きのうと順番前後しちゃうんだけど、先週の話を書きとめとくの忘れてた。
私は、月曜公用火曜は私用で、乗馬をサボっちゃったんだけど、一週間丸々乗らないと不安なので、木曜日に朝練しといた。

乗ったのはエイワヴァージニア。
ふつうに乗ってた(っていうのは、いつもどおりメリハリつけて、馬場の幅の70メートルを伸ばして何歩・詰めて何歩ってやることなんだけど)んだけど、先生から「その馬もそのくらい動いてくれるといいですね」とほめ(おだて?)られた。
私としては、以前の土日に少年団が乗ってて、ガンガン走ってたのを見てたんで、けっこう警戒してはいたんだけどね。
そんな私個人のことはどーでもいーや。
先週の水曜・木曜には、ちょっとした制作物のために、美浦乗馬苑の乗馬たちを使っての撮影が行われた。

水曜日に使ったのは、ショウナンカザン、クリスタルウイング、カシマストロング、シングンレジェンドの4頭。
出張厩舎にいって、競走馬の役をやりました。たいした演技を求められるようなことはないんだけどね。
2年前の某NHKドラマの撮影のときは、慣れない環境で、ヒンヒン鳴いた馬がいたことが記憶にあったんだけど、今回はどの馬もおとなしくて、撮影は順調にはかどったみたいでした。偉いぞ、みんな!

それから、次の日は、ウォータートレッドミルで調教してる馬を撮りたい、ってムチャなリクエストに対応。
さすがに、こればっかりは経験のない馬には難しいだろうってことで、調べた結果、競走馬時代にやったことのあるエアサンタムールに、白羽の矢がたった。
サンタは優秀だけど、乗馬になって、丸五年。正直、できなかったらゴメンなさいってつもりで、私たちはつれてった。
5年もの間、近寄ったこともないであろうウォータートレッドミルに、サンタは、ちょっとびっくりしながらみたいにみえたけど、無事入った!

運転をし始めてからは5分もかからなかっただろうけど、撮影のあいだ、おとなしくサンタは水中歩行をしていた。
おとなしいとか、アタマいいとか、勇気があるとか、ってだけぢゃなくて、ただただ、偉いな、いい馬だと思った。
障害を飛んだりとかっていうより、馬術的に高い能力をみせるとかっていうより、こういうムチャな要求したときに、いうことをきいてジッと耐えてる乗馬をみてると、私は馬を偉いなって思う、敬意をはらう、大げさにいうと胸が熱くなる。
なんだかわかんないけど、やらされて、誰だってヤだよな、こんなとこ入るの。
でもパニックにならず、おとなしく従ってくる、そのまなざしやそぶりをみてると、引き手をもつ人への信頼を感じるからである。
「なんで今日に限ってこんなことさせられんのか、わかんないけど、いうこときいてればひどいことにはなんないだろ。お役にたてるんなら、しかたないからやりますよ」って人についてくる馬、ほんと偉大だと思う。
えらいぞ、サンタ、こういう馬がいることを誇りに思うよ。
さあ、きょうの乗馬の話にしますか。
予定どおり二日連続で乗馬に行ったんだけど。天気だけが予定どおりにならず。
予報では明け方まで雨で、そのあと上がるはずだったんだけど、6時ころ降ってなかったのに、8時ころになったら降りだした。
あらためてウェザーニュースとか見たら、10時ころが一番雨量多いって変わってる、こんなことなら7時過ぎから乗っちゃうんだった。
8時半に行って、ネワラいじくり始めたときは、この雨のなか乗りたくないなって強さだった。
しょーがいないんで、そのうち上がらないかなって、作業しながら空を見上げて待つ。
9時10分ころになって、ちょっと弱くなったし、空明るくなったんで、チャーンスってばかりに、さっさと馬装する。

馬はホワイトウォーリアー。馬房のなかいるとこをのぞくと愛嬌あるんだけど、乗るとなかなかパワフルである。
ひとの乗ってるの見てると、障害の飛びかたが、なんか要注意な感じがする。

急いでスピードアップするっていうより、なんか踏み切って前肢が持ちゃがってくるスピードが速く見えるんだよね、私には。
たぶん自分が乗ったら、予想外の動きに、ついてけないような気がする。
ひとによって判断違うと思うんで、実際の動き見て判断してください↓
さて、でも今日は障害はやらない展開。
それはいいけど、とにかくデカイ馬なんで、なんか難しい、アブミは気持ち1穴短くして、ふつうにウォーミングアップ。
駈歩出したり、歩度伸ばそうとしたときに、ハネそうな感じがした。おいおい、よしてくれよ、そのガタイでパッツンはねたら、俺なんかひとたまりもないぜ。

