かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ビートルズ英国パーロフォンLPレーベル集第2集

2025年01月08日 | The Beatles
今日は、好天。
家事に集中!



ビートルズ英国パーロフォンLPレーベル集第2集をゲット。
何部製作されているのかわからないが、相当レアかつマニアックであることは間違いない。
パーロフォンにこだわっているので、アップレーベルになったホワイトアルバム以降は対象外。
つまり、これで完結。
著者によれば、ほぼすべてのバリュエーションをカバーしているはずとのことだが、その熱意に脱帽。



全部取り上げると切りがないので、後期の代表作であるSGTについて。
私の持っているMONOについては、2頁に渡って説明されているが、4thプレスまであるのだという。
1stプレスの特徴は、THE GRAMOPHONE CO. LTD.の会社名と、SOLD IN U.K.のクレジットが入っているのが特徴だという。
かつ1stプレスは、途中からA Day In The Lifeが消えてしまうのだという。
???
SOLD IN U.K.が、SOLD IN. U.K.と、INの後に".”が入ったりする?



セカンドプレスは、1969年、サードプレスは、マークレーベルが変わり、4thプレスは、1981年の復刻盤になる。
ステレオ盤の説明には、4ページが割かれており、そのバリエーションが多いことがわかる。



翻って私の所有しているMONO盤を確認したところ、典型的な何の変哲もない、ファーストプレスであることがわかった。



ということで、ほっとしたような、ちょっと残念なような。
ちなみにマトリックスが、A面XEX-637-1、B面がXEX-638-1で、A面には、さらにAOGの文字、B面にはAILの文字が見れる。
深い意味はわからないが、これもたぶんオーソドックスなものだろう。

MONO盤を集めていた当時は、まだ正式なMONO音源がデジタル化されていなかったので、聞く度に驚きがあったが、今は、デジタル化されたMONO音源も聴けるので、真にアナログ・コレクター向けになったように思う。
いずれにしても、コレクターの世界は深い。
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"NO HAMBURG NO BEATLES" & BOX

2024年12月14日 | The Beatles
今日は、午前中は、家事に集中。
午後から、映画&コンサート。



映画は、横浜では今日封切りになった"NO HAMBURG NO BEATLES"。
会場は、JACK & BETTYさん。



ビートルズの下積み時代のハンブルグでの活動を追ったドキュメンタリー映画。
短めだが、よくまとまっている。



ハンブルグ時代の代表的な写真だが、まだ、ステュがいて、ドラマーは、ピート。
ハンブルグ時代に、ステュは、亡くなり、ドラマーはリンゴに変わって、ビートルズは完成した。
故人のインタビュー音源、映像、フォアマンの絵を上手く編成し、見たことがない映像をインサートして、顔見せなしのバンド演奏映像を被せて、臨場感もある作品となっていた。

ハンブルグの悪徳興行主として知られるコシュミダは、同性愛で刑務所入りになっていたのだという。
今では、考えられないが。
ハンブルグの街が、WWⅡで、徹底的に破壊されていたことも初めて知った。
長崎の原爆での死者よりも多かったという。
今の、イスラエルを非難できなくなってしまう。
リバプールもロンドンに次ぐ被害を受けていたのだという。
リバプールのビートルズが、ハンブルグで、花開いたと言うのも何か因縁深い。

正直、映画というより、NHKのドキュメンタリー番組でやるような内容ではあるが、ビートルズファンは、押さえておくべき映画だろう。
私は、実際訪れたことがあるので、リアルに雰囲気が伝わってくる。



これは、映画館の手作り?



伊勢佐木町の飾りは、昭和チック。



それから、渋谷へ移動。
凄い人。
駅の改札を出るのに10分近くかかった。



初めてのpleasure pleasure。
初めてのBOX。
BOXの方は、メンバーそれぞれの演奏は、いろんな機会に聞いては、いるが。
竹内まりやさんの新アルバムに、楽曲も提供している。
1988年にファーストアルバムを出して、それから2枚しかアルバムを出していない。
それで、即日完売だったというから恐れ入る。

J POPブームのせいか、ビートルズ人気のせいか、まりやさん人気のせいか。
私は、ビートルズサウンドに近い演奏ということで、前から一度聞きたいと思っていて、今回やっと行けたというところ。


