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コロナ第1波の落とし物

2020-06-05 12:00:00 | 19期生のブログリレー

19期生余合です。
前回は初めての在宅勤務で「諸々思うこと」を書きました。
その後5月25日に東京も緊急事態宣言が解かれ、少しずつ平常というか「次のフェーズ」へ移りつつあるやに見えますが、私は落とし物というか後遺症に悩まされております。
明日からまた出勤という前夜から右臀部、ふくらはぎに違和感があり、翌朝起きようと体を捻ったとたん背中に激痛が走りました。
なんとか会社へ行こうと着替え始めましたが、体を捻るたび一瞬息が止まります。「こりゃだめだ」と本日も在宅勤務に切替え、以前通院していた整形外科へ行くと「座りすぎによる腰の悪化」と老先生の一言。山登りやトレーニングでかつて痛めた腰が在宅勤務による座りすぎで再燃、悪化した模様です。体重増加も一因か?
そんなこんなで、6月に入っても基本在宅勤務を続けていますが、女房殿と昼飯をぼそぼそ食べながらテレビでニュースを見ていると、米国ワシントン、それもホワイトハウスの近くでビルが燃え、店を暴徒が打ち壊している。「えっ、これどっかで見たことがある」と思い出したのが1992年のロサンゼルス暴動。当時も今回も現場にはいませんでしたが、ロスの際は同僚が派遣されていたので「大丈夫かな」と随分心配したことを思い出しました。
昨年ESGだ、いやそれを含めたSDGsだと一段高い目標に世界全体が動き出したと思った矢先、コロナに続き、香港への中国国家安全法適用、米国の差別反対暴動と大きな事件が続きます。確か92年のロス暴動も、その前の1989年には天安門事件があり、同年米国でS&L危機が発生。同じ89年にベルリンの壁が崩壊し、「自由」なるものがグローバル化するとの「良い」(?)熱狂が世界を覆い始めた裏ではやはり矛盾を孕んだ事件が起きていました。ちょうど30年前です。この辺は私も社会人になって数年が経過しておりましたのでよく覚えております。ロス同様、中国大連に派遣されていた同期と一瞬連絡が取れなくなり安否確認に人事部が大慌てでありました。
この1990年近辺からまた30年遡ると1960年。この年は南ベトナムに解放戦線が結成されてベトナム戦争の発端になった年です。2年後の62年はソ連によるキューバ危機、63年には公民権運動の絶頂期でキング牧師によるワシントン大行進があり、同年ケネディが暗殺されました。その間、日本は高度成長の波に乗り、64年は東京オリンピックですね。私は1959年生まれですので、キューバ危機は勿論覚えておりませんが、63年のケネディ暗殺はうっすら大人たちが騒いでいたのを記憶しております。
そのまた前の30年、1930年の1年前は皆さまよくご存じの大恐慌が始まった年。
どうも30年周期で世の中大きなことが起きている感じですね。
もっとも、スペイン風邪は1920年で今から100年前。1970年代もニクソンショックに始まり2回のオイルショックに見舞われていますから、30年ではない10年周期で大事が起きているのかもしれませんが。
私が「30年」携わった証券の世界では「『もう』は『まだ』なり、『まだ』は『もう』なり」という言葉があります。要は、「もう大丈夫だ」と思っても「まだまだ序の口」、「やっぱりまだだめだ」と絶望した時には「もう良い方向が始まっている」という意味です。(下げ相場で「もうこれ以上下げないだろう」と思ってもまだ下がるもの、その後「やっぱりまだだめだ」と投げ売りすると「もうその日が底値だった」といったふうに使います)
コロナに始まるいろんな物事もまだまだこれからでしょう。何回か前に書きました通り、「何か起きた時こそ自分を見失わず、冷静に、冷静に(田部井淳子さん)」
米国の渦中の人であるフロイドさんの弟さんの言葉。「違うんだ、こんなことをやっても兄貴は生き返らない。もっと平和的に」
コロナ第1波をやり過ごしたと思ったとたん痛みだした背中を擦りつつ、何回も田部井さん、フロイドさんの弟さんの言葉を心に念ずる6月です。

コメント (3)
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