かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

崩壊か再生か(医療と教育)

2006年10月04日 | Topics
円周率を10万桁まで、暗記した人がいるという。100桁でもすごいと思うのに、その1000倍! ゴロ合わせで、覚えるらしいが、全くうらやましいとは思わない。本人も、これ以上の挑戦をする気がないらしい。この能力をもっと他のことに使えなかったのかと感じるのは、私だけではないだろう。

今日は、熊本労災病院院長の小川道雄さんの講演を聴く機会があった。最初は、淡々と話されていたが、だんだん熱がこもってきて、最後の方は、止まらない感じだった。
教育の問題にしても、医療の問題にしても、私が日頃感じている通りの内容だった。医療の問題については、マスコミが医療批判の記事ばかりなので、一般人のイメージとは、異なる内容だったかもしれない。私の場合、たまたま親戚に医者がいるので、その話も全くその通りと思った。最近、勤務医から開業医に転じて、少し、人間的な生活ができるようになったようだ。

労働環境の悪さと、訴訟リスクで、どんどん有能な人が医者になりたがらなくなっている。特にリスクの高い麻酔医、脳外科医、産婦人科医、小児科医などにその傾向が強いという。医者の絶対数の不足は明らか。一方、日本の医療水準の高さと、そのコストの低さは、目を見張るものがあるらしい。特に、労働環境の悪さは、常人の理解できるレベルを超える。客観的な事実を見せながら、地道に実態を世間に理解してもらう必要があるのだろう。シカゴ駐在時代は、病院にお世話になる機会が多かったが、そのコストの高さには、目を見張った。マスコミは、きちんと、平等な報道をして欲しい。

日本医師会が宣伝費に4億円をかけるという記事が載っていたが、どうしても、かつての武見会長=悪役のイメージが.....
このイメージも、マスコミに作られたもののような気がしてきた。

コメント
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