駈歩は、気持ちいい。オリアンダー(最近乗ってないけど)と双璧だな、上下動は大きいんだけどフワンフワンする。
でも馬体がでかくて、油断するとグラグラしちゃうんで、ふくらはぎの下のほうで抱え込むように意識する。
でもでも意識すると、かえって下半身が硬くなっちゃうんだな、何も考えず揺られていよう。
ちょっと休憩したら、速歩で大きく周回して、ときどき直線上を歩度のばしてみる。
左手前のとき、外(右)のラチに寄って、アブミがぶつかったりしそうになるんで、蹄跡より少しなかに入って回る。右手前のときはラチに寄ったりしないんだけどね。
あんまり伸びてる感じがしないけど、繰り返す。

うーん、クビがどんどん下がってって、うけてるっていうよりはモタレてる感じがしてきた。ふつう逆なんだけどね、最初モタレてても動き出したらウケてくれるもんだが。
こんど駈歩。あらら、伸ばそうとしても、動いてくれないよ。あの障害に向かうときの感じが出てこない。
この段階でありえないことなんだけど、ムチを脚のあたりに当てたりして、前に出ることをうながす。
左右の手前で何度か繰り返すんだけど、うまく動かないなー。ナメられてるかな、こりゃ。
(12月9日付記 本気で走られたら抑えらんない、ってビビッてるから、強気にバシンッといかないのが、馬にばれてたよーな気がする。)

伸ばしてったつもりのあと、詰めようとすると止まっちゃいそうになるし。
ときどき巻乗り入れたりして、ハミうけをさぐる。
だんだん馬が伸びてっちゃうような感じのまま、人間がくたびれちゃって、練習終了。
途中まで、あーだこーだ喋りながら乗ってたんだけど、最後は無口になっちゃった。身体に力入れようとすると、自然にペラペラ何か言うのは難しい。
くらべると、きのうのミラノが障害を拒否しながらも、なんだかんだ動いてたんだなって思う。
前に出てねー、ウケてねーと思ったんだけど、先生の講評によれば「あれ以上起こそうとしたりすると躓く、馬本来のバランス重視で」ということなんで、アタマの位置はあまり気にしていじくんないで自然に任すのがいいみたい。
雨は上がったけど、なんか寒くなってきた(寒冷前線が通過したんだろか)。クールダウンしてると、馬から(自分ぢゃ見えないけど、たぶん人からもだよ)湯気あがってる感じ、吐く息は間違いなく白く見える。

温風あてながら洗ってやったら、リンゴやって、おしまい。
温風機に興味はあるんだけど、ちょっと腰引けてた感じがした、ホワイトウォーリアー。
私は、月曜公用火曜は私用で、乗馬をサボっちゃったんだけど、一週間丸々乗らないと不安なので、木曜日に朝練しといた。

乗ったのはエイワヴァージニア。
ふつうに乗ってた(っていうのは、いつもどおりメリハリつけて、馬場の幅の70メートルを伸ばして何歩・詰めて何歩ってやることなんだけど)んだけど、先生から「その馬もそのくらい動いてくれるといいですね」とほめ(おだて?)られた。
私としては、以前の土日に少年団が乗ってて、ガンガン走ってたのを見てたんで、けっこう警戒してはいたんだけどね。
そんな私個人のことはどーでもいーや。
先週の水曜・木曜には、ちょっとした制作物のために、美浦乗馬苑の乗馬たちを使っての撮影が行われた。

水曜日に使ったのは、ショウナンカザン、クリスタルウイング、カシマストロング、シングンレジェンドの4頭。
出張厩舎にいって、競走馬の役をやりました。たいした演技を求められるようなことはないんだけどね。
2年前の某NHKドラマの撮影のときは、慣れない環境で、ヒンヒン鳴いた馬がいたことが記憶にあったんだけど、今回はどの馬もおとなしくて、撮影は順調にはかどったみたいでした。偉いぞ、みんな!

それから、次の日は、ウォータートレッドミルで調教してる馬を撮りたい、ってムチャなリクエストに対応。
さすがに、こればっかりは経験のない馬には難しいだろうってことで、調べた結果、競走馬時代にやったことのあるエアサンタムールに、白羽の矢がたった。
サンタは優秀だけど、乗馬になって、丸五年。正直、できなかったらゴメンなさいってつもりで、私たちはつれてった。
5年もの間、近寄ったこともないであろうウォータートレッドミルに、サンタは、ちょっとびっくりしながらみたいにみえたけど、無事入った!

