こんにちは。塾長の鴨志田栄子です。
9月3日~4日、「人が輝く経営合宿 ~in徳武産業株式会社」に参加しました。
今回は、さぬき市にある徳武産業株式会社様の訪問、そしてあゆみシューズを商品企画して開発された十河孝男会長の企業経営に関するお話を拝聴いたしました。
私たち中小企業診断士にも大変参考になるお話でした。私自身、ごから、大切にしていきたいというポイントを6つほどご紹介いたします。
なお、徳武産業株式会社様のHPは、https://www.tokutake.co.jp/ です。
1.大きい会社や強い会社が生き残れるのではない。変化できる企業が生き残れる。時流に合わせられるかがカギとなる。
→ 私たち中小企業診断士も、お客様と向き合う時に、求められる視点ではないでしょうか? 変化できる企業、時流に合わせられる企業とは、まさに戦略的発想が求められるということだと認識しました。
2.自社ブランドでやるしかない!
→ 十河会長がこのように思われた背景に、取引先の購買政策の方針変更により売上が大幅にダウンするという苦しいご経験がありました。中小企業の多くは、売上を1社に依存するとそのリスクを常に伴うことになります。収益性面でも、自社ブランドを構築するというのは、力関係が弱い立場に置かれている中小企業の共通の課題ではないでしょうか? がどうしたら、それが実現できるのだろうか? 上述した「1項」の戦略的発想が必要不可欠となります。
3.特許を取得すると業界の成長がなくなる
→ このお話を伺い、私は、墨田区にあるフットマーク株式会社が頭に浮かびました。この企業は、「水泳」「介護」「健康」をキーワードとしたモノづくりをしていますが、1984年に「介護」という言葉を商標登録しています。でも、「介護」を独占せず、対外的に「どうぞお使いください」という姿勢で、オープンにしています。自社だけが良くなるのではなく、業界全体が、そして社会全体が良くなるためにという考え方は、両社に共通していると感じました。
4.お客様に寄り添うことで売上も増加する
→ お客様に寄り添う、これも、私たち中小企業診断士にも共通する姿勢だと思います。寄り添い方は、それぞれでしょう。常に、お客様の気持ちを察し、「三意」すなわち「誠意、熱意、創意」をもってお客様と向き合うことが大事だと考えます。そこに、もうひとつ、「謝意」、お客様に対する感謝の気持ちも付け加えたいです。
5.せっかく縁あって徳武産業に入社してもらえた社員を大切にする
→ 私は、今、採用関連のコンサルティングをしていますが、採用とは、「自分達の会社を選んでくれた応募者を会社という家族の一員にするプロセス」と解釈しています。したがって、「選ばれたご縁」に感謝し、社員と信頼関係を築いていくことで、はじめて会社としての力が発揮されるのではないでしょうか? そのためにも、会社経営の目的は、社員とその家族の幸せ、そして、それを実現する手段として、上記1で述べた「時流に合わせた経営」や「自社ブランドの構築」を通じて利益を確保していくことが求められるのだと考えます。
6.損得ではなく善悪で判断する
→ 一番、私の心に響いた言葉でした。この「稼プロ!」でも大切にしている考え方でもあります。損得は、自分に目が向けられた判断です。一方、善悪は、自分ではなく、向き合う相手や社会のことを優先した客観的な判断ではないでしょうか? 目先の勘定ではなく、長期的視点で物事を捉えていくことは覚悟がいること、しかし、損得ではなく善悪で判断をして歩んできた道は、その人の人生を豊かにするものと信じています。
最後に、十河孝男会長が、力を注いでいる里山も、案内していただきました。4000本の山桜、3000本の檜を植樹して、歩道、車道を整備されています。その間を縫って、四季折々の花々を植え、地域の方々に開放しています。そういう地域貢献活動にも触れることができ、充実した2日間でした。十河会長はじめ、主宰者の皆様に感謝申し上げます。
9月3日~4日、「人が輝く経営合宿 ~in徳武産業株式会社」に参加しました。
今回は、さぬき市にある徳武産業株式会社様の訪問、そしてあゆみシューズを商品企画して開発された十河孝男会長の企業経営に関するお話を拝聴いたしました。
私たち中小企業診断士にも大変参考になるお話でした。私自身、ごから、大切にしていきたいというポイントを6つほどご紹介いたします。
なお、徳武産業株式会社様のHPは、https://www.tokutake.co.jp/ です。
1.大きい会社や強い会社が生き残れるのではない。変化できる企業が生き残れる。時流に合わせられるかがカギとなる。
→ 私たち中小企業診断士も、お客様と向き合う時に、求められる視点ではないでしょうか? 変化できる企業、時流に合わせられる企業とは、まさに戦略的発想が求められるということだと認識しました。
2.自社ブランドでやるしかない!
