こんにちは。稼プロ!19期生の宇野毅です。6月1日の日経MJに、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う外出自粛が4月の家計支出にどのような影響を及ぼしたか、についての記事がありました。
記事によると、落ち込みが目立ったのは、外出することが前提となる「コト消費」を中心とした項目だそうです。例えば、飲み会やプレゼント代などの「交際費」は71%の減少となりました。そして、「交通費」(68%減)、「趣味・娯楽」(61%減)なども大幅な減少でした。
時代は「モノ」から「コト」、「コト」から「トキ」へと移り、現代は「トキ消費」や「イミ消費」の時代と言われますが、今回は一瞬で「モノ」の時代、それも「生活必需品消費」の時代に引き戻された感があります。
なお、「モノ消費」を中心とする項目で最大の減少は「衣服・美容」(51%減)でした。衣服は暖冬の影響もあったそうですが、不要不急の外出自粛で身の回りの装いにお金をかける機会が減ったからです。逆に支出を増やしたものは、「食費」が4%増。内訳は、外食が57%減の一方、食料品が39%増加しました。また、「書籍」が66%増、「新聞・雑誌」も32%増だったそうです。一番目立ったのが、家具・家電や住宅・リフォームを含む「特別な支出」で58%増。これは、TVでも取り上げられていたように、自宅で過ごす時間をいかに充実したものにするか、ということに消費者の意識が向かっていたからのようです。
自分自身を振り返ってみると、この外出自粛の期間は、仕事は基本的にテレワークで、買い物はAmazonか生協やスーパーの宅配でほぼ済ませていました。もちろん衣服は購入せず、好きな外食にも行きませんでした。また、休日は、はやりの断捨離で家中を片付けたり、5年ぶりに大学時代のクラブの同期でWeb飲みをしたりしていました。今回の外出自粛によって増えたものもあります。食品や飲料などの買い置きのほか、家庭用冷凍庫(食材ストックのため)、フィットネスバイクとヨガマット(自宅での運動不足解消のため)です。まさに、「特別な支出」ですね。約2か月の間、毎朝7時半から仕事を始めて午後4時過ぎには切り上げ、そのあと、筋トレとバイクで汗を流す、意外と規則正しい生活を送っていました。ただ、自宅飲みで酒量は確実に増えました(笑)。この期間は、今まで考えてもいなかった「自宅生活(巣ごもり生活)の楽しみ方」を考えるきっかけとなりました。また、あわせて、医療従事者の皆さんや社会基盤を支えてくれる方々への敬意と感謝をあらためて感じることができました。
1日も早く、昨春の稼プロ!OB会後の2次会のような、密な飲み会(!)を楽しむ日々を取り戻したいと願っています。しかし、エコノミストによると、消費が元に戻るには3年ほどかかるとのことで、影響は長期化しそうです。今回の経験や学びを踏まえ、「新しい生活様式」の中、withコロナの時代を“明るく前向きに”過ごしていきたいと思っています。
----以下、稼プロ!よりお知らせ----
診断士キャリア相談会(個別相談会)のご案内
Zoomにて【個別相談会】を実施します。
アテンドは塾長、事務局、現役塾生。
稼プロ!の紹介はもちろんですが、それぞれの視点からの稼プロ!の話が聞くことができます。
まずは、ご希望の日時などをご連絡くださいませ。(詳細はチラシをご覧ください)