運転をし始めてからは5分もかからなかっただろうけど、撮影のあいだ、おとなしくサンタは水中歩行をしていた。
おとなしいとか、アタマいいとか、勇気があるとか、ってだけぢゃなくて、ただただ、偉いな、いい馬だと思った。
障害を飛んだりとかっていうより、馬術的に高い能力をみせるとかっていうより、こういうムチャな要求したときに、いうことをきいてジッと耐えてる乗馬をみてると、私は馬を偉いなって思う、敬意をはらう、大げさにいうと胸が熱くなる。

なんだかわかんないけど、やらされて、誰だってヤだよな、こんなとこ入るの。
でもパニックにならず、おとなしく従ってくる、そのまなざしやそぶりをみてると、引き手をもつ人への信頼を感じるからである。
「なんで今日に限ってこんなことさせられんのか、わかんないけど、いうこときいてればひどいことにはなんないだろ。お役にたてるんなら、しかたないからやりますよ」って人についてくる馬、ほんと偉大だと思う。
えらいぞ、サンタ、こういう馬がいることを誇りに思うよ。
さあ、きょうの乗馬の話にしますか。
予定どおり二日連続で乗馬に行ったんだけど。天気だけが予定どおりにならず。
予報では明け方まで雨で、そのあと上がるはずだったんだけど、6時ころ降ってなかったのに、8時ころになったら降りだした。
あらためてウェザーニュースとか見たら、10時ころが一番雨量多いって変わってる、こんなことなら7時過ぎから乗っちゃうんだった。
8時半に行って、ネワラいじくり始めたときは、この雨のなか乗りたくないなって強さだった。
しょーがいないんで、そのうち上がらないかなって、作業しながら空を見上げて待つ。
9時10分ころになって、ちょっと弱くなったし、空明るくなったんで、チャーンスってばかりに、さっさと馬装する。

馬はホワイトウォーリアー。馬房のなかいるとこをのぞくと愛嬌あるんだけど、乗るとなかなかパワフルである。
ひとの乗ってるの見てると、障害の飛びかたが、なんか要注意な感じがする。

急いでスピードアップするっていうより、なんか踏み切って前肢が持ちゃがってくるスピードが速く見えるんだよね、私には。
たぶん自分が乗ったら、予想外の動きに、ついてけないような気がする。
ひとによって判断違うと思うんで、実際の動き見て判断してください↓
さて、でも今日は障害はやらない展開。
それはいいけど、とにかくデカイ馬なんで、なんか難しい、アブミは気持ち1穴短くして、ふつうにウォーミングアップ。
駈歩出したり、歩度伸ばそうとしたときに、ハネそうな感じがした。おいおい、よしてくれよ、そのガタイでパッツンはねたら、俺なんかひとたまりもないぜ。

駈歩は、気持ちいい。オリアンダー(最近乗ってないけど)と双璧だな、上下動は大きいんだけどフワンフワンする。
でも馬体がでかくて、油断するとグラグラしちゃうんで、ふくらはぎの下のほうで抱え込むように意識する。
でもでも意識すると、かえって下半身が硬くなっちゃうんだな、何も考えず揺られていよう。
ちょっと休憩したら、速歩で大きく周回して、ときどき直線上を歩度のばしてみる。
左手前のとき、外(右)のラチに寄って、アブミがぶつかったりしそうになるんで、蹄跡より少しなかに入って回る。右手前のときはラチに寄ったりしないんだけどね。
あんまり伸びてる感じがしないけど、繰り返す。

うーん、クビがどんどん下がってって、うけてるっていうよりはモタレてる感じがしてきた。ふつう逆なんだけどね、最初モタレてても動き出したらウケてくれるもんだが。
こんど駈歩。あらら、伸ばそうとしても、動いてくれないよ。あの障害に向かうときの感じが出てこない。
この段階でありえないことなんだけど、ムチを脚のあたりに当てたりして、前に出ることをうながす。
左右の手前で何度か繰り返すんだけど、うまく動かないなー。ナメられてるかな、こりゃ。
(12月9日付記 本気で走られたら抑えらんない、ってビビッてるから、強気にバシンッといかないのが、馬にばれてたよーな気がする。)

伸ばしてったつもりのあと、詰めようとすると止まっちゃいそうになるし。
ときどき巻乗り入れたりして、ハミうけをさぐる。
だんだん馬が伸びてっちゃうような感じのまま、人間がくたびれちゃって、練習終了。
途中まで、あーだこーだ喋りながら乗ってたんだけど、最後は無口になっちゃった。身体に力入れようとすると、自然にペラペラ何か言うのは難しい。
くらべると、きのうのミラノが障害を拒否しながらも、なんだかんだ動いてたんだなって思う。
前に出てねー、ウケてねーと思ったんだけど、先生の講評によれば「あれ以上起こそうとしたりすると躓く、馬本来のバランス重視で」ということなんで、アタマの位置はあまり気にしていじくんないで自然に任すのがいいみたい。
雨は上がったけど、なんか寒くなってきた(寒冷前線が通過したんだろか)。クールダウンしてると、馬から(自分ぢゃ見えないけど、たぶん人からもだよ)湯気あがってる感じ、吐く息は間違いなく白く見える。

温風あてながら洗ってやったら、リンゴやって、おしまい。
温風機に興味はあるんだけど、ちょっと腰引けてた感じがした、ホワイトウォーリアー。
