皆さん こんにちは。
稼プロ!事務局(17期)の金岩由美子(かねいわゆみこ) です。
11月15日に慶応技術大学で開催された「SDGs×幸福×経営シンポジウム」に参加してきました。
最初はこの3つのキーワードに違和感がありましたが「SDGsは従業員が幸せになるため」と
話された「幸福学」研究の第一人者である應義塾大学 前野 隆司教授の講演で腹落ちしました。
以下はその概要と所感です。
◆概要
SDGsはそもそも人間の「Well being」な状態を目標とする。
幸福は、精神的、身体的、社会的に「良好な健康状態」であり、
SDGsの目標「Well being」と一致する。
企業がSDGsに取り組むのは働いている人々がより幸せになるため。
幸福感の高い社員の創造性は3倍、生産性は31%、売上37%高く
欠勤率や離職率も低いというデータがある。
企業経営で一番大切なことは働く人の幸せ。
「幸福」とは? 色が3原色から構成されるように、幸せは4因子ある。
第1因子:自己実現と成長の因子(やってみよう因子)
第2因子:つながりと感謝の因子(ありがとう因子)
第3因子:前向きと楽観の因子(なんとかなる因子)
第4因子:独立と自分らしさの因子(ありのままに因子)
地位財(金、物、地位)による幸せは長続きせず、
非地位財(安心、健康)による幸せは持続する。
個人の心の在り方としては「やってみよう」「なんとかなる」「ありのままに」
関係の質を向上させるには「ありがとう」
◆所感
個人的には、座右の銘は「為せば成る(なるようにしかならん)」であり、
幸福の第3因子である楽観さは持ち合わせていると思いますが、
第4因子である独立や自分らしさは若干不足していると感じており、
幸福度は、ぼちぼち といったところです。
管理職としては、部下に「(失敗してもいいから)やってみよう」「なんとかなるよ」と促し、
やってくれたら「ありがとう」と感謝しようと改めて思いました。
そして「ありのまま」を承認して長所を褒めたいと思ってはいますが、すぐ欠点が目に行き
カイゼンの意識になってしまう事は、自分に対しても部下に対しても注意したいところです。
自分と組織の幸福のために。そして、悩みながらも意識することで、より良い社会になるために。