かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

砂漠の戦争

2006年07月24日 | Books
7/8に、岡本行夫さんの講演を聞いた話をしたが、その時買ったサイン本を読了した。

この問題の奥深さと、その時その時の判断の難しさを改めて思い知った。イラクで亡くなられた奥さんと井ノ上さんの奮闘振りも、リアルに描かれている。同じように奮闘していた各国の方々も命を落とされた。村上さんは、その鎮魂も兼ねてこの本を著されたのだろう。村上さんも、かなり危険な所を、当時行き来されたいた。

奥さん達が殺害された当時の論調は、奥さんは勝手に動いていたとか、無謀だったとかであった。この本を読んでから、そのような論評をした人のコメントを聞いてみたい。
改めてご冥福をお祈りする。

ちょうどサマーワに派遣されていた自衛隊の方々が帰国されている。本当にご苦労様。
この自衛隊の派遣に対する評価も賛否両論なのは、靖国神社論争に代表される戦争責任の議論を避けてきた戦後日本の責任なのだろう。
たまたま昭和天皇のコメントも明らかになったところで(結構重いと思う)、次のA首相にきっちりとけじめをつけて貰いらたい気持ちで一杯だ。けじめをつけたからといって、世の中変わるわけではないが、少なくとも日本の考え方を明らかにすることにより、もっと日本の方向感が、グローバルに理解されると思う。

私の親を見ていると(一方的被害者)、愛国心=戦争=悪という思想のまま、思考停止状況が60年間以上続いているように見えてしょうがない。何が良くて(しょうがなくて)、何が悪かったのか。

日本を、破滅の戦争に導いた人々(A級戦犯またはその内の一部?)を、好評価する人がいるとは思えないのだが。
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阪神・淡路大震災

2006年07月23日 | Topics
阪神・淡路大震災から、早くも11年半を経過した。当時生まれた皆さんは、もう小6?

私は、たまたまその日の午後から神戸に出張予定だったのだが、もちろん急遽キャンセル。その2ヶ月後、改めて出張したのだが、まだまだ、電車は寸断され、高速道路は悼オ、埋め立て地にはひび割れがいたるところに見られ、すさまじい状況だった。
電車から見ると、まだ、転がったままの家々が、放置されていた。その中を、人々は、マスクをしながら、暗い顔をして黙々と歩いていた。
亡くなられた多くの方々のご冥福を改めてお祈りいたします。

その中、ボランティアとして活躍した岡氏の講演を聞く機会があった。今は、シースカイという会社の社長さんである。
元々生まれは、中華街近辺だったが、小学生の頃に神戸に本拠を移されたという。当時は、自衛官で、宮崎で単身赴任中だったそうだが、神戸から宮崎に戻ったその日に、地震が起きて、急遽神戸に逆戻りして、ボランティアとして、スーパーマン的な活躍をされた。
スーパーマンというと誤解されてしまうが、とにかく何もない中、途方にくれる人々の心をどうにかまとめ、対外的な折衝も先頭に立って行い、見事に危機を乗り切ったのである。
これは、自衛官としての、チームをまとめるノウハウ(当時、氏は、P-3C哨戒機の機長であった)もさることながら、氏の包容力のある人柄によるところも多いと思われた(最悪を想定しながら楽観的に行動する精神)。そして、何より、日本人の心の底に流れる思いやりの精神が見事に発揮されたのだ。

旧海軍兵学校の『五省の精神』(自戒のことば)の紹介があった。当たり前のことなのだが、できていないことも多いかと思い、載せておく。

1、至誠(しせい)に悖る(もとる)なかりしか。(真心に反することは、なかったか)
1、言行に恥ずるなかりしか。(言葉と行いに恥ずかしいところはなかったか)
1、気力に欠くなかりしか。(気力に欠いてはいなかったか)
1、努力に憾み(うらみ)なかりしか。(努力不足ではなかったか)
1、不精に亘る(わたる)なかりしか。(不精になってはいなかったか)


