こんにちは。田村隆一郎です。
このブログを読まれている方は、塾生をはじめ、中小企業診断士の方が多いと思います。
そして、中小企業診断士が独立をする際に、最も気になることが「どのように仕事を取るか」です。
今回は、少し視点を変えて、「中小企業診断のような資格を持たないコンサルタント」が、どのように仕事を取っているのかについて、ご紹介したいと思います。
私の周りには、そのような特に資格を持っていない独立コンサルタントが何人かいます。
一人は、小売や流通を中心に活動しているコンサルタント。
この方は、元々家業で小売店を経営していました。
ご自身も店長や経営者を経験し、その後会社を売却して、コンサルタントとして独立をしました。
その人は、主に地元の商工会議者や商工会、流通関連団体などに、まめに挨拶に行かれています。
もちろん、挨拶だけでなく、セミナーやコンサルティングの企画についての提案も行っています。
さらに、いくつかのコンサルティング会社に契約コンサルタントとして登録し、流通関係の案件があれば、その人に仕事が紹介されているようです。
そしてもう一人は、私が以前勤めていた会社の先輩で、私と同じで主に物流分野でのコンサルティングを行っている人。
この方は、以前の仕事の関係で知り合った企業に、よく営業に行っています。
物流企業に直接ではなく、仕事として物流に関係してくるシステム会社や商社といったところです。
システム会社や商社といったところは、物流に関連する案件があったとしても、必ずしも社内に物流の専門家を抱えているわけではありません。
したがって、顧客から物流に関する案件が来た場合、その分野に詳しいコンサルタントに調査や分析を依頼することが多いのです。
それによって、その人もあちこちから声が掛かっているようです。
いずれにしても、コンサルティングの仕事をするには、「自分の“商品”」がなければなりません。
当たり前のことですが、“商品”がないのに物が売れるわけではありません。
そして、仕事を取るには、「まめに、あちこちに顔を出す」ことが必要なのだと思います。
『この件に詳しいのは、確か〇〇というコンサルタントがいたな。』
その〇〇に自分に名前が入るかどうかが、仕事を取るためには大切なことなのでしょうね。
14期生小野田です。
毎日暑いですが、台風の影響か今日は少し涼しめですね。
突然ですが、今週嬉しいことがありました。
プロコン塾の合宿が8月の実務補習と重複していたため、合宿を欠席する予定でしたので、診断協会さんに
9月への変更をお願いしておりました。
7月末に診断協会さんに連絡したときには、8月から9月への変更キャンセル待ちが、私の前に4人もいらっしゃる!と言うことでした。
4人もキャンセルが出るものだろうか?と半分諦めていました。8月15日が変更判断の期限と伺っていたのですが、一週間以上早く8月6日には連絡を頂きました。診断協会さん曰く、9月は、キャンセルは例年最も多いとのことです。
ということで、合宿に参加させて頂けることになりましたので、よろしくお願いします!
閑話休題。第2回目のプロコン塾の内容から私の気づき事項を記します。
今回もさまざまな気づきを頂きまして勉強になりましたが、2点特筆させて頂きます。
ひとつ目は、大森先生のお話から。
・商工会議所の窓口業務を1年間やる → 行政に関係する中小企業との人脈ができる。
・窓口業務は4月スタートなので、開始時期に要注意。 という部分です。
私など企業内診断士にとっては、「はじめ一歩」がもっとも躊躇する部分です。
午後の古森先生のように何か「商品」を準備して売り込むという方法は少し考えたことがありましたが、窓口業務で人脈を広げ、受注に繋げるという発想がなかったので新鮮でした。
こういうノウハウは、知っているか知らないかで大きく差がつくポイントですね。
ふたつ目は、鴨志田先生の年間の自己投資予算のお話から。
収入に対して自己投資予算をあらかじめ一定割合割り振っておくという考えを頂きまた。
このようにリザーブした予算があると、5万円の講演会など高額な出費でも「やる・やらない」の判断が金額ではなく、その講演が自分に必要かどうかの判断で決められるようになるので、すばらしい考えだと感じました。
(TTWについては、すぐに本を購入して読み始めました。)
私は、2008年から2011年頃まで、書籍代に毎月3万円の予算を付けていたことがありました。お蔭で当時のビジネス書はほとんど購入することができました(積ん読がまだありますが)。2012年からは、診断士受験のために予算をカットしてしまい、そのままになっていたことを思い出しました。
今後は書籍だけでなく、セミナー受講なども含めて、予算化していきたい所存です!
長文駄文を最後までお読み頂き、ありがとうございました。
小野田直人