こんばんは。小室です。
育成塾第3回目からはいよいよ実務実習が始まりますね。
皆様、今は欲しい情報が不足する中での準備であり、思うようにいかず苦戦されているかと思います。しかし、情報が少ない今だからこそ、改善に向けた仮説やアイディアを制限無く妄想できる絶好の機会であると思います。
そこで、今回は私が普段悩んでいるつまらない妄想事例を紹介させて頂きます。
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多くのビジネスシーン、特に会議の現場で集中力を低下させているものは何か。
そう。それは、プロジェクターの排熱だと思います。
あのプロジェクターの排熱はどうにかならないのでしょうか。
PCなどの映像を数メートル四方に拡大して照射するためには相当な光エネルギーが必要になり、副産物として大量の熱が生じるのは仕方ないことです。
ただ、問題なのはその排熱の方向です。
方向は上下、前後左右、一方向、複数方向と色々考えられますが、経験上、左右どちらか一方向に排熱する機種が多いと思います。
運悪くプロジェクターの排熱方向に座った方は熱さで集中力を失います。最悪は気を失います(睡眠)。
個人的には人が座らない投影側の前面排熱しか有り得ないと思いますが、なぜ側面排熱モデルが無くならないなのか。原因や背景を色々妄想してみました。
○技術面の理由
・前面排熱による空気のゆらぎが写るのを防ぐため
・レンズに近い場所の排熱は、レンズの損傷を防ぐため
・上記の問題はが解決済みだが、まだ側面排熱のモデルの名残で設計される
(最近は前面排熱モデルが増えてきた)
○ニーズ面の理由
・犠牲者は1会議室で1名なので問題になりにくい
・広い会議室では問題になりにくい
・会議が終われば忘れる程度のことで、顧客の声にもなりにくい
○組織面の理由
・開発部と営業部に組織上距離があり、消費者ニーズが伝わらない
・家電に比べ、最新技術を必要としないプロジェクターは、技術革新への誘因が低い
・家電に比べ、競争激化した市場でもなく、顧客満足度向上への誘因が低い
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といった感じで、あれこれと思いつきで妄想しております。
問題解決の場では、事実を整理する『収束思考』と、今回のような妄想でアイディアを導き出す『発散思考』の2つの思考を駆使することが重要です。
収束思考と異なり、技術でカバーしにくい発散思考をトレーニングするため、今回の事例のように答えが分からないこと、どうでも良いことを日常的に妄想しております。
皆様もいかがでしょうか。