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数学書とコンサルタント

2021-05-05 12:00:00 | 20期生のブログリレー

みなさんこんにちは!稼プロ!20期生の川村匡弥です。

最近、妻が仕事の関係で統計関連の数学書を読み始めました。なぜ読み始めたのか尋ねてみると、実際の統計解析はソフトウェアを使って実施するので理論を知っておく必要はないのですが、知っておけばそれだけ説得力を増した話ができるから、だそうです。数学科出身の私としては、理論数学を学んでくれる人が増えることはうれしい限りです。たまに妻がどんな内容を学んでいるのか確認して、懐かしさを感じていたりします(笑)

さて、数学書はみなさんご想像の通り、読み解くのがかなり難しい本になります。私が現役の時でも、1日に2ページ進んだら「今日はメチャクチャ進められた!」と喜んでいました。私の頭のスペックも多分に関係してきますが、数学書を精読するということはそういうことです。

では、なぜ数学書を読み解くのが難しいのでしょうか?実は、数学書には1つの事象に対してたくさんの例示がされていることが多いです。また、文章や図を使って説明してくれていることも多々あります。ただ、「行間」があるのです。この「行間」が、数学書を難解な書物にしている要因です。

例えば、「Aの場合はBが成り立つため、Cとなる」というような文章があったとしましょう。このとき、実は「Bが成り立つ」理由や「Cとなる」理由が、それまでに出てきた複数のロジックを高度に組み合わせて紡いでいかないと分からなかったりするのです。「ふぅん、確かにイメージそうだよね~、なるほどなるほど」とさらっと流して行間を考えないまま進んでしまうと、後々大きなしっぺ返しを食らうことになります。

つまり、過去に出てきた知識を完璧に理解し、自在に扱えるようになっていること、かつ目の前の文章一つ一つに「なぜ?」を突き付けて、誰に何を言われてもその理由を説明できるところまで理解していないといけないのです。なので、数学書は難しいし、読み解くのに時間がかかるのです。

 

このプロセスって、実はコンサルティングのプロセスと似ているのでは?と考えています。一見するとなんとなく簡単に解決できそうな課題でも、きちんと向き合って背後にある真因を見つけ出し、そこに対して効果的にアプローチしていく。何が効果的なアプローチなのかを決定するには、中小企業診断士試験やマスターコース等で学んだ知識をきちんと理解し、自在に使えるようになっておく必要がある。

なんか似てますよね。実はこれが、コンサルタントの道を志した理由の一つでもあったりします。

まだまだ理想のコンサルタントには程遠いですが、数学書を読み解くのと同様、一歩ずつコツコツと進めていきたいと思います。

 

 

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コメント (2)
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