 
座席指定にも関わらず、熱心なファンが、開場前から、行列を作っていた。



シンプルなロゴ。



2階席だったが、こじんまりした会場で(300人ぐらい?)、まったく問題なし。
観客と一体感のあるコンサートが楽しめる。



左から、ベースの小室和之、杉真理、松尾清憲、ギターの田上正和。
奥の左が、ドラムの島村英二、奥の右が、キーボードの小泉信彦。
鉄板の布陣だ。

実は、CDを持ってなくて(ほとんどネット販売らしい)、初めて聞く曲ばかりだが、メロディ、コード進行、間奏、歌詞、いろんなところにビートルズ・テイストが紛れ込まれていて、違和感なく入り込める。
ほとんどコピーと思われる部分もある。
昔のチューリップを、ちょっと思い出す。

フィンランドの杉、僕らのマジカルバス、I don't know (知らんがな) など、まんまっぽい題名の曲もあったが、中には、いろんな曲が紛れ込まされている。
リボルバー以前のビートルズの楽曲をリスペクトしながら、オリジナリティも混ぜ込んで、ライブ感あふれる演奏を繰り広げらるのが、真骨頂。
今日見た映画のネタの出た。
最初にハンブルグに行った時に一緒に行ったのが、ミニバンで、それが、マジカル・ミステリー・ツアーに繋がった?
明日、横浜の上映で、コメントする藤本さんにも遭遇。
ノリのいい曲も多く、途中アコースティックコーナーもあり、また、トークでは、ビートルズの小ネタも混ぜ込んで、楽しくかるライブ感あふれるコンサートだった。
ノスタルジーと言ってしまえばそれまでだが、若い客も多く、場所が渋谷ということもあり、初期のビートルズを味わえる、おおいに楽しめるコンサートだった。
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ビートルズ:10のエレメンツ 2010年代

2024年12月13日 | The Beatles


今日は、寒空の下、ゴルフ。
予約した時は、こんなに温度が下がるとは思わなかった。
でも、風がなかったので、どうにか完走。
富士山の頭も拝めた。
調子は普通。



ごみ焼却場が近くにあるが、煙が出ているのは見えない。
結構、街に近いところにある焼却場だ。



紅葉も終盤。



今回のビートルズ:10のエレメンツは、モントルー・ジャズ・フェスティバルの日程と重なったため、アーカイブ視聴になった。
実際の講義は、1週間前。
本講座後半から、同時配信はなくなって、アーカイブ視聴のみ(1週間限定)になったが、元々INGのテーマではないので、支障はなく、安心してゆっくり見れる。
いよいよ2010年代!
近過去だ。



それにしても、活発な動きを見せた10年間だった。
ビートルズが自らをリフレッシュしていく10年。
ポールとリンゴの2人で、ビートルズを延命させる?
アンソロジーから入ったビートルズファンもいる中、ビートルズの作品を再考察するプロジェクトが相次いだ。

藤本さんが、CDジャーナルを退職したのが、2011年6月で、2015年2月からフリーになられたという。
CDジャーナルを止めIT関連の会社に在籍していたそうで、ビートルズ893の道を歩み始めたのは、2015年だったとのこと。
ということは、かなり初期からお付き合いさせていただいていることになる。

2010年代では、まずLiving In The Material Worldの映画があった。
かなり、遠い記憶になってしまったが、内容が面白過ぎた。
マーティン・スコセッシ監督。
藤本さんが、字幕監修を始めたのも、本作品からだそうだ。

そして、Eight Days A Week。
やや暗いという評価もあったが、ロン・ハワード監督によるしっかりした造りで、貴重な映像も満載で、こちらも評価大。
珍しく映画館に見に行ったが、もう10年近く前になるのか。

ポールはこの間3枚アルバムを出しているが、NEWの評価が高いとのこと。
日本のツアーが4本入ったのも大きい。
私もかなり通って、特に最後の2018年には、全て行った。
今から考えると貴重な体験。
病気でキャンセルになった2015年のコンサートには、仮病説があるそうだが、流石にそれはないだろう?
途中からYesterdayを歌わなくなった瞬間も目撃した。
いろいろ説はあるが、やはりシャウトする曲が多い中で、Yesterdayをアンコールで歌うのがきつくなったのが、実際ではないか。
来年は来てくれるのだろうか。

