稼プロ!事務局の佐々木です。こんにちは。昨年末の日経電子版で「アナログ日本の壊し方」というウェブセミナーが全3回にわたって配信されました。ご覧になった方はいらっしゃいますでしょうか?デジタル規制改革に注力する自民党衆議院議員の小林史明氏、ネットショップ作成支援スタートアップを率いるヘイ取締役の塚原文奈氏、大企業でデジタル戦略を担うSOMPOホールディングス最高デジタル責任者(CDO)の楢崎浩一氏が、文字通りアナログ日本の壊し方を徹底的に討論しました。各回のテーマは以下の通りで、それぞれ30-40分間のとても見応えのある内容でした。
第一部:こんなに厳しいアナログ日本の現実
第二部:日本がデジタル化に取り残されたわけ
第三部:脱アナログ日本、私たちが見据える 10年後
私の課の2020年の方針は「DX推進」だったので、このセミナーは私の関心のど真ん中でした。方針がシンプルなので課のメンバーにもよく浸透し、AI導入やRPA拡大、全員マクロやOCR活用、クラウドサービス(チャット、ビデオ会議)導入などを積極的に展開しました。特にAIは私の期待以上の速さで成果を出すことができ、年末の社内の成果発表会でも紹介することができました。DXはそれによる時間短縮や精度向上といった成果も驚きですが、取り組む人のモチベーションを高める効果も大きいと思います。課員は事務系社員ばかりですが、まずはDXの意義の理解を深め、各自が学びながら主体的に取り組みました。最先端に挑戦しているというワクワク感が、若手のみならずベテランの士気も向上させたようです。
セミナーで特に印象深かったコメントは「DXは手段であって目的ではない」と「アナログな地上戦」の二点です。前者はDXをやる前にプロセスをきちんと見直す必要があるということ。その会議は必要なのか?その確認は必要なのか?その承認は必要なのか?といったことです。私の会社でもよくありますが、長年の慣習で続けている無駄なプロセスがとても多い。なんでやってるの?と聞くと「昔からやってるから」「上司がやれっていうから」。その上司に聞いてみるとやっぱり「ずっとやってるから」。さらに突っ込むと「やめていいか分からないし、それを調査する時間もない」。
プロセスのデジタル化よりも前に、無駄な部分を除いたり統合したりシンプルにしたりする必要があるこということです。そしてそれを進めるために欠かせないのが泥臭いコミュニケーションによる説得で、この部分が「アナログな地上戦」になります。デジタル化を進める上でアナログなスキルがキーになるという点は、見失いがちな重要なポイントだと思いました。
今年の方針を決める前にとても大きなヒントをもらえました。セミナーに登場された3名はとても生き生きとしていて、こんなふうに仕事に取り組みたいと思いました。本年もアグレッシブに改革を進めていきます!ご興味ある方はぜひhttps://www.nikkei.com/article/DGXMZO67426780X11C20A2I00000でご覧ください。
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