稼げる!プロコン育成塾コースマスターの太田です。
新型コロナの感染者数はピーク時に比べると大きく減り、このまま鎮静化を願う日々です。感染症というぐらいですから、この病気は、病原体が体内に入ることで起こります。病は気からというのは、病気は気の持ちようで重くも軽くもなるという意味の諺というのは御存知でしょうが、そうはいっても、感染症には当てはまらない、と思われるあなた、そんなあなたへお届けするプチ提案です。
精神的な過度のストレスが身体的な健康に影響を与える、ということは何となくご納得いただけるでしょう。ストレスで胃潰瘍になる、というのが代表的なイメージです。これはストレスが自律神経系に影響を及ぼした結果ですが、ストレスが影響を与えるのは自律神経系だけではなく、内分泌系にも影響を与え、さまざまなホルモンが作られます。そのホルモンの中には、副腎を刺激し免疫を抑制するホルモンも含まれています。免疫が抑制されることで、低ストレス時であれば抑えられていた感染による発症が起こりやすくなります。病は気から、は伝統的ことわざにとどまらず科学的ことわざでもあったのです。新型コロナウィルスも感染症である以上、例外ではないでしょう。そうすると、感染症が拡大している状況では、普段以上にストレスを適正な範囲内に保つ工夫が必要なのです。
ビジネスの面ではどんな工夫があるでしょう。例えば、雇用を守るメッセージを強く打ち出し不安を低減するということがあります。テレビの受け売りで恐縮ですが、ある飲食店経営者は、酒類提供自粛時期に出店を拡大されました。家賃が下がるなど出店費用が低く抑えられたということもあったようですが、働く場所はこれからもある、ということをリアルに従業員へ示す、というのも大きな動機だったそうです。もっと一般的な方法としては、コミュニケーションの量や質を引き上げるということもあるでしょう。社会全体に目を向けると、感染症対策の進捗状況や、生活困窮者への臨時支援策の公開など社会全体を安心させる工夫など、ストレス抑制の選択肢になりえます。
病は気から、を社会全体で実践しませんか、というお声掛けの巻でした。