こんにちは。13期生の三好康司です。
皆さんは、社会人になって初めて指導してもらった先輩に影響を受けているといったことはないですか。最近、断捨離に凝っていますが、片付けをしていたら、約25年前、新入社員の頃に、先輩指導員からもらった「営業担当者行動の原点」という資料が出てきたので、その話を書きたいと思います。
私は、1985年(昭和60年)、ニチメン株式会社という商社に入社、繊維部門に配属されました。そして、その時に指導員としてついて頂いたのが、40歳ちょっとでバリバリに稼いでいたMさんでした。Mさんの指導は超スパルタ式で、商談前は必ず「商談内容、目的、ゴールの整理」、商談後は「商談の振り返りと反省会」でした。約3年間毎日この繰り返し、毎回叱られ、結構きつかったことを覚えています。
入社から3年が経ち、Mさんが新しい課を立ち上げられ、私もその課に配属になりました。その時、課員に配布されたのが「営業担当者行動の原点」です。全部で21カ条あります。毎日、仕事前と終了後に読み返していました。今回はそのうち、10項目を紹介したいと思います。
① 新商売TAKE CHANCEのアンテナを常に鋭く持とう
(同じ物を見てもそれを商売のネタにする人とそうでない人の差は大きい)
② 洞察力・判断力・実行力を養おう。商売を進める基本である
③ 物事のエッセンスを見分ける力をつけよう。常にエッセンスを判断基準としよう
④ 良い仕事には時間がかかる。時を惜しむな
⑤ 取引先に接する基本は“誠意”である。誠意で勝負しよう
⑥ 取引先にはサービスの貸しを作れ、サービスの貯金をせよ
⑦ サービスしてマージンを増やそう。サービスをマージンに変えよう
⑧ 接客態度はいきいきと。そうすれば商品が生きてくる
⑨ 得意先に対しては、GIVEを主体とせよ。しかし、”甘え”を持つことは禁物
⑩ 営業マンには、商売が集まってくるタイプと逃げるタイプがある
改めて読み直してみましたが、社会人としての基本を教えてくれた内容です。今でも、知らず知らずに影響を受けています。また、営業担当者を中小企業診断士と置き換えても通用する内容です。この先輩からの教えを忘れず、今後も、中小企業診断士として頑張っていきたいと思います。
明日30日(土)からは「稼プロ!合宿」ですね。私も参加させて頂きます。皆さまとお会いできることを楽しみにしています!