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人のお仕事を減らすことという視点

2018-09-09 08:00:29 | 18期生のブログリレー

こんにちは。藤田です。
大阪や北海道の災害にあわれた方やご家族、ご関係者様にお見舞い申し上げます。


今日は稼プロ!で学んだこととして「人のお仕事(負担)を減らす気遣い」について取りあげます。


中小企業診断士として専門家として数回会社様を訪問し、提案を求められるシーンなどで、
「これをやるといいですよ」
とお伝えするケースも多いと思います。

この「提案」は、当然、相手の会社様に役立つ、売上や利益の拡大、従業員の満足など成果をえるためになされます。


私は当初「提案」というと会社様が取り組まれていなかった新しい提案がいいのかなと考えていました。専門家には会社様のニーズにあった、バリエーションにあう提案が求められます。そのため専門家は勉強会やセミナーに出たり、自分で調べたり学んで知識をアップデートしているのです。

そのような、これを取り入れましょうという「プラス」の提案とすると、同時に意識をしたいと気づいたのは「マイナス」の提案です。


マイナスの提案について何を連想されますか?

「これをやめましょう」
もあります。これを判断するにはその会社様を深く理解し、信頼関係が必要ですので今回取り上げるのはそれではありません。

例えば

1:これとこれを一緒にすると効率的ですよという業務改善提案。

2:今御社はヒアリングで伺うとこちらに向かっていてこういう強みがあると感じたので、その観点ではこの優先度を強めた方がいいかもしれませんという整理。会社様のご事情があるので数回の訪問ですと基準と理由をいうまでになります。

3: やればいいとわかるけど、できないを減らし勧めていただかないと意味がありません。

相手の会社様は中小企業様で、リソースは限られている場合が多いです。そこで相手の企業様の負担を減らして

●具体的なプロセスの提示(企業様の検討をしやすくする)
●わかりやすい説明と資料、うまくいく会社の事例をお出しする(社内の説得がしやすい)
●締め切りを守る(企業様をお待たせしない)

などの気遣いが必要と感じます。


対企業様のシーン以外に診断士間でもそうです。
●内容がわからなくても推測して相手に聞いてみる
●不備があれば軽微なら補っておく
●締め切りは守る
など。


ただテクニックではないように感じます。

稼プロ!では気遣いについて学ぶ機会もあります。気遣いは「気づけばいいこと」と思いがちですが、個体差もあります。
肉食をしない国民がお肉の食べ方を知らないように、相手がそうしていて、このポイントで考えているという概念を知らなければいけません。気遣いのポイントを集中的に学ぶのは意味があると思います。


気遣いについては精進が必要と感じています。
みなさまよろしくお願い申し上げます。



過去の記事
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人の仕事を減らす視点
https://blog.goo.ne.jp/kasegerupurocon/e/484aa1ae5a4bcd2ba8b48bc0d0c1552d?fm=rss

コメント (8)
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