明けましておめでとうございます。20期生の大井です。本年もよろしくお願いします。
私は子どものころからバウムクーヘンが大好きです。数多あるバウムクーヘンの中でも、地元神戸ということもありユーハイム贔屓にしています。ご存知かもしれませんが、バウムクーヘンは年輪を模擬するための焼き方・焼き加減が非常に難しいスイーツです。先日のTVの特集で、ユーハイムがAIを使って、街のケーキ屋さんでもベテラン職人の焼き加減でバウムクーヘンを作れる焼き器を開発した話が紹介されていました。
ベテラン職人の焼き技データを5年かけて取得し、AIに学ばせたそうです。しかし、これには別の効用があったそうです。それは職人自身の技が向上し、バウムクーヘンがより美味しくなったことです。獲得したデータから、職人自らが学び改善するというプロセスが生まれたということです。事実を見返して改善することは重要ですが、そのためにはデータを正しく溜めないといけないことも示唆しています。
これで思い出しました。2年ほど前お薬手帳が一杯になり、ふと見返しました。かれこれ10年弱の処方履歴が残っています。毎年4月と10月に必ず同じ薬を処方されていることに気づきました。定期的に喉を痛めていたのです。発熱もありました。思い起こすと、季節の変わり目で、異動シーズン=飲み会ラッシュです。薄々わかってましたが、事実を目の前に突き付けられた衝撃は大きいものがあります。これが危険と気づき、細心の注意をするよう生活習慣を見直しました。以降、この時期に医者にかかっていません。
これは公的な仕組みでたまたま取れていた自分自身の正しいデータです。さて、自分自身の振り返りに活かせるデータ、他に何かあるでしょうか?思いつくのは、家計簿や健康診断、サラリーマンだと人事目標と評価くらいでしょう(無いよりマシですが)。意外にない気がします。データは意識的に残さないと、振り返れないのです。
診断士として自分のデータを残す方策は、やはり意識的に「書く」ことと思います。自身の成果物をアウトプットすることは当然重要ですが、それは振り返って再活用できる自身の財産でもあるはずです。診断士は考えアイデアを捻り出すことが勝負なので、ITで自動的に蓄積というわけにもいきません。この「書く」ことを計画的に行っていくことを今年の目標に置きました。ブログ、執筆、補助金、様々な機会を使い計画的に取り組んでいきたいと思います。KPIは、ブログ月2件(自身のブログ開設する)、執筆年2件、補助金ライター年4件。勤務先でも同じポリシーで取り組もうと考えています。
それでは、本年もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。