稼プロ!事務局の佐々木です。こんにちは。先日、休みをとって父と一緒に日本橋の老舗百貨店に行ってきました。百貨店に行くのは実に久しぶりです。最後に行った時の記憶がありません。若い時はよく行っていましたが、コロナ以前から買い物は既にオンラインにシフトしていましたので。ちょうど日経新聞に「百貨店の業績が復調傾向」という記事があり、どんな様子かも気になっていました。
久しぶりに行った百貨店は、あまり変わっていませんでした。行った百貨店が老舗だったせいかもしれませんが、むしろ昔懐かしいレトロ感を感じました。催事場があって、ネクタイやシャツは特設コーナーで販売されていて、制服の店員さんがいて。平日の昼間だったのでお客さんもシニア世代が多かったです。
でも新鮮に感じたことがあります。父が非常に楽しそうにしていたことです。買物が目的ではなく所用があって行ったのですが、美術品のギャラリーを見たり、いろいろなお菓子について店員さんに聞いたり。本人も久しぶりに来て楽しいと言っていました。そういえば身なりも普段よりきちんとしてました。
楽しそうにしていたのは父だけではありません。周囲の同世代のお客さんたちも楽しそうでした。店員さんの応対も非常に丁寧です。父のちょっと唐突で曖昧な質問にも親切に答えようとしてくれました。私がその場でググって”これじゃない?”って言ったのは余計なお世話だったかもしれません。コミュニケーションそのものも楽しんでいるようだったので。
我が家の買い物はほとんどオンラインです。会社や家事、子供の教育や診断士活動など時間に追われているなかで、買物はなるべく効率的に済ませたい。最近のオンラインショッピングは利便性に加え、VRなどを使ったエンターテインメント性も高くなっています。これは今非常に関心を持っている分野の一つです。
でも久しぶりに百貨店でシニア世代が楽しんでいる姿を見て、”そもそも買物って昔からエンターテインメントだったんだ”ということを思い出しました。当たり前のことですが忘れてたような気がします。DXの波に乗り遅れまいと、日々頑張って新しいことにチャレンジしようとしてますが、人間が求める本質は変わってないんだということ再認識した一時でした。