの話。
「おっ ドライブ すてるなや」って東北弁ですか。
・「猫はよく朝方に帰ってくる」少年画報社 ヤングコミック1981年
猫探しを依頼された、叔父のやってる興信所のお余りでどうにか食い繋いでいる下請け探偵の話。
>主人公は青池保子さんの「エロイカより愛をこめて」のパロディ っだってんだけど、私は知りません。
・「危ない!生徒会長」みのり書房 コミックアゲイン1979年
これは笑う。少女マンガ的技法をつかって書かれた、なんでこんなもの描いたの?って思う謎の作品。
少女マンガをおちょくってるとしか思えないんだけど、あとがきで「少女誌に、この作品を持ちこんで、少女漫画家に絵を描いてもらって原作で続けようと思ってたんですが…。」とかヘンなこと著者は言ってます。
・「訪問者」徳間書店 SFアドベンチャー1984年
訪問者の視点で描かれてる、うーん、なんつーか、習作みたいなの。
あとがきで「まあ失敗作ですね。」と言っちゃってます。
・「サン・バーグヒルズの想い出」プレイガイド・ジャーナル社 漫金超1980年
西部劇ですね。西部劇につきものの、銃撃戦がいいです。
・「大友克洋の栄養満点!」ロッキング・オン rockin'on1979年と1980年
2ページもの二点。ひとつは裏返しになってる人が元に戻る。もうひとつはガリバー旅行記。
・「マドロスくん」角川書店 バラエティ1982年
なんかよくわかんない脱力系のマンガだなあ。諸星大二郎のかるーいギャグものともまたちょっと違う感じ。
あとがきで「こういうのをどーしよーもない作品ていうんでしょうね。」と言っちゃってますけど。
・「とことんそれまでくん」「日常の中の物語」徳間書店 アニメージュ1987年
4コママンガ。映画「アキラ」制作中の息抜きで描いたそうで、ペン入れしてません、下書きのまんまみたい。
・「饅頭こわい」角川書店 バラエティ1982年
マンガというか、イラストつきエッセイみたいなの、2ページものを2ヵ月にわたって連載したらしい。
饅頭に対する愛があふれてはいますが。
・「上を向いて歩こう」講談社 ヤングマガジン1985年
東京オリンピック頃の若者の話ですね、パロディらしいけど。
・「火之要鎮」イースト・プレス COMIC CUE1995年
江戸の町火消しの話だな、こりゃ。これは初出で読んだんだけどね、突然なにをやりだしたのかと驚かされた。
「どうでへ となりが でへぶ をとなしくなった ぢゃねへかィ」ってセリフとかね。
(「どうだい、隣が大分大人しくなったぢゃねえか」なんだけど。最後の「かィ」が江戸っ子っぽいよね。)
あとがきで、なんか江戸物をやりたいって力説してんだけど、どうやら今度の新連載は、江戸だか明治だかそういう時代らしい。
SFであれだけ緻密な都市の光景とか描いたひとが、イノシシを描くのが難しい、なんて言ってるとこが、めちゃめちゃ面白いんだけど。
とにかく私は、そんな大友克洋を支持します。
ついでなんで、もうひとつ大友克洋。(私の持ってる大友の単行本は、これで一旦おしまいだし。)
ヤングマガジン編集部による「大友克洋短編集(2)」ってことになる。((1)は「彼女の想いで…」か。)
しかし、初出はまちまちだったりする。(それ考えると、よくぞ一冊にまとめてくれたなって思う。)
あとがきで「これでもう単行本に収録できる作品は在庫一掃ですから。もう次に単行本を出すときは新作しかないという。」なんて著者は言ってますけど。
・「SOS大東京探検隊」朝日ソノラマ マンガ少年1980年
子どもたちが、東京の地下に入ってく話。幻の地下鉄丸ノ内駅を探し出す冒険。
・「RUN」小学館 GORO1979年
刑事が殺人事件の重要参考人である暴力団関係者の若いもんを追う話。
走るとこの描写、いいっすね。あと何気ないけど、カメラアングルがぐるぐるしてる画が何ともいい。
・「SPEED」光文社 JUST COMIC1982年
高校んときの同級生たちといまだにロックバンドなんかやってるいい大人たちの話。
「おっ ドライブ すてるなや」って東北弁ですか。
・「猫はよく朝方に帰ってくる」少年画報社 ヤングコミック1981年
猫探しを依頼された、叔父のやってる興信所のお余りでどうにか食い繋いでいる下請け探偵の話。
>主人公は青池保子さんの「エロイカより愛をこめて」のパロディ っだってんだけど、私は知りません。
・「危ない!生徒会長」みのり書房 コミックアゲイン1979年
これは笑う。少女マンガ的技法をつかって書かれた、なんでこんなもの描いたの?って思う謎の作品。
少女マンガをおちょくってるとしか思えないんだけど、あとがきで「少女誌に、この作品を持ちこんで、少女漫画家に絵を描いてもらって原作で続けようと思ってたんですが…。」とかヘンなこと著者は言ってます。
・「訪問者」徳間書店 SFアドベンチャー1984年
訪問者の視点で描かれてる、うーん、なんつーか、習作みたいなの。
あとがきで「まあ失敗作ですね。」と言っちゃってます。
・「サン・バーグヒルズの想い出」プレイガイド・ジャーナル社 漫金超1980年
西部劇ですね。西部劇につきものの、銃撃戦がいいです。
・「大友克洋の栄養満点!」ロッキング・オン rockin'on1979年と1980年
2ページもの二点。ひとつは裏返しになってる人が元に戻る。もうひとつはガリバー旅行記。
・「マドロスくん」角川書店 バラエティ1982年
なんかよくわかんない脱力系のマンガだなあ。諸星大二郎のかるーいギャグものともまたちょっと違う感じ。
あとがきで「こういうのをどーしよーもない作品ていうんでしょうね。」と言っちゃってますけど。
・「とことんそれまでくん」「日常の中の物語」徳間書店 アニメージュ1987年
4コママンガ。映画「アキラ」制作中の息抜きで描いたそうで、ペン入れしてません、下書きのまんまみたい。
・「饅頭こわい」角川書店 バラエティ1982年
マンガというか、イラストつきエッセイみたいなの、2ページものを2ヵ月にわたって連載したらしい。
饅頭に対する愛があふれてはいますが。
・「上を向いて歩こう」講談社 ヤングマガジン1985年
東京オリンピック頃の若者の話ですね、パロディらしいけど。
・「火之要鎮」イースト・プレス COMIC CUE1995年
江戸の町火消しの話だな、こりゃ。これは初出で読んだんだけどね、突然なにをやりだしたのかと驚かされた。
「どうでへ となりが でへぶ をとなしくなった ぢゃねへかィ」ってセリフとかね。
(「どうだい、隣が大分大人しくなったぢゃねえか」なんだけど。最後の「かィ」が江戸っ子っぽいよね。)
あとがきで、なんか江戸物をやりたいって力説してんだけど、どうやら今度の新連載は、江戸だか明治だかそういう時代らしい。
SFであれだけ緻密な都市の光景とか描いたひとが、イノシシを描くのが難しい、なんて言ってるとこが、めちゃめちゃ面白いんだけど。
とにかく私は、そんな大友克洋を支持します。