みなさん、こんにちは。
稼プロ!19期生の森です。
緊急事態宣言が延長されましたが、うちの職場はまた違うフェーズに入ってまいりました。
ここまでの1か月間は、「テレワークもどき」も採用しつつ3密防止に重点を置いていましたが、いよいよ雇調金、失業給付の申請者が増大しそうな段階となり、なんちゃってテレワークも一旦停止、土日シフトも含めた全庁体制での業務対応となってきています。私自身も通常業務との併任を命じられて、それらの業務にもあたります。実はGWも一部業務だけ対象に開庁していたのですが、そういうのはマスコミは報じないというね(雇調金は書類が大変だ、支給が遅い!などの論調ばかりですね)。
さて、話は変わりますが、「タグる」ってご存知でしょうか?「ググる」は言うまでもないと思いますが、Google検索、ネットで調べものをすることの今や代名詞みたいなものです(もはや死語?)。一方「タグる」は、電通の天野 彬氏が数年前から著書等で提唱している「ググる」から「タグる」へのシフト(SNSで情報を探す時代へ:「ググる」から「タグる」へのシフト | ウェブ電通報)からくるコンセプトで、InstagramなどのSNSで使われる「ハッシュタグ」を利用して自分の探したい情報を得る検索行動を表し、情報を「手繰り寄せる」という意味も重ねているそうです。
私は古い人間なので、仕事上の調べものであれ、お店探しであれ、または趣味の情報であれ、いまだにGoogleのキーワード検索に頼ってしまいますが、今の若い人を中心としたInstagramを使いこなしている人たちは、自分の趣味・嗜好にマッチする情報を、もっと感覚的に探すことに慣れているようです。
たとえば、今の時期「#おうちごはん」とかで検索すると、そのハッシュタグでシェアされた美味しそうな自宅料理の写真が人気順にずらっと表示されます。それ自体はどうということはありませんが、インスタの特徴として「#〇〇好きと繋がりたい」とか「#〇〇部」「#〇〇活」「#〇〇グラム」など、そのハッシュタグを他の人も使いたくなるように考えることで、そのハッシュタグでシェアする投稿やハッシュタグ自体のフォロワーも増え、さらに検索もされやすくなるというしくみがあります。インスタ女王の渡辺直美さんなんかはそのセンスに長けているようですね。
情報を検索するときも、こんなハッシュタグで検索すれば、自分の感覚とマッチした情報が得られそうだ、という検索の仕方になり、そのようなプロセスで得られた情報に価値を感じる、ということもあるようです。
このようなハッシュタグによる情報整理とか言葉遊びは日本人は大好きらしく、世界平均の3倍も使っているとのこと。というかそもそもインスタのアクティブなユーザーは突出して日本人が多いみたいですね。
理由は日本人の同質性とか流行好きとかもあるかもしれませんが、オタク文化とか漫画文化とか、凝り性なところとか、身内受けが好きなところとか、なにか日本人特有の気質・性質があるのだろうと思います。
マーケティングにおいてもこのようなSNSの特徴をよく理解してうまく利用して情報発信していくことの重要性がもう数年前からいわれてきていますね。
Instagramは若者(と女性)の文化、と思って敬遠してしまっていましたが、やがてそうしたSNSによるシェア文化に慣れた世代が上がってきてどんどん消費の主役になってくるわけですから、食わず嫌いをせず、少しずつ勉強していきたいと思います。
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