→ 十河会長がこのように思われた背景に、取引先の購買政策の方針変更により売上が大幅にダウンするという苦しいご経験がありました。中小企業の多くは、売上を1社に依存するとそのリスクを常に伴うことになります。収益性面でも、自社ブランドを構築するというのは、力関係が弱い立場に置かれている中小企業の共通の課題ではないでしょうか? がどうしたら、それが実現できるのだろうか? 上述した「1項」の戦略的発想が必要不可欠となります。
3.特許を取得すると業界の成長がなくなる
→ このお話を伺い、私は、墨田区にあるフットマーク株式会社が頭に浮かびました。この企業は、「水泳」「介護」「健康」をキーワードとしたモノづくりをしていますが、1984年に「介護」という言葉を商標登録しています。でも、「介護」を独占せず、対外的に「どうぞお使いください」という姿勢で、オープンにしています。自社だけが良くなるのではなく、業界全体が、そして社会全体が良くなるためにという考え方は、両社に共通していると感じました。
4.お客様に寄り添うことで売上も増加する
→ お客様に寄り添う、これも、私たち中小企業診断士にも共通する姿勢だと思います。寄り添い方は、それぞれでしょう。常に、お客様の気持ちを察し、「三意」すなわち「誠意、熱意、創意」をもってお客様と向き合うことが大事だと考えます。そこに、もうひとつ、「謝意」、お客様に対する感謝の気持ちも付け加えたいです。
5.せっかく縁あって徳武産業に入社してもらえた社員を大切にする
→ 私は、今、採用関連のコンサルティングをしていますが、採用とは、「自分達の会社を選んでくれた応募者を会社という家族の一員にするプロセス」と解釈しています。したがって、「選ばれたご縁」に感謝し、社員と信頼関係を築いていくことで、はじめて会社としての力が発揮されるのではないでしょうか? そのためにも、会社経営の目的は、社員とその家族の幸せ、そして、それを実現する手段として、上記1で述べた「時流に合わせた経営」や「自社ブランドの構築」を通じて利益を確保していくことが求められるのだと考えます。
6.損得ではなく善悪で判断する
→ 一番、私の心に響いた言葉でした。この「稼プロ!」でも大切にしている考え方でもあります。損得は、自分に目が向けられた判断です。一方、善悪は、自分ではなく、向き合う相手や社会のことを優先した客観的な判断ではないでしょうか? 目先の勘定ではなく、長期的視点で物事を捉えていくことは覚悟がいること、しかし、損得ではなく善悪で判断をして歩んできた道は、その人の人生を豊かにするものと信じています。
最後に、十河孝男会長が、力を注いでいる里山も、案内していただきました。4000本の山桜、3000本の檜を植樹して、歩道、車道を整備されています。その間を縫って、四季折々の花々を植え、地域の方々に開放しています。そういう地域貢献活動にも触れることができ、充実した2日間でした。十河会長はじめ、主宰者の皆様に感謝申し上げます。