ビートルズは、短い活動期間の間に数多くの奇跡を起こしたが、Yellow Submarineという映画もその一つだろう。
映画会社との契約をこなすために、企画された映画だが、ビートルズは、ほとんど制作に関与せず。
しかしその出来に感嘆し、最後の部分のみ、実写で出演。
そして、そのアニメは、芸術的なアニメ作品の最初の作品となり、派生していろんな作品が作られた。印象深いのは、CDのリミックスと、完全版DVDだが、その他、キャラクターグッズは、無限に作られた。
それほど、キャラもすごいし、ストーリーもよくできている。
そのメイキングのドキュメント本も面白かった。
本年は、Yellow Submarine 50周年。ホワイトアルバム50周年の影に隠れてあまり話題にならないが。
そして本書も50周年にちなんで制作された。
Yellow Submarineをアメリカのコミック本風にリメイクした本。
よくできている。
ちょっと記憶のないキャラも混じっているような気もするのだが、映画の方をよく見れば出ていたのだろう。
最後の方には、本書作成のためのデッサン画も付いている。
芸術とエンターテイメントが見事に融合した1冊。
先週末の日曜日、ロックスターの写真展に行った話は、した。
5人の写真家の作品が集まっていたが、その中で、Davisd Spindel さんのサイン入りカードがあったので、1枚ゲット。
本格的な写真も展示販売されているのだが、お高いのと、サイズも大きめなので、今回は、断念。
これがゲットしたカード。
1980年11月のHit FactoryでのDouble fantasy制作中の写真のコラージュ。
左下の写真は、後にCDのジャケット写真にも使われた。
野球選手の写真や、スターの写真で名を上げていたが、小野洋子に指名され、Double Fantasyの制作風景の写真撮影をすることになった。
夢のような数日で、翌月ジョンが亡くなってしまったことにより、ジョンの最後の演奏風景を収めた写真群になった。
ロックするジョンの姿がしっかり。
その他、くつろぐ写真や、バックバンドとの記念写真など、様々な写真が残されている。
さらに多くの写真を撮る予定だったが、スケジュールがタイトで、その前に悲劇が起こった。
ジョンが歌っている最後の写真群だと思う。
返す返すも。
本BDは、1月に出ていたのだが、様子を見ていた。
評判良さそうだったので、ついにゲット。
見てみたが、流石充実した内容だった。
ビートルズのアンソロジーのJEFF BECK版というか。
驚いたことはたくさんあるが、自分で、車を組み立ててしまうほどの腕の持ち主であること。
その辺の自動車工よりもいい腕みたいだ。
クラシックカーのコレクションも半端ない。
内容は、JEFF BECKのギタリストとしての歴史を、本人を含む豪華メンバーのインタビューと、どっから見つけてきたのか古い映像で、振り返っていく内容だ。
JEFF BECKのコアなファンではないので、初めて見た映像がほとんどで、本人、ペイジ、ロッド、ウッド、クラプトンなど超豪華な音楽活動を共にしたミュージシャン達のコメントも目からウロコ。
有名曲の制作された経緯なども興味深い。
日本語の解説が、各映像の背景を説明してくれていて、特に古い映像の説明は、ありがたかった。
ボーナスのライブは、初めて見たが、ロニースコッツと同時期の演奏で、完全版でもなく
凄い!という感じではない。
とにかくギタリストとしてストイックな挑戦を現在進行形で、実践しているBECKに脱帽。
是非また来日して欲しい。
これおまけ。
日本だけの特典で、精巧にできている。
ギターの瑕までコピーする必要があったかはともかく、これもお宝になりそう。
今日は、ゴルフ。
また暑くなってしまい、混んでたので、ちょっと疲れた。
スコアは?
昨日は、渋谷に行く前に六本木へ。
工藤静香さんはともかく、大作が多いのにはビックり。
これじゃ庶民には近寄れないよね。
絵の種類は様々だったが、インパクト狙いの絵が多い。
オーソドックスにやろうとすると、どうしても被る?
その後、パティボイドさんの写真展もやっていたギャラリーへ。
ロックミュージシャンの写真展と聞いて行ったのだが、バラエティに富んでいてびっくり。
写真家は、5人。
本写真がベストと思ったが、他にも名作ぞろい。
ロックファンとして訪れたが、時代を切り取るという観点からの写真家にも参考になるだろう。
1980年の11月のジョンのポストカードをとりあえずゲット。
他にもいいのがたくさんあるのだが、サイズと価格が。
いい展示会なので、ロックファンであれば、一見の価値あり。
今日は雨も上がり、盛りだくさんの一日だったが、まずは、最後のトークショーの話。
渋谷は、安室奈美恵一色だったが、地元の夏祭りが重なった?
