皆さん、こんにちは。14期生 木村です。
2回目のブログリレーとなりました。しばしお付き合いいただければ幸いです。
さて、今、世間を騒がせている中国での食品工場の問題です。
動画をご覧になった方も多いと思いますが、床に落ちた食材を工程に戻す姿や、賞味期限切れの原料を、
工程投入する場面がありました。
見ていてお気づきでしたでしょうか?彼らは、何のためらいもなく、平然と行っていましたね。
現場の方々の教育やモラルが低いということ以前に、会社側から指示されていただろうことが、想像に難くありません。
日本でも、産地偽装や、賞味期限の改ざんの事件が発生します。これらの事件の背景を考えると、
厳しいコスト要求や、行き過ぎた儲け主義が浮かんできます。そして、さらにその先には、我々消費者自身が、
低価格に商品に飛びついてしまう(あるいは踊らされている)購買行動にも行き当たります。
低価格志向のしわ寄せは、どこに行くかと言えば、どんどんサプライチェーンの上流に向かって行きます。
C ⇒ R ⇒ W ⇒ M 結局、最後は原材料メーカーや、農畜産物生産者に行きつき、しわ寄せの逃げ場がないため、
おかしな行動に走ってしまう。
ハンバーガーが1個、100円で買えること自体、冷静に考えれば「おかしい」ですよね。
自分で、食材を買ってきてハンバーガーを作ってみれば、とんでもなく高い食べ物になるはずですし、
大量生産だからという域を超えていると思います。
とはいうものの、自分のお財布の中身を見れば、手を出したくなるのは当然です。私自身買ったことが無いわけではありませんし、
なんといっても、そこそこ美味しいですからね。
結局、消費する側の我々が 「安い物にはリスクが伴う。」 ということを常に意識していないといけないですね。
今回の事件は、たまたま食べた人に危害が無かっただけで、食品は口に入れるものですから、ひとつ間違えると、
身体や生命の危険につながりかねません。このことを改めて思い起こしました。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。