19期生の田中宏樹です。
早いもので5月になりました。昨年の今日は、令和が始まった日です。一年後にこのような状況になっているとは、当時からは想像のできなかったことではないでしょうか。
3月以降、私の働き方も急激に変わってきたと思います。外出が難しいこともあるので、家での仕事が増えました。また、打ち合わせもウェブ会議へとシフトしてきており、事業者様の事務所に出向くことも少なくなりました。結果として、移動時間と交通費の削減にはつながっています。
「変化への対応」という言葉をサラリーマン時代、社長から言われ続けていました。当時はあまりピンとこなかったのですが、独立してから良くわかるようになった気がします。これは、進化論で有名なダーウィンの名言です。『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。』
私が入社したころは、パソコンは数人で一台を使用しており、報告書もほとんどが手書きでした。それが、瞬く間に一人一台になり、IT革命という言葉も世間をにぎわせました。
こうした変化に対し、当時は若かったので、スムーズに対応できました。一方で、パソコンを使いこなせない方も多くいました。使いこなせなかった方の多くは、年配や上席役職者の方で、その方たちは、時代の波にのることができず、部署の異動や退職といった形をとられることとなりました。
私も年齢とともに、新しいものの取入れが苦手になりつつあります。しかしながら、変化している環境に対し、常に最新のサービスや情報を提供しなければ生き残っていくことは困難です。独立後は特にそう思いますし、そういう立場にもあります。市場が求めるサービスを提供ができなくなったとき、私も市場から退出せざるを得なくなります。
こうしたことにならないためにも、苦手ではあるものの、SNSやウェブ会議、アプリなどの新しいツールに興味をもって使うようにしています。一番は使いこなせることですが、最低でも使えるようにと思っています。また、情報の収集も人より早くを心がけ、自身の付加価値へとつなげています。
先日の稼プロはウェブでの講義でした。残念ながら、私は所用で参加できませんでしたが、稼プロはこういった新しいツールを使っていますし、試みもされているので、大変勉強になっています。たまにうまく使えずに、皆様から教えて頂いて、何とかついていっています。
飲食店はテイクアウトや宅配にシフトするなど、一生懸命に変化へ対応しています。私も中小企業の支援をしていますが、どの事業者様も、頑張って新しいことにチャレンジをされて変化へ対応をしようとしています。微力ではありますが、こうした事業者様の力になれたらと思って日々、過ごしています。
世の中、まだまだ大変な状況ですが、皆様も体調にはくれぐれもお気をつけください。