稼プロ!事務局スタッフの太田一宏です。
「ドラッカー勉強会」に参加しています。ドラッカー勉強会は、稼プロ!卒塾生が主なメンバーになっている勉強会です。偶数月の第2土曜日にドラッカーの著作を読む、という勉強会で、休日に学生のような読書会に参加するのは、嬉しくもあり、有難くもありです。
さて、ドラッカー先生は、マネジメントを発明した学者と表現されることがあります。現代のマネジメントという意味では、その表現が当てはまると考える一方、人が人へ指図する、人を管理する、人に指示・命令する、というのは、長らく人類が行ってきたことであり、その適切な方法に悩んできたことでもあります。その悩みの一旦を、日本の歴史上で探ってみました。見つけたのは、憲法17条。推古天皇紀に定められたと伝えられる「憲法」です。
その内容をみてみると、
1条 和を以て貴しとなす <コンセンサス>
2条 篤く三法を敬え <組織理念>
3条 詔には従え <コンプライアンス>
4条 諸役人は礼を基本とせよ <リスペクト>
5条 訴訟は清廉にして処理せよ <収賄禁止>
6条 善行は匿さず悪行は匡せ <勧善懲悪>
7条 権力を濫用するなかれ <収賄禁止>
8条 諸役人は早出遅退にて精勤すべし <タイムマネジメント>
9条 信がなくして成功なし <信用第一>
10条 怒るなかれ <アンガーコントロール>
11条 賞罰は適正にすべし <MBO>
12条 私的に徴税をせぬこと <収賄禁止>
13条 諸役人はその任務に通ずるべし <業務習得>
14条 諸役人は嫉妬心を持たぬこと <業務専心>
15条 諸役人は私心をすて公益に努めよ <収賄禁止>
16条 賦役は時宜に沿って課すべし <業務平準化>
17条 独断することなかれ <ガバナンス>
<>の中に現代風の表現を入れてみました。贈収賄やガバナンスは、1400年前にも課題だったんですね。10条の「怒るなかれ」は、考えは人それぞれだから考えが違っても怒ってはいけない、と示されています。少し強引にあてはめた条文もありますが、今のマネジメント概念にかなり当てはまっている、と感心した次第です。
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