こんにちは。19期生の堀川です。
最近の報道ではコロナ感染者数が100人を切った、治療薬レムデシビルが認可されたなど、終息に向けて希望が見えてきたように感じますね。事業活動再開に向けて動きだしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今日は、5月1日から開始した民間金融機関で借りられる無利子・保証料ゼロ（または半額）の制度をご紹介します。
既に、日本政策金融公庫では実質無利子（３年間）・据置き５年までという「新型コロナウイルス感染症特別貸付」を実施していますが、民間金融機関でも同様の制度が始まりました。
この制度を使うには、セーフティーネット４号・５号か、危機関連の認定書が必要になります。５%以上売上が減少している先を認定しますので、昨年の月別売上および今年の月別売上がわかるものを持参し、市区町村に認定申請してください。
認定の種類と売上減少率をまとめたのが以下の表です。
（※1）常時使用する従業員の数が20人（商業またはサービス業（宿泊業および娯楽業を除く）を主たる事業とする事業者については、5人）以下の個人
（※2）保証割合80％というのは、代位弁済の割合が、保証協会80%、金融機関20%ということです。（責任共有対象と表示されることもある）金融機関と保証協会の取り決めで、事業者にとっては特に関係ありません。
なんと、この制度は、既往借入金の借換えもできるのです。
たとえば
・既往借入金の残高が180万円ある。（コロナ以前のもの、月５万円返済、返済期限は残り３年）
・今回、300万円借りたい（月5万円返済、返済期間5年）
300万を単独で借りたとすると、借入が２口で（５万円＋５万円）毎月の返済額は10万円です。
ところが480万円で借換えした場合、返済期間5年とすると、毎月の返済額は８万円に減ります。（480万借りて既往180万を完済させ借入は１口になる）
借換えは、資金調達と毎月の返済負担軽減というダブルの効果がありまし、しかも要件に合致すれば実質無利子・保証料ゼロ（か半額）なので、うまく活用していきたいですね。
ただし、４号・危機関連（80％保証）を使って100％保証の既往借入金をまとめることはできないという制限があります。
５号であればほぼ借換えできます（制度や審査によってはできないこともあると思います）。
なお、借換えできるのは保証協会の保証が付いた融資金のみです。プロパー融資や日本政策金融公庫の融資は借換えできません。
小規模事業主を手厚く支援する内容になっていますので、３千万円以内での借換えをご検討の方は、メインバンクに相談してみてはいかがでしょうか。
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