氏は、それから、やや人生が変わって、99年にシースカイという会社(社名は、陸海空の海空からつけたようだ)を立ち上げ、張り切っておられる。

その講演の場で、発売開始されたばかりのトリノパワーのブレスレットのデモンストレーションも行われたが、不思議なことにブレスレットをするとすごいパワーが宿る。本当に!
最近この手の商品が多いのだが、プロも愛用しているところを見ると、効果は間違いなくある。
私は、まだ気持ち悪くて(副作用はないのかな)、使っていないのだが。

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夏休み

2006年07月22日 | Topics
学生の時は、1ヶ月半もある夏休みだが、サラリーマンになってからは、1週間がやっと(シカゴ駐在時代は、諸事情により、2週間とれたことがあったが)。
しばらく、出張以外での海外渡航もない中で、これこそはというツアーがあり申し込んでいたのだが(本当にパーフェクトな行程だったのだが)、仕事の都合で、遭えなくキャンセル。
今日中に決めないと間に合わないなと思って結局これにした。
正直、このツアーに参加するなど、昨日まで、全く考えていなかったのだが、サラリーマンの悲しいところで、なかなか八方丸く収まる計画が立てられない。
予備知識ゼロなので、これからちょっと予習はします。どうなることやら。

そういえば、福田さんが総裁選に出馬しないとのこと。6/23にも載せたN紙政治記者の予想通り。見事に福田さんの心理を読みきっていた。流石プロ。

もう一つそういえば、ジャワでまた大津波。この前義捐金をお送りしたばかりなのに、本当にいろいろたいへんな国です。
亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
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横浜ベイサイドヒストリー47景

2006年07月21日 | Yokohama ( Japan )

横浜ベイサイドヒストリー47景なる薀蓄本を読んだ。2002年の発売なので、ちょい古いが横浜絡みの薀蓄話が47話載っている。全部、自分の目で確認するには、一年かかるだろう。
生麦事件もそのひとつ。日本史で習うが、実態はよくわかっていないようだ。
それは、1862年8月21日に起こった。島津三郎久光の行列が通ることは、事前に予告されたいたが、通知の日より一日早く通過したらしい。その時たまたまいた外国人4人は、日本の作法を全然知らなかったし、たまたま通ったのが気性の激しい薩摩藩士だったこと等の悪条件が重なり、事件になってしまった。蒸し暑さも、この事件と無縁ではなかったと、本書は言う。

この事件を機に薩英戦争が起こり、英の力を知った薩摩が逆に英と手を結び、統幕の大きな力となっていったというめぐり合わせは、奇遇としかいいようがない。

今も、旧東海道沿いにイギリス人遭難の碑が残るが、石碑自体も老朽化し、崩壊寸前である。
Time flies.
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KKR

2006年07月20日 | Topics
まず、昨日の関帝誕のお祭りのコメントについて、お詫び兼訂正を一言。
新聞記事によれば、巨人がのそのそ踊っていたのは、三国志関連のキャラではなく、『関
平将軍』(関羽の息子らしい)と、『周倉将軍』(関羽の家臣らしい)。それと横浜媽祖廟を守る『順風耳将軍』と『千里眼将軍』だったそうです。すいませんと一応お詫び申し上げますが、素人にわかるわけないよね。次回は、ガリ版刷りでもいいから、パンフレットを配ってね。

KKRのクラヴィスさんの話を聞く機会があった。シカゴ駐在当時、LBOが華やかかりし頃で、KKRは、RJRナビスコ買収で、一世を風靡した。バーバリアンゲイトという本も出て(邦題はわすれましたが、かなり仰々しい題名だったと記憶します)、プリティウーマンなるシンデレラ風映画が流行っていたこともあり(リチャードギアが企業の買収屋役だった)、雲の上の話と思っていたが、実際話を聞いて見ると、極めてまともなプロ中のプロと感じた。
ソロス氏に代表されるヘッジファンドや、村上ファンドのように、短期の利益を追求するのではなく、ファンドを企業のために最大限に有意義に活用することにより、中期的なリターンの極大化を目指しているとのこと。
また、所謂外資系証券のような、個人の実績を競わせることにより、収益極大化を図るのではなく、チームワーク重視の経営姿勢を貫いているようだ。
理想論ばかりでもしょうがないのだが、目先の利益追求で、中長期的に成功しているのを見たことがないような気がする。
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