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来年は再生案件が増えそうです!

2012-08-12 23:00:50 | 12期生のブログリレー
神吉です。
先日参加した再生の研究会で、再生支援協議会の責任者の方のお話を聞きました。
ポイントは、金融円滑化法の出口戦略についてでした。
今回だけでなく、最近このテーマの話をあちらこちらで聞くので、整理してみたいと思います。

中小企業金融円滑化法は、リーマンショックによる景気急落から中小企業を守る目的で、2009年11月可決されました。
その後、2013年3月31日まで延長され、これで最終とされています。
2012年3月現在で、中小企業302万社、約82兆円が円滑法を利用しています。
中小企業の総数が400万社ですから、4分の3の中小企業が活用したこととなります。

問題は、倒産件数は減少したものの、ほとんどの中小企業の経営状況が改善されていないことです。
全国の地銀の集計だけでも、26兆円が不良債権予備軍とされています。
あるコンサルタントの話では、救えるのは3-4万社、20‐30万社は数年かけて廃業となる、らしいです。
このままでは、経済が大混乱になるため、如何にソフトランディングさせるかが焦点となっています。

出口戦略として、内閣府・金融庁・中小企業庁は、今年4月に「中小企業金融円滑化法の最終延長を踏まえた中小企業の経営支援のための政策パッケージ」を策定・公表しました。
それを受けて中小企業庁は、5月21日に「中小企業再生支援協議会事業実施基本要領」を改訂しました。
ポイントは、
1.金融機関によるコンサルティング機能の一層の発揮
2.企業再生支援機構および中小企業再生支援協議会(各都道府県に設置)の機能および連携の強化
3.その他経営改善・事業再生支援の環境整備
です。

上記から、再生支援協議会は、2011年度実績364社から、2013年は約10倍の3000社を支援しろと言われています。
そのため、再生計画作成を従来型から簡易型へ変更し、現在6カ月掛かるものを2ヶ月に短縮して処理するというものです。
人員増員、金融機関との連携、専門家の協力体制が不可欠ですが、どこも手探り状態で、明確な新スキームや新体制ができそうだとは聞いたことがありません。

再生支援協議会は、金融機関(特に融資部門)からの出向や出身が多いようですが、上記を受けて、最近中小企業診断士も採用しているところもあるようです。
今まで6カ月かかっていたものを2ヶ月でやるということは、金融機関である程度のデューデリは処理するということです。
ただしコンサルティングに関しては、かなり困難だと言う方が多いようです。
理由は、人材不足と利害関係者という立場からです。
ある金融機関がコンサルティング部門を立ち上げたが、結局すべて失敗して協議会に持ち込まれたそうです。
金融機関の再生計画では、リスケましてや債権カットなど社内で通らず、自助努力や経費削減を元に追加融資での改善を図ろうとする場合が多く、結局、根本の原因にメスを入れられない、という話も良く聞きます。

中小企業診断士は、専門家で関わる場合がほとんどです。
しかし、実態は、驚くほど関わっている人数が少ないようです。
だから専門家の育成を課題として取り組みを始めているところも出始めています。
そして私のように新人でも思い切って案件を任せてくれるケースも出てきました。

元はといえば政治家の人気取り政策で突然決まったため、後始末を誰もやりたがらず、でも責任追及されないよう形だけはやったことにするという無責任な構図にみえます。
ただし中小企業診断士としては、社会に貢献できる大きな機会でもあります。
私自身も再生コンサルタントとして成長したい希望があるため、どう関わっていけるのか模索中です。
しかし上記のとおり、出口戦略を明確かつ具体的に示しているところはほとんどないようです。
今後状況はどんどん変化すると思われますので、情報をお持ちの方は是非お教えください。



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SNSについて

2012-08-12 20:27:34 | 12期生のブログリレー
御疲れ様です。佐々木です。

先日の講義、非常にタメになりました!
因果分析も、ビジネス論文の書き方も、全くものにできていないですし
未だ復習もできていないですが、絶対にものにしようと思います。

ものにする前である今回の投稿は暖かく御見守り頂ければ幸いです。

SNSの進展がすごいなーと思う今日この頃です。
現在、SNSというと、FacebookやTwitterやmixiやLINEとかですかね。
私は、日経流通新聞を購読しているのですが、そこにマツモトキヨシがLINEを使って10代の男女に効果的にクーポンを配布し、売上をあげたなどの記事がありました。

LINEというのは、スマートな操作性と、多くのスタンプがあり、電話やメールは無料というのもあって、友人とのコミュニケーションツールとして、10代メンバーにかなり浸透しているSNSだそうです。

マツモトキヨシは、昔10代を中心にCM等で認知度を広げ新規顧客を獲得していたのですが、
現在では、その10代も20代や30代となり、10代の顧客獲得が課題となっていたそうで、そこにLINEを利用して効果的に10代にプロモーションをかけた、そういう記事でした。

私は、今後マーケティングを仕事としていきたいなーと考えているので、
もし叶えば、IT畑で育ってきたことを活かして、こういったITの新技術に敏感になって、B to Cのビジネスモデルに活かせる自身になっていきたいと思います。

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紙に書く事の効果について

2012-08-12 09:22:43 | 12期生のブログリレー
志倉です。
第二回目の講義で早々に退出&ブログ1日遅れと大変ご迷惑をお掛けしてます。

本日のブログは


実行した事、やりたい事を紙に書く事の重要性について


記載致します。


私が5年前から月に1回(月初に)実施している習慣に


前月に新しく経験した事、次月に新しく経験したい事を紙に書き出す


というものがあります。


実はこの方法、部下(しかも当時23歳)に教えてもらった方法なのですが・・・
想像以上に効果があります。


まず月初(1日)に


①前月に新しく経験した事(出来るようになったこと含む)をひたすら書き出します

→だいたい1時間くらいかかります。対象は何でもOKです。

~さんと飲みにいった、~さんと話をした、~を作った、~を勉強した
~というお店にいった、~という映画を見た、~を買った

だいたい200個くらい出てきます。


次に

②今月新しく経験したい事(出来るようになりたいこと含む)をひたすら書き出します

→だいたい30分くらいかかります。


これを月に1回、合計2時間程度とって実施します。


効果は


まず①をやる事で


自分がいかに多くの初めて経験を「意識せずに」やっているか、愕然とします。
そして日々の成長を感じるとともに1日を大切に生きよう


と思うはずです。


次に②をやる事で


日々の生活にハリが出ます(わくわくします)
そして書き出しておく事で自分の潜在意識は書き出した事を自然に実行するように
自分を導いてくれるそうです


この潜在意識のくだり、最初は怪しい・・と思ったのですが、
書き出したものを常に見直しているわけではないのに
実行できている事が意外に多い事に気が付きます。


これは後にビジネススクールの脳科学の講義で
「そういう事か!!!」と納得できたのですが、長くなるのでその話は次回の懇親会で(笑)


自分って日々成長しているのかな、と不安に感じる事がある人、
大事なのは成長していることを自分に気が付かせてあげる事だと思います。


志倉
コメント (3)
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