Kisses On The Bottomは、ジャズ曲をカバーする意欲作だったが、当時の流行りでもあった。
そして、ポールは、楽器を演奏せず、歌だけだったので、緊張しながらの録音になったとのこと。
今もよく聞くアルバムだが、ポールの声がすばらしい。
今ツアーでは、かなり出なくなっているそうだが。
もう82歳!
そういえば、山下達郎も、厳しくなっていると報道されている。
風邪のせいではあるが、年齢とともに、ボーカルはどうしても厳しくなる。
エジプトステーションもユニークなアルバムになった。
ジャケットは、ポールの画集からのものだが、まずアルバムタイトルが???で、I Don't Knowなどという曲が???

その間リンゴは、EP作戦。
サブスクが増える中、アルバムという概念が薄れてきており、簡単に作れるEPを多く出すようになった。
鈴木さんは、追っかけ切れてないそうで、藤本さんが、主に解説。
曲作りが、イージーで、イントロクイズをやったら、誰もわからないのではないか説?
私も、リンゴは、気が向いたら買う程度。
カバーアルバムの音源が流れたが、なかなか良かったので、ちょっとゲットしてみようかな。
次作も面白そう。

来日も3回してくれた。
オールスター・バンドで、リンゴにとっては省エネツアーになっているが、メンバー交代により、雰囲気も変わり、楽しいコンサートになっている。
藤本さんと鈴木さんは、ZEPPに一緒に行ったそうだが、鈴木さんは、途中で、一旦退出したという。
リンゴのコンサートとは思えなかったのが理由という。
私は、こんなもんだと思っていたので、心底楽しめたが。
リンゴの目の前で、聴衆が興奮して卒倒したりしていた。
元々、歌いやすい曲が多いので、声の衰えの影響も少ない。

そして、もう一つのトピックスが、ポールのスーパーデラックスシリーズ。
出始めた時はどこまでやるの?と思っていたが、次々と出て、もう残るは2枚?
やりすぎ感があるものの、全作品付き合っている!
ここまで来たら、早く完成させてほしい?

そして、本家本元のビートルズのアルティメイト・コレクションも出ているが、出るたびに、曲作りの過程が明らかになる。
例えば、Straeberry Fields Foreverでは、メロトロンと歌を同時に録音していたり、サビが最初は全然できていなかったり、ベースが最後に入れられたことなどが明らかになった。
She Came In Through The Bathroom Windowでは、最初の段階からすばらしいハーモニーを聞かせていることや、最初は、ラフな歌だったのが、途中から美しいポップスに変わったことがわかる。

次は、Rubber Soulが99.9%確実とのこと?
藤本さんは、893稼業を賭けている。
バングラデッシュのコンサートのアルティメイト・コレクションも制作中とのこと。
両方とも、好きなアルバムで楽しみだ。

いよいよ次回は、2020年代で最終回。
その後、ざっくばらんなトークイベントや、インド訪問報告会が開催されることも決まっているとのこと。
いやはや、ビートルズ談義は尽きない。
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ビートルズ:10のエレメンツ 2000年代

2024年11月15日 | The Beatles


10回シリーズで、初回から受講?しているが、早くも第8回。
2000年代に突入!
こんな講座ない⁈
会場のビルでは、やはりツリーの点灯が始まっていた。



1990年代ミドルに出たアンソロジーから、ビートルズを振り返るモードにギアが入ったが、ジョージが、暴漢に襲われ、その影響もあってか、ガンで亡くなるという悲劇が襲う。
ただ、亡くなる前に出したAll Things Must Passのリマスター版が素晴らしい出来。
そして、亡くなってから出た遺作のBrain Washedもいい出来だった。
私は、シンガポールにいた時期だったが、素直に、ジョージらしいいい作品と思ったことを覚えている。
本作、元は、Leg Endという2枚組になる予定だったが、1枚に絞ったことも、功を奏したとのこと。

そう言えば、今日は、Living In The Material Worldのデラックス版の発売日だったが、HMVから、いきなり一方的にキャンセル通知が来た。
Amazonで一応注文し直したが、たぶん入手できないだろう。
限定版でもないはずなのに。

