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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

競技会で落馬

2009-06-10 21:12:15 | 馬が好き
きのう、年に一度の馬術の競技会で、落馬した。
おはずかしい話だが、たった40センチの障害が跳べずにだ。
競馬みたいに走ってる馬の上から派手に落ちたんぢゃなくて、
馬が、ビタッと止まって、人間だけが、コロンと落ちたわけだ。
完全に跳ぶ勢いだったから、まさか落ちるだなんて思いもしなかった。
なんで跳ばなかったのか、いまでもわからない。なぜだ。

競技会で落馬したのは2度目。
前回は、去年の10月、やっぱり障害(それは80センチくらい)の前で、
馬が止まったんで、思いっきり前に投げ出されて、障害に激突した。

自分で言うのもなんなんだけど、私は練習ではめったに落馬しない。
まあ、落馬すんのがヤなんで、ヤバイと思ったら、馬体にしがみついたり、
無意識にスローダウンしたり、止めたりしちゃうからだろうけど。
周囲は、それを「しぶとい」と言うし、
おだてながら教えてくれる先生は「バランスがいい」と言うが。

なぜか競技会では、跳ばなかった瞬間に馬の上にいることができず、落ちてしまう。
たぶん、人間だけが、いつもより跳ぶ気満々で、先に飛んでるんだろうが。
わかっていても、直すのは難しい。それが乗馬。

※写真は私のはずもなく、単なるイメージ画像。
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若き数学者のアメリカ

2009-06-08 20:10:33 | 好きな本
藤原正彦 昭和56年 新潮文庫版
おもしろい本です。
私の持っているのは、昭和59年の六刷なんですが、高校3年のときだったか、某予備校の現代国語の講師が薦めてくれて、読みました。
「面白い本」と、その講師は紹介しました。
「『これと同じくらい面白い本をまた紹介してくれ』と言われるんだが、そんなのなかなか無いんで、それは困る」とも言ってました。
私も、ひとに面白い本として、これを薦めます。そして、面白かったという感想を聞かされるたびに、当時の講師とまったく同じセリフを言います。

藤原正彦といえば、ちょっと前に「国家の品格」で一層有名になったみたいで、私はそのとき、藤原さんって、あの藤原さんかよって思ったんですが、これは若いころに本業の数学者としてアメリカにわたったときの体験をつづった本です。
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占いは信じない

2009-06-06 20:16:25 | Weblog
gooトラバ練習板のお題。
どうでもいいんだけど。

私は、占いを信じません。
正確に言うと、占いで、ものを決めたり、行動を変えたりしないってことです。

前は、信じてるっていうか、気にしてるようなとこ、あったんだけど、
いまのような考え方になったのは、はっきりとした理由があります。

諸星大二郎の「西遊妖猿伝」のなかの一節に、
天竺行きに踏み切れないでいる玄奘三蔵が、占い師に占ってもらおうとすると、
「占いは迷っていることに対してするものです あなたはすでに決心しているではありませんか」
と言われるところがあります。
これを読んだとき(もう、かなり昔)お話のなかの玄奘同様、
私もえらく心を打たれました。
何か行動をするのに、迷ってちゃいけない、ほかのものに頼るんぢゃなくて、
自分のことは自分で決めよう!って心に決めました。

以来、占いは、話のネタ(冗談)としては面白く扱ったりしますが、
決して信じて何かしようとしたり、自分の考えを変えたりはしてません。

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確率・統計であばくギャンブルのからくり

2009-06-05 18:38:10 | 読んだ本
谷岡一郎 2001年 講談社ブルーバックス
ギャンブルは、数学の法則に従うことを解き明かす本。
ギャンブルの必勝法っていうんぢゃなくて、どうしたら負けちゃうかの解説。
最初に、確率論の話があって、次に、期待値・控除率の解説。
そして、独立事象と従属事象のゲームの仕組みについて。
独立事象とは、一回一回の確率が独立なもの、たとえばルーレット、
赤が続くと次は黒に賭けたくなるけど、基本的に次どちらが出る確率も2分の1。
従属事象とは、ブラックジャックのように、一度カードが出ちゃったら、
残りのカードが限られているから、そこから戦術が計算できるようなもの。
さらに、次の章が、主題かもしれない「大数の法則」の話。
つまり、どんなゲームも無限回くりかえすと、控除率の分だけ負けるってこと。
(勝つとしたら、ギャンブルして、分散を大きくするしかない。)
で、まあ結論というか、本からもたらされている教えは、
ランダム性というものを理解して、勝負(ギャンブル)するときはする、
それが何かに勝つコツってことになるんだろうなー。

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競馬場で逢おう

2009-06-03 21:47:12 | 読んだ本
寺山修司 1988年 JICC出版局
競馬の話のつづき。
ふと思い出して、20年ぶりくらいに、押入れのなかから出してきた。
寺山修司の競馬予想(?)コラム。
昭和45年から報知新聞紙上に連載されていたもの。
この本には昭和48年、ハイセイコーが負けたダービーまでが収録されている。
私が競馬を知る前の話なので、正直ピンと来ないところもあるけれど、
現在でも新聞とかに書かれているコラムの大部分は、
寺山修司のマネの域を出ていないことはわかる。
スシ屋の政が、ああ言った、こう言ったとかね。


※9月22日付記
昭和48年1月4日のコラムで
>「昔の競馬のほうが面白かったね」と政。
(略)
>「それに比べると近ごろは平均ペースの競馬が多くて、レース内容までサラリーマン化しちゃったよ」
というのがある。非常に面白い。
要は、競馬ファンというのは、いつの時代でも常に「昔に比べると今の競馬はつまらない」と言うってことがよくわかる。
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