こんにちは。中小企業診断士見習いの小笠原知広です。
(まだ、実務補習がすべて終わっていないので、"見習い"です)
7月の実務補習の診断先への報告会の中で、考えたことがあります。
それは、中小企業診断士の役割・価値です。
報告会の中で、私は診断士の役割・価値には大きく2つの側面があると思いました。
(あくまで、7月の事務補習での報告会の中で考えたことです)
1.企業・組織課題への解決策
大体どこの企業でも自社の課題を認識していて、その対応策を講じています。
何が問題か、それは効果が出ていないことです。
・アプローチ方法(やり方)が間違っているから?
・対応策の内容がずれているから?
・課題の定義に誤りがあるから?
いろいろな原因はあると思いますが、診断士として価値を出すためには、
オペレーションコンサルティングを進めていくことが求められている、と考えました。
2.公的支援制度や他社事例の把握
多くの企業・組織は、「内向きな視点」はしっかりと持っています。
上述の「1.企業・組織課題への解決策」は、まさに「内向きな視点」です。
でも企業が成長していくためには、「外向きな視点」も必要になります。
・国・地方行政がどんな支援制度を用意しているのか?
→どんな条件ならば、その支援制度を受けることができるのか?
・同業他社の状況はどうなのか?他社比較をした結果、自社の優位性は何か?
ベンチマーク先の企業は何をしているのか?
なぜ、この「外向きな視点」がないかと言えば、プライオリティが低いからと考えています。
それはもちろん、自社の社内状況が優先となるのはわかります。
だからこそ、「外向きな視点」は外部の診断士がもたらすことができるのだと考えています。