ジョージの死により、実質ポールが1人で、ビートルズを背負うことになったが、その期待に答えるべく、次々に新作を発表。
プライベートでは、最悪の時期であったにもかかわらず。
Driving Rainには、ビートルズっぽい曲が入っているが、アルバムに必ずビートルズっぽい曲を1曲は、入れるようになっていく。
Chaos and Creationでは、ジョージ・マーティンにプロデュースを頼むが断られ、ナイジェル・ゴッドリッチを推薦された。
ナイジェルは、KYタイプで、ポールとの衝突もあったようだが、結果的にいい作品となった。
ジャケットデザインは、いただけないが。
Memories Almost Fullも楽しい作品で出来が良かったが、その他にも、クラシック、ファイアーマンプロジェクトなど、様々なアイデアに取り組んだ。
あまりに作品が多すぎて、当時、メイン以外の作品まで、フォローできていなかったが。
創作意欲が、いい意味で、良作量産に繋がった。

そしてビートルズボックスプロジェクト。
私も、ついにまともなデジタル化がなされるとのことで、大興奮。
それまでは、ステレオ版は、擬似ステレオだったり、初期のアルバム4作は、モノしかなかった。
当時奮発して、ステレオ、モノとも、CD、ビニール盤で揃え、USBバージョンまで揃えた。
USBは、最高音質のハイレゾで、今は、凄いプレミアムがついている。
藤本さんも、発売時のキャンペーンに協力していたそうだ。
私は、まだ、存じあげなかったが。
ビートルズボックスの音質は、最高だったが、解説書の写真がちゃちとのこと。
特に、海外盤は、印刷もひどい。
それで、今も高い日本版を買ったりすることがある。
確かに、その辺にある写真で、かつあまり鮮明でないものを、適当に並べてあったような気がする。
今は、ドルビーアトモスが最高音質と思われるが、ソロアルバムのリマスター時に、パラパラと出てる程度。
ビートルズボックスのきっかけになったのが、2000年に出たビートルズ1で、そこからビートルズを聞き始めた20代、30代の人も多いそうだ。
ビートルズの凄さを物語るエピソード。

ということで、実質ポールだけになってしまったが、ソロ活動も活発な中、ビートルズの振り返りプロジェクトも充実していた2000年代。
私も、2000年代に入ってからは、かなり、新作に付き合った時期となる。

会場で、鈴木さんの、新著をゲットし、サインいただいた。
プロとは言え、音楽に対する真摯な姿勢には、頭が下がる。
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MIND GAMES MEDITATION MIXES

2024年10月28日 | The Beatles
今日は、朝から冷たい雨。
年一の健康診断だったが、毎年悪化。
生活習慣をどう変えるのか?



本アルバムは、予約しておいて、ゲット。
Lumenateというアプリとパートナーを組み作ったという。
まず、仰々しいジャケット。
3枚組のアルバム。
元歌は1曲だけだから恐れ入る。
これだけ、凝れば、高くなるわな。



早速聞いてみたが、まさにMEDITAION。
真っ暗な部屋で、このレコードを流した中で、瞑想するのにぴったりだ。
MIND GAMESを元にはしているが、ほとんど、主要部分を繰り返しているのみで、新たな作品と考えた方がいい。
そういった意味では、元歌のサビ部分(ボーカルも、アレンジも)が、MEDITATIONにぴったりなところを上手く生かしたと言える。
ショーンがちゃんと絡んでいることから、この大胆な改変ができた。
個人的には、Beatles のLoveよりいい。
Love の方は、シルクドソレイユのショーを見ながら聞かないと本当の評価はできないのだろうが。

ただ、アナログではなくCDで出して欲しかった。
音が結構ヘビーで、雑音(傷か静電気か)がMEDITATIONの邪魔をする。
かつ、2か所(1枚目のB面)針飛び(たぶんベースがヘビーなせい)。
これは、別のプレイヤーでかけたら針飛びしなかったので、アームバランスを調整すれば解決するのかもしれないが。

もう一つは、3枚目のB面。
マントラが9曲(バージョン)入っているのだが、何と、針が進まない。
同じところをずっと回っている(SGTのラストトラックと同じ)。
ということは、2曲目に行く時に、針を落とし直さなければならない。
これはしんどい。
私の2台目の方のプレイヤーは自動なので、2トラック以降は聞けない!

ということで、面白い一品だったが、高いのとアナログしかないのが、残念。
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