こんにちは。事務局の水口です。
今年のゴールデンウィークは、STAY HOME 週間。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
私も西山さんと同じく、最近読んだ本をご紹介したいと思います。
題して、「連休にお薦めの本（その２）」です。
＜本の紹介＞
メフィスト賞受賞、本屋大賞2020にもノミネートされたので、読まれた方もいるかもしれません。簡単に本の内容をご紹介します。
この本は、両親を交通事故で失ってしまい喪失感にさいなまれていた大学生・青山霜介（以下、青山君）が主人公です。青山君が、展覧会設営のアルバイトをしたことがきっかけで、水墨画の大先生である篠田湖山（以下、湖山先生）に出会ったところから始まります。
湖山先生が青山君と一緒に展示された水墨画を見て回り、青山君に感想を聞いていくのですが、水墨画の素人である青山君が、まるで素人とは思えない洞察力で感想を述べていきます。その才能を見込んた湖山先生が青山君を弟子とし、青山君が水墨画の立派な絵師になるストーリーです。
私は、この本を読んで、稼プロ！で学んだことと重なると感じた３点をご紹介します。
１．まず基礎を学ぶ
水墨画は、四君子（しくんし）と呼ばれる基本の画題「（春）蘭」「竹」「梅」「菊」を学ぶところから始まります。水墨画の基礎として古来より描かれているもので、この４つの画題を「（春）蘭」「竹」「梅」「菊」の順番で、しっかり練習して身に付けることが、水墨画の絵師になるためにとても重要とのことです。
稼プロ！でも診断士に必要な４つの基礎スキル「診る」「書く」「話す」「聴く」をしっかり学ぶカリキュラムになっています。
２．筆で線を書くこと＝声を出すこと
水墨画は、書いた線を消すことができません。また、非常に短時間で描かれていきます。その瞬間的に描かれていく水墨画の練習を絵師は毎日毎日行います。出来は、そのときの気持ちにも左右され、また、洞察力のある方がそれを目にすると、どんな気質のどんな性格の持ち主が描いたかも推察できてしまうとのことです。
瞬間的に出すものとしては、生まれもった「声」がありますね。声は人によって変わり、またそのときの気持ちによっても変わってきます。自信があるときの声、少し不安なときの声など。いつでも安定感のある声を出すために、日々の練習が大切ですね。姿勢を整え、肩や胸の力をすっと抜く、声を出す前にしっかり息を吐く、お腹をへこまして、しっかりお腹から声を出す。このような、「話す」講義で学んだことを日々練習することが大事だと改めて思いました。
３．菊に教えを請うこと＝謙虚に本質をみること
四君子（しくんし）の最終課題である「菊」については、お手本が与えられませんでした。うまく描くことができない主人公の青山君に対して、湖山先生が伝えたのは「菊に教えを請う」こと。外見から見える菊を描こうとしている青山君に対して、菊に教えを請い、菊の命を見ることが大切であると・・・。
これは、稼プロ！で大事にしている「謙虚さ」「太陽を射る」に近いのではないでしょうか。お客様に謙虚に寄り添い、しっかりと耳を傾けること。お客様の表情やしぐさからも、本質的な課題を感じることが、大切なのだと思います。
私は、この本を読んで、水墨画の世界と稼プロ！で共通すると感じた点が多々あり、正直驚きました。同時に、改めて稼プロ！で学んだことを新鮮な気持ちで振り返りたいと思った次第です。まだこの本を読まれていない方は、ぜひ読んでみることをお薦めします。
限られたSTAY HOME 週間ですが、今までできなかった時間に使ったり、自分自身を見つめなおす時間などにも、有効活用していきたいですね。
皆様、くれぐれもご自愛くださいませ。
稼プロ！事務局 水口淳一郎（16期生）
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３つのマスターコースは、以下のとおり。
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実は、これらの３つのマスターコースの塾長は、全員、この稼プロ！卒塾生なのです。
それで、私たちは、これら３つを兄弟マスタコースと読んでいます。
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