こんにちは。大草です。
先日の第2回講義の中で紹介のあった本のうち、次の2冊は私も読んだことが
ありますので、改めてご紹介したいと思います。
①『文章力の基本』 阿部 紘久 日本実業出版社
②『読む心・書く心 文章の心理学入門』 秋田 喜代美 北大路書房
①『文章力の基本』
この本では「分かりやすく読みやすい文章を書くためのルール」が
紹介されています。
ルールといっても堅苦しいものではなく、文例が多く用いられているので、
気軽に読めると思います。
見開きで各ルールが紹介されており、例文とその例文の改善案が
掲載されています。
これはいいなと思ったルールから取り入れることができるので、便利です。
「読み手の立場に立って文章を書くこと」これが全てのルールの
基本になっています。
この本と関連している次の本もお勧めです。
『文章力の基本100題』 阿部 紘久 光文社
こちらはクイズ形式で実践的に学ぶことができます。
『文章力の基本』でインプットし、『文章力の基本100題』で
アウトプットできるようになっています。
②『読む心・書く心 文章の心理学入門』
普段、私たちが文章を読んだり書いたりするときに、どのようなことを考え、
どのような手順で行っているのかが説明されています。
そして、読む時・書く時の仕組みをおさえたうえで、
読む力、書く力を向上させるにはどうしたらよいのかが、
述べられています。
普段、無意識に行っていることや、意識的に行うべきことなど
色々と書かれていて面白いです。
また、次のことが印象に残りました。
・文章を読むことは、一方通行ではなく対面通行である
・文章を読む時は、既存知識を活用して読んでいる。
・既存知識があるから推論して読み進めることができる。
ただし、推論には思い込みや誤解が入りやすく、誤った理解をして
しまうこともある
文章は書き方によって大きく印象が異なります。
昨年、11期生の時に小論文の添削指導を受けたのですが、
1回目の小論文と、何回も添削指導を受けた後の小論文を比較すると、
大きく改善していることが分かります。
講義で学んだことや上記のような本から学んだことを活かして、
伝わりやすい文章を書けるように意識していきたいと思っています。