企業診断実習のこと

こんにちは。田村隆一郎です。

プロコン育成塾のカリキュラムでは、今月から企業診断実務実習が始まります。

私は今、ある診断士登録養成課程の講座で、診断実習の講師をしています。

診断企業は製造業で、実習生たちは工場の改善や、原価管理手法などを企業に提言することにしています。

毎日遅くまで、調査したデータの分析や、改善提案の検討、そして報告書の作成を行っています。

ある意味当然ですが、実習生は真剣にその企業に向き合っています。
普段、製造業となじみのない人も、工程分析やレイアウトの分析を行い、いかに改善できるかを検討しています。

しかしながら、限られた日数で分析し、改善提案するにはどうしても限界があります。
もっと調査日数があれば、深い提案ができるのに、と思うこともあります。
それでもできる限りの提言をする。それが実習生と講師に課せられた使命です。

プロコン育成塾の企業診断では、実際に企業に行き、ヒアリングや調査を行う日数が2日しかありません。
そのため、本当に企業の奥深くまで入り込んで分析をすることが難しいかもしれません。

しかし、それでも企業の問題や課題をつかみ、それを掘り下げて改善提案に結びつける。
それが今回の診断実務実習の使命です。

13期生の皆さんも、ぜひ企業に喜んでいただける提言をしていただけたらと思います。