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キーレスの時代へ

2018-09-20 12:00:00 | 18期生のブログリレー
稼プロ18期生の清水祐樹です。
最近、キャッシュレスという言葉をよく聞きますね。政府が舵取りして、キャッシュレス化を推進してますが、日本での現金の決済比率はまだ8割ぐらいあるそうです。
ですが徐々に、キャッシュレス化は進んでいます。

キャッシュの次は、キーレスやカードレスの時代が来るのではないでしょうか?
それは、指紋や顔など個人の特徴で認証する生体認証技術が進んできているためです。

生体認証の種類は、指紋・顔・静脈・DNA・虹彩・音声と様々あります。公共の場では銀行、仕事やプライベートでは、スマホやパソコンなどの認証で使われているため、わりと身近なものとなっています。

ユニバーサルスタジオジャパンでは、年パスを持っていれば、顔認証で入れるようになっていますし、ディズニーも顔認証システムを来年から導入予定となっています。
電車や飛行機に乗る時も、事前に登録しておけば、面倒な手続きなく乗れるようになりそうですね。

また、イオングループのミニストップが「手のひら静脈認証」で、カードレス決済の実証実験を開始してます。これが進めば、カードすら不要で支払いができるので、万が一、災害に見舞われてもお金やカードがないため食料が買えない、といった自体を回避できそうです。

便利な生体認証ですが、問題点も多くあります。

一つ目として、なかなか本人認証できないことや、偽装が簡単にできてしまうことです。
指紋認証では、指の怪我はもちろん、指が濡れていたり、外の温度が極端に寒かったりすると認証できないケースがあります。
偽装の観点では、指紋を採取してゼラチンやシリコンを使い、指紋認証を突破することができたり、カメラでとった顔の画像をプリントアウトしたもので、顔認証を突破することができたりします。

このようなことは、センサーを精度の高いものにしたり、認証アルゴリズムを変更したりすれば対応できるのですが、その分コストがかかっていまいます。

二つ目の問題点は、一度登録した認証情報を変更できないことです。
現在は、amazonやgoogole、microsoft、yahooなどインターネットを使ったサービスを利用する場合、サービス別でIDとパスワードを用意する必要があります。(Googleアカウント認証やFacebook認証などでIDを作らなくてもよくなってますが)
仮に、パスワードの認証を指紋認証に置き換えた場合、全部同じ指紋で登録することになります。パスワードが他人に知られてしまっても、パスワードを変更すれば済みますが、指紋情報が流出してしまったら、もうサービスを利用できなくなってしまいます。


今では、通常のマンションにオートロックは標準装備されていますが、最初に登場したのは、昭和後期から平成初期ぐらいですので、もう30年くらいは経っています。キーレス用の生体認証システムは、10年ぐらいまえにはすでに実用化されてました。現在の指紋認証用電子鍵は、8万~10万円ぐらいしてますので、一般に普及するのは、まだ時間がかかりそうです。
コメント (2)
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