こんにちは、13期生の服部です。
今回は、最近読んだ本「日本でいちばん大切にしたい会社」について書かせていただこうと思います。
(今さら、と言わないでくださいね・・・)
■「日本でいちばん大切にしたい会社」とは?
法政大学大学院政策創造研究科の坂本光司教授が、全国各地の約6500社の企業を訪問調査し、世のため、そして人のためになる経営に取組んでいる中小企業のエピソードを紹介している本です。
現在は第3弾まで出版されており、第1弾は2008年、第2弾は2010年、第3弾は2011年に出版されています。
出版社は「あさ出版」です。
■読もうとしたきっかけ
現在、私は波方克彦先生、小林勇治先生が主宰されている「フレッシュ診断士研究会」でも学ばせていただいています。
この本は小林先生が講話の中で「第4回 日本でいちばん大切にしたい会社大賞」に触れて本を紹介していただき、それが読んでみようと思ったきっかけでした。
■どんな内容か
実は思い切って3冊を一度に「大人買い」してしまい、途中で読破を諦めてしまう(よくありがちなので)のではないかと思いましたが、取り上げられている企業(コラムとして紹介してある企業を含め3冊で全29社が紹介されています)の取組みや苦労など”感動満載”なこともあって、1冊250ページ程の本ですがどんどんと読み進められ、片道30分程度の通勤電車の中だけで、3日ほどで読めてしまいました。
私は元来涙腺が弱めで、傍から見たら”おかしな”動きをしていたかもしれませんが、本当に感動的なエピソードばかりで、「本当にこういう取組みをしている会社があるんだな」とある意味驚きを感じました。
■坂本教授の考える、「会社経営」とは?
この本を読まれる場合は、是非第1弾から読まれることをお勧めします。
なぜならば、根幹をなす「会社経営」に対する坂本教授の考え方は、第1弾の第1部「会社は誰のために?」のところにしか書かれていないからです。
一部をご紹介すると、
1)会社経営とは「五人に対する使命と責任」を果たすための活動である
1番目は「社員とその家族」、順に「外注先・下請企業の社員」「顧客」「地域社会」「株主・出資者」
2)経営がうまくいかない理由は内側にある
不況を克服できる唯一の経営資源は「人財」であるし、好況を持続させる唯一の経営資源も「人財」
3)「多くの人を満足させる」ことが、会社の使命
その会社が私達の心を打つようなことをやっているかどうか、が重要
など
この記事を書いている時に、ふと診断士受験時代に学習した次の2つのことが想起されました。
1)組織の均衡条件
貢献が十分にあり、その貢献を引き出すのに足りるほどの量の誘因を供与している限りにおいてのみ、組織は「支払い能力」がある
2)マズローの欲求段階説
低次の欲求が満たされると、さらに上の段階の欲求が生まれるといったように、人間はいつも何かを欲求し続け、それが動機づけとなっている
(クローゼットの奥の方にしまっておいた「企業経営理論」のテキストを引っ張り出してしまいました)
私も社会への「価値提供」や「人財化」の下地作りに本気で取り組んでいる企業の経営者の良きパートナーとなれるよう、引き続き研鑽を重ねていきたいと思います。
今回は、最近読んだ本「日本でいちばん大切にしたい会社」について書かせていただこうと思います。
(今さら、と言わないでくださいね・・・)
■「日本でいちばん大切にしたい会社」とは?
法政大学大学院政策創造研究科の坂本光司教授が、全国各地の約6500社の企業を訪問調査し、世のため、そして人のためになる経営に取組んでいる中小企業のエピソードを紹介している本です。
現在は第3弾まで出版されており、第1弾は2008年、第2弾は2010年、第3弾は2011年に出版されています。
出版社は「あさ出版」です。
■読もうとしたきっかけ
現在、私は波方克彦先生、小林勇治先生が主宰されている「フレッシュ診断士研究会」でも学ばせていただいています。
この本は小林先生が講話の中で「第4回 日本でいちばん大切にしたい会社大賞」に触れて本を紹介していただき、それが読んでみようと思ったきっかけでした。
■どんな内容か
実は思い切って3冊を一度に「大人買い」してしまい、途中で読破を諦めてしまう(よくありがちなので)のではないかと思いましたが、取り上げられている企業(コラムとして紹介してある企業を含め3冊で全29社が紹介されています)の取組みや苦労など”感動満載”なこともあって、1冊250ページ程の本ですがどんどんと読み進められ、片道30分程度の通勤電車の中だけで、3日ほどで読めてしまいました。
私は元来涙腺が弱めで、傍から見たら”おかしな”動きをしていたかもしれませんが、本当に感動的なエピソードばかりで、「本当にこういう取組みをしている会社があるんだな」とある意味驚きを感じました。
■坂本教授の考える、「会社経営」とは?
この本を読まれる場合は、是非第1弾から読まれることをお勧めします。
なぜならば、根幹をなす「会社経営」に対する坂本教授の考え方は、第1弾の第1部「会社は誰のために?」のところにしか書かれていないからです。
一部をご紹介すると、
1)会社経営とは「五人に対する使命と責任」を果たすための活動である
1番目は「社員とその家族」、順に「外注先・下請企業の社員」「顧客」「地域社会」「株主・出資者」
2)経営がうまくいかない理由は内側にある
不況を克服できる唯一の経営資源は「人財」であるし、好況を持続させる唯一の経営資源も「人財」
3)「多くの人を満足させる」ことが、会社の使命
その会社が私達の心を打つようなことをやっているかどうか、が重要
など
この記事を書いている時に、ふと診断士受験時代に学習した次の2つのことが想起されました。
1)組織の均衡条件
貢献が十分にあり、その貢献を引き出すのに足りるほどの量の誘因を供与している限りにおいてのみ、組織は「支払い能力」がある
2)マズローの欲求段階説
低次の欲求が満たされると、さらに上の段階の欲求が生まれるといったように、人間はいつも何かを欲求し続け、それが動機づけとなっている
(クローゼットの奥の方にしまっておいた「企業経営理論」のテキストを引っ張り出してしまいました)
私も社会への「価値提供」や「人財化」の下地作りに本気で取り組んでいる企業の経営者の良きパートナーとなれるよう、引き続き研鑽を重ねていきたいと思います。