19期生余合です。
今回は何をネタにしようかと、このところ書いたブログを読み返していましたが、3月1日のブログ以来過去5回では必ずコロナの話に触れておりました。
世の中全般がそうでしょうが、私にとってもコロナ禍がいかに大きな事柄であるか(まだ現在進行形ですね)再確認した次第です。
今回は、コロナに伴う在宅勤務が切っ掛けとはなりましたが、原因ではなかった足腰の痛みの「真因」が判明したのでその件を書きたいと思います。
「真因」という言葉は、内部監査でよく使います。現場でのルール違反や業務プロセスの不備などを内部監査で指摘する際に、「このルールの理解が足りないかつ周知徹底されていないから今回のルール違反となった」とか「この業務プロセスは定期的な点検がされていなかったから不備のまま放置された」といった第1段階の原因指摘で終わってはならない。この指摘で終わると指摘された現場は「再度部署で規程を精読して周知徹底します」とか「定期チェックでの優先順位を上げて対応します」といった改善策しか返ってきません。本当はそのルール自体が分かりにくくちょっと読んだくらいでは理解できなかったり(法律や府令の条文でよくありますよね)、業量が急増して人手では対応不可能になっているのに予算不足を理由に現場のシステム化要請が却下されていたことが本当の原因で、そこを解決しないとルール違反や業務上の事故はなくならないといったことはよくあります。この第2段階の原因を監査では「真因」と呼びます。また、「真因」を探索してそれに対する改善策を現場が立案・実行し、改善されたことを内部監査が確認することで会社の内部統制を実際に「改善」するのが「監査」で、良くも悪くも現行のルール違反を指摘するだけの「検査」との相違点であるとも言われます。
さて、私の「足腰の痛み」。3月25日のブログ「足がつる!」では丹沢登山で太腿が吊ったお話をしました。その際は老化スピードに負けないだけの山へ行く頻度アップと適切な休養のバランスに今以上に気を付けることが改善策であると考えました。その後、前回6月5日のブログでは、在宅勤務の後遺症で体重増加も相俟って、尻・腰・ふくらはぎが「痛い!」と書きました。実はその後この痛みがひどくなり、直近では勤務先からの帰り道に右腰、ふくらはぎがしびれて何回か立ち止まらないと歩けない状況になりました。青くなってこの2週間、昔お世話になったカイロプラクティックの先生のところ(ちなみに先生の息子さんはボクシングの世界チャンピオンでした)に駆け込むと、「こりゃだめだ、股関節が硬くて、寝た状態で足が人の半分しか上がらない」と一言。筋肉の痛みや衰えは第1段階の原因で、体の硬さ、特に股関節の硬さが真因でした。人間が歩くということは、太腿の表の大腿四頭筋や裏のハムストリングだけではなく、腰にある大殿筋や中殿筋、腸腰筋などがきちんと連動して働いて初めて効率よく歩けるらしいのですが、股関節が硬くなると歩幅が狭くなるのでしょう、大腿四頭筋やハムストリングに過度に負担が掛かるとともに大殿筋などは中途半端にしか使われないので硬くなったり、弱くなってしまうらしいのです。山で太腿が吊ったのも、股関節の硬さから大腿四頭筋やハムストリングに過度に負担が掛かり、太腿が悲鳴を上げたことが原因とわかりました。
山へ行く頻度を上げたり、自宅での練習を増やしたりする前にまず「ストレッチ」で股関節を柔らかくすることから始めないと、山どころか通勤にも支障をきたすところでした。
企業再生支援を診断士としてお手伝いしたいと思っている私にとっては、「真因を掴めず、改善策の実行順位を間違えると取り返しのつかないことになる」との教訓を「身をもって」感じた6月でした。
---以下、稼プロ!よりお知らせ----
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