藤本さんプロデュースのトークショーで、ゲストは、ビートルズの詩の精緻な分析で、人気上昇中の朝日順子さん。
朝日順子さんのトークショーは2回目だが、前回は、新作本の話中心。
今回は、ポールの新作中心の話なので、全く被りなし。
それにしても、まだ、出たばかりなのに凄く聞き込んでいてびっくり。
業界人なので、我々よりは、先に聞いていたそうだが。
まず、新作について大絶賛。
ビルボードでも1位になったらしいから、世間での評判も上々。
いつも渾身の新作なのだろうが、今回は、世間にも認められた感じ。
朝日さんに言わせると、ポールの作詞能力も、成長したそうだ!
言いたいことをストレート過ぎずに表現する能力がついた?
全曲について、聞きながら評価してくれたのだが、切りがないので、面白かったところをピックアップ。
まるで英語の授業?
まず、アルバムタイトルは、Egypt Stationだが、全編に流れるテーマは、Love & Peace。
ビートルズ~ウイングス~ソロの音楽を集大成するような内容になっている。
かつ、インタビューや、ミニライブや、ブロモフィルムなども積極的で、ラストが近づいて来ている感じがするという。
今度の来日も?
最初のI Don't Knowは、真っ正直な歌で、アルバムを代表する曲に相応しい。
Come On To Meは、固い単語が並ぶのはユーモアで、ディケンズの物語がベースにあると。
Happy With Youは、軽やかなラブソング。
Who Caresは、気にするなという意味で使われると時と、誰がテイクケアする?という意味で使われており、要注意!
ダイアーストレイツ的な楽曲だが、ネットでのいじめをテーマにしている。
NYのグランドセントラルステーションのライブでは、イジメにあっている人をステージに上げて、イジメてる人のファーストネームを吐かせたとのこと。
流石?
Fuh YouのFuhは、黒人が使う4文字言葉だそうで、当然のことながら知らなかった。
ポールは、最初否定しなかったので、ずいぶん叩かれたが、歌詞の中で、Forの意味に使い、議論は、沈静化してきたとのこと。
4文字言葉のFuhと、Forの意味で使うFuhは、発音もアクセントも違うようなのだが。
PVでリバプールの映像を使った理由もそこにある。
Confidantは、真の親友という意味で、最初ジョンのことを歌った歌かと思ったが、マーティンのギターをテーマにしている。
Hand In Handは、メロディーと詩が同時に出来た曲で、シンプルなラブソング。
Dominoesは、世界平和を歌った歌。
Back In Brazilは、ブラジルでリラックスしている時に作られたおしゃれな曲。
驚いたのは、ブラジルに帰れという意味と思っていたが、(歌詞カードにもそうある)、ブラジルではという意味だと思うとのこと。これには、皆びっくり。英語は、深い。
Do it Nowは、DINと略されるぐらい一般的なことばだそうだが、流行り言葉で言えば、今でしょになる。
今すぐ旅立とうと歌っており、アルバムテーマに相応しい。
Ceasers Rockは、She's a Rockの発音のもじりだが、これもアルバムのテーマに相応しい。
Rockは、拠り所の意味だが、ロックン・ロールとの掛詞にもなっている。
たまたま、樹木希林さんが、亡くなられたが、まさに裕也さんにとっての樹木希林さんのような女性を指す。
Despite Repeated Warningは、温暖化対策の真逆を行っているトランプを強烈に皮肉った曲。
歌詞も工夫されていて、ロックオペラかミュージッカルかと思ったとのこと。
ちなみに、Red Sky Warningは、船乗り言葉で、リバプール出身のポールならでは。
朝焼けが綺麗だと、海が荒れる?
ラスト曲は、時間切れであまり話しを聞けなかったが、大絶賛。
ボーナス曲2曲は、素晴らしい曲だが、歌詞は、普通との評価。
あまり予備知識を持ちすぎて、楽曲を聴くのもどうかとは思うが、知的探究心が強い向きには、最高の2時間だった。
おまけに関ジャニ8の話もあったが、これはオフレコ。
ヒントは、最新シングルのB面?