皆さん、こんにちは、14期生 木村です。
3回目のブログリレーです。しばしお付き合いいただければ幸いです。
先日のお盆休みに、10年ぶりで、趣味の社会人JAZZバンドの合宿に参加しました。
診断士の受験期間中、ずっと休部しておりましたので、自分へのご褒美のつもりで、3泊4日の合宿の内、1泊のみ参加しました。
いずれ、診断士の仕事が増えるようであれば、また休部かもしれませんが・・・・(笑)。
私のバンドは、ビッグバンドで、サックス×5本、トロンボーン×4本、トランペット×4本、あとピアノ、ギター、ベース、ドラム各1という編成です。
私はドラム担当です。これだけ人数がいると、合せるのにも一苦労です。しかも、我がバンドは、他の社会人バンドがけしてやらない、
非常に難易度の高い曲を、実力もかえりみず挑戦し続けており、いつのまにか40周年を迎えることとなりました。
メンバーの中には、プロになってもおかしくないくらいの実力者もいますが、大半は、高校や大学で部活動をしていた程度の実力です。
それでも、曲の完成度を高めたいがゆえに、時として、メンバー間で険悪な雰囲気になることもあります。今回の合宿も例外ではありませんでした。
例えば、たった一つの4分音符(♩)の処理を議論することも、しょっちゅうあります。音の出だし、音の終わりの処理、音程、タイミング、
強弱、音のスピード感やイメージ等々。すべての音符に対してやるわけではありませんが、聴いている人の聴こえ方を想定して、
目立つところでは、しっかりと合わせておかないと、本当に下手に聴こえてしまいます。
これらのことは、技術的なことですが、最終的には、演奏している曲目で、何を訴えたいのか?聴いていただいている方々に、
何を感じてほしいのか?というところに行きつきます。人に聴いていただいて、さらに、何かを感じてもらってこそ音楽と考えます。
例えば、「スリリングなイメージを感じてほしい」と思ったとき、ドラムではどのように演奏すればスリリングになるのか・・・・。
結局、手足の動きの技術的なレベルまで落とし込んで演奏しないと、具体的な音にはなりません。大きな音でとか、たくさん叩く、など
音に直結することはすぐ理解でき、演奏することも可能です。しかし、音とは全く関係ない、 「スリリング」 をどうやって音にするか?
ここには、非常に高い技術と音楽性が求められます。それこそ、地道な練習と、研究が必要になりますね。
確か、鴨志田先生のブログでも、詩の朗読で、似たことを仰っていたような・・・・。このような考え方は、講演の技術に使えるものでしょうか・・・・?
久しぶりの合宿でしたが、練習中は厳しい顔をしていても、夜はちょっと老けた懐かしい顔ぶれと、遅くまで飲み明かした、楽しいひと時でした。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。