13期生の佐野です。
今日は「学び」について書いてみたいと思います。
私は13期生の多くの皆さんとは若干診断士になるまでのプロセスが異なります。
2次試験に合格していませんし、実務補修も受けていません。
なのになぜ診断士になれたかというと、大学院の登録養成課程を修了したからです。
私の通った大学院は経営学研究科のなかに、登録養成機関としてのコースが設けら
れていて、2年間土日祝日と平日夜間通学し、所定の成績をおさめることで、経営学
修士と診断士登録の2つを得ることができます。
経営学(主に中小企業論)の修士になるべくアカデミックな研究を行うとともに、診断
士として必要な基礎的なスキルやノウハウそしてマインドを、5回の実務実習や座学
の演習を通じて習得していきます。
同じ登録養成機関の中には、6か月や1年で修了する機関もありましたが、これらの多く
は全日制のため、原則会社を辞めるか休職扱いにしていただく必要があります。家族
を抱える身の自分にはその選択はできませんでした。
また、診断士の資格だけを与えることに特化したカリキュラムを組んでいる機関もあ
りましたが、こちらを選択しなかったのは、私自身、研究というものにも没頭してみ
たかったという思いがあったからです。
社会人になってから今日まで20数年間、目の前の仕事に追われる毎日で、なにか
1つのことに没頭して集中して物事を考える時間が有りませんでした。IT業界に勤めて
いると、仕事で覚えたことは数年後には全く役に立ちません。人の流動性も激しく、
昨日の友は今日の敵なんてザラにある世界です。
40歳を超えたころから、じっくり学問を研究する機会が欲しいと考えるようになりま
した。
でも、真に研究に没頭するのであれば膨大な書籍や資料と向き合う必要がありますし、
研究したことが単なる自己満足になっては面白くありませんので、研究成果には第三
者の評価を得たいと考えました。できればプロの研究者の指導も得ることができれば、
成果に重みが増します。
大学院ではそういう場を提供してくれます。自分が活用しない手はありませんでした。
診断士になりたいという思いと研究に没頭したいという2つの思いを同時に叶えようと
いう、無謀かつ贅沢なチャレンジでした。
仕事をつづけながら学んだ2年間は、とても濃密な時間でした。
5回の実務実習と診断報告書の作成、研究、発表、修士論文の作成、学校ですから
当然のように試験もありました。振り返ると自分の人生の中で勉強に費やした時間量は、
大学受験勉強 < 診断士1次試験の勉強 <<< 大学院での2年間
だったように思います。(正確には測っていませんが・・・)
時間の効率的な使い方、工夫、短時間で大きな成果を産み出す手段など、自分なりに
いろいろ考え実践し、また大きく成長することができた期間でした。
学びは、知識欲を満たすだけではありません。
鴨志田先生、藤田先生に出会うことができたのもこの学校です。現在も多くの先生方
と交流させていただいています。なによりも2年間同じ釜の飯を喰った同期とは
一生ものの繋がりができました。「人」という掛け替えのない財産を得ることができ
ました。
人生を生き抜くには継続して学び続けることの大切さを、大学院で改めて教えてもら
いました。修了後も、毎年何らかの学びの場に身を置き、新たな知的人的財産を得て
いきたいと考え、実践しています。
今年は当プロコンへの参加がまさにそれです。徐々にではありますが、新しい財産が
築かれつつあり、卒塾するころにはまた一つ掛け替えのない財産が増えることになる
と思うと、これからが本当に楽しみです。
でも、そろそろ得る(Take)ばかりではなく、与える(Give)する側にも回りたい。。。
そう考える今日この頃です。
佐野
今日は「学び」について書いてみたいと思います。
私は13期生の多くの皆さんとは若干診断士になるまでのプロセスが異なります。
2次試験に合格していませんし、実務補修も受けていません。
なのになぜ診断士になれたかというと、大学院の登録養成課程を修了したからです。
私の通った大学院は経営学研究科のなかに、登録養成機関としてのコースが設けら
れていて、2年間土日祝日と平日夜間通学し、所定の成績をおさめることで、経営学
修士と診断士登録の2つを得ることができます。
経営学(主に中小企業論)の修士になるべくアカデミックな研究を行うとともに、診断
士として必要な基礎的なスキルやノウハウそしてマインドを、5回の実務実習や座学
の演習を通じて習得していきます。
同じ登録養成機関の中には、6か月や1年で修了する機関もありましたが、これらの多く
は全日制のため、原則会社を辞めるか休職扱いにしていただく必要があります。家族
を抱える身の自分にはその選択はできませんでした。
また、診断士の資格だけを与えることに特化したカリキュラムを組んでいる機関もあ
りましたが、こちらを選択しなかったのは、私自身、研究というものにも没頭してみ
たかったという思いがあったからです。
社会人になってから今日まで20数年間、目の前の仕事に追われる毎日で、なにか
1つのことに没頭して集中して物事を考える時間が有りませんでした。IT業界に勤めて
いると、仕事で覚えたことは数年後には全く役に立ちません。人の流動性も激しく、
昨日の友は今日の敵なんてザラにある世界です。
40歳を超えたころから、じっくり学問を研究する機会が欲しいと考えるようになりま
した。
でも、真に研究に没頭するのであれば膨大な書籍や資料と向き合う必要がありますし、
研究したことが単なる自己満足になっては面白くありませんので、研究成果には第三
者の評価を得たいと考えました。できればプロの研究者の指導も得ることができれば、
成果に重みが増します。
大学院ではそういう場を提供してくれます。自分が活用しない手はありませんでした。
診断士になりたいという思いと研究に没頭したいという2つの思いを同時に叶えようと
いう、無謀かつ贅沢なチャレンジでした。
仕事をつづけながら学んだ2年間は、とても濃密な時間でした。
5回の実務実習と診断報告書の作成、研究、発表、修士論文の作成、学校ですから
当然のように試験もありました。振り返ると自分の人生の中で勉強に費やした時間量は、
大学受験勉強 < 診断士1次試験の勉強 <<< 大学院での2年間
だったように思います。(正確には測っていませんが・・・)
時間の効率的な使い方、工夫、短時間で大きな成果を産み出す手段など、自分なりに
いろいろ考え実践し、また大きく成長することができた期間でした。
学びは、知識欲を満たすだけではありません。
鴨志田先生、藤田先生に出会うことができたのもこの学校です。現在も多くの先生方
と交流させていただいています。なによりも2年間同じ釜の飯を喰った同期とは
一生ものの繋がりができました。「人」という掛け替えのない財産を得ることができ
ました。
人生を生き抜くには継続して学び続けることの大切さを、大学院で改めて教えてもら
いました。修了後も、毎年何らかの学びの場に身を置き、新たな知的人的財産を得て
いきたいと考え、実践しています。
今年は当プロコンへの参加がまさにそれです。徐々にではありますが、新しい財産が
築かれつつあり、卒塾するころにはまた一つ掛け替えのない財産が増えることになる
と思うと、これからが本当に楽しみです。
でも、そろそろ得る(Take)ばかりではなく、与える(Give)する側にも回りたい。。。
そう考える今日この頃です。
佐野