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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

ドラゴンボールの秘密

2019-10-19 17:43:19 | 読んだ本

世田谷ドラゴンボール研究会 1993年 データハウス
先日読んだ『快楽としての読書 日本篇』のなかに、『磯野家の謎』をとりあげた章があった。
(「学術的な遊び」初出「週刊朝日」1993.2.5)
そこでは、シャーロック・ホームズ学を引き合いに出して、「その点、サザエさん漫画といふ対象を発見した岩松研吉郎とその友人たちは賢かつた」って目のつけどころはほめてるんだけど。
肝心な謎解きに関しては、
>(略)現象として指摘されてゐるだけで、その理由は考えられてゐない。これは、せつかくおもしろい遊びを案出したのに遊び心が足りないやうで、残念な気がした。
>(略)理由を作者に持つてゆくのでは、世界が乱れ、ゲームが成立しなくなる。ここはもつと丁寧に調べ、然るべく理屈をつけてもらひたかつた。
とか、きわめかたが甘いんぢゃないのと厳しく評してるのだが。
それはいいとして、そーいや読んだ気がするな、どっかになかったっけ、って押入れをかきまわしたんだけど見つからなくて、代わりに出てきたのが、これ。
巻末の宣伝をみると、このシリーズで「世田谷サザエさん研究会」という著者が『サザエさんの秘密』と『サザエさんの悲劇』って研究本を出してるらしいんだが、これは前掲書の、彩図社の「東京サザエさん学会」とはちがうんで、まあなんか似て非なる一連のもののひとつらしいが。
出版当時、ドラゴンボールは34巻まで出てたらしく、最終的には42巻までいくし、まだ途中なんだけど、まあ、こういうのは、そのとき早く出したもん勝ちなんで、急いでつくったんでしょ、きっと。
いま思うと、ほかの「ゴルゴ13の秘密」とかのほうがおもしろそうな気がするんだけど、なんで私がこれ持ってんのかは自分でもよくわからない。
しかも、大阪空港のブックショップのカバーがかかってんだよな、どこでなにしてたのかまったくおぼえてないけど。(思い出す気もない。)
なかみは、主人公の孫悟空は何歳でしょうとか、師匠の亀仙人の家はどこにあるんでしょうとか、まあ、それっぽいのが並べられてますが。
ひさしぶりにパラパラと読み返してみたわけだが、当時読んだときとたぶん同じで、わるいけどあんまりおもしろいとも思わない。
なんかね、秘密とか謎の発見ってほどぢゃないような気がするんだ、よく読めばたしかに描いてあることをあらためて整理したというか、そんな感じ。
うーん、いま思いついた感想としては、あんまり秘密とかって誰も知らないこと期待させるんぢゃなくて、作品世界の百科事典つくりますとかってほうがいいんぢゃないのって気がする。大きなお世話か。
秘密ということで質問形式であげられている項目はぜんぶで61章で、おおきな構成分けは以下のとおり。
「ドラゴンボールの歴史」
「ドラゴンボールの地理と経済」
「個性豊かなキャラクターたち」
「神様とその周辺」
「戦士たちのワザと戦法」
「サイヤ人の秘密」
「ナメック人とドラゴンボール」

コメント
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