明けましておめでとうございます。
20期生の安納です。本年もよろしくお願いいたします。
2021年、2001年生まれの方が成人を迎えます。すなわち、これからの新成人はみなさん21世紀生まれということなのです(計算合ってますよね?)!20世紀を知らない世代がこれからの世の中を作っていくという事実に触れ、20世紀壮年としては感慨深い次第です。
さて、ブログリレーも折り返しに差し掛かってまいりまして、この場をお借りして恐縮ですが、少し「栃木県」について書かせていただき、少しでも魅力度向上に貢献したいと思っております。
藤の名所
栃木県南部、足利市に「足利フラワーパーク」があります。春から初夏にかけて咲き誇る藤の大樹が有名で、CNNの「世界の夢の旅行先」に日本で唯一選ばれました。藤以外にも、つつじやバラなど、たくさんの季節の花を楽しむことができます。
開花の少ない冬には、日本三大イルミネーションにも認定されている、壮大な光のパフォーマンスを楽しめます。これが今、見どころなんですね。
▼産経ニュース 鬼も見とれる藤の柱 栃木・足利「あしかがフラワーパーク」
いかがでしょうか。藤棚は電飾で彩られ、花とは違った美しさを堪能することができます。今年は藤の花の力が鍵として扱われる某人気漫画の影響もあり、聖地巡礼を目的とした観光客の方も多かったようです。
2018年にはJR両毛線に「あしかがフラワーパーク」駅が開設されてアクセスも良くなり、駅から入園まで徒歩1分。室内に比べて三密の影響も少ない郊外施設です。下記ホームページをご覧になり、ぜひお運びください。
▼あしかがフラワーパーク
https://www.ashikaga.co.jp/
樹木医に学ぶ
上記ホームページにも紹介があるように、園の移転に伴い、この大藤は引っ越しを経験しています。引っ越しの際活躍されたのが、日本の女性樹木医第一号である塚本こなみ氏です。今ははままつフラワーパークの理事長でもある氏が、このときの仕事について語っている記事があります。
▼nippon.com 日本初の女性樹木医、塚本こなみさん—花と人を育む日々
https://www.nippon.com/ja/people/e00096/
一読して、診断士にも通じるところが大いにある、と感じました。まず、「樹木医は枝葉の症状は、土に隠れて見えない根の部分にあると考える」と仰っています。企業診断においても、結果として現れている決算書表の数字、離職率、取引企業数の変化など、様々な事象を見、その奥にある原因を探らねばなりません。原因がいくつものレイヤーの先にあることも想定すると、まさに土の中を探るような作業になると思います。
また、「藤の花では幹を傷つけてはいけない。傷ついた所から腐っていく」そうです。企業において、幹の部分とは理念でありビジネスモデルであり、その企業たらしめる要素に当たると思います。部外者の診断士の手によってその根幹が傷つけられ、企業活動にマイナスの作用を及ぼしてはなりません。助言においては、この傷つけてはいけない部分、も十分に見極める必要があると感じました。
身近な事象の捉え方を通して、診断士としての考え方を養っていきたいです。