17期 永井裕介(スケさん)です。
2021年を振り返ってみて…
恥ずかしながら告白します。
私、最近、中小企業の経営者との面談時に「貴社の経営理念は何ですか?」
と聞くことをさぼりがちなのです。
経営理念は経営者の想いや経営哲学を言語化したものなので、
「経営者の想いに寄り添う」ためのコンサルティングでは必須ですよね。
しかし一方で「経営理念は○○だよ」と答えてくれる社長はごくわずかです。
それでつい、スルーしがちになっていました。
そのことを気づかせてくれたのはNHK大河ドラマ「青天を衝け」でした。
渋沢栄一が残した「論語と算盤」という言葉を聞いた時です。
論語は道徳を表し、算盤は経済を表す。
「社会の基本的な道徳を基盤として築いた富でなければ、長続きはしないし価値なんてない」
という意味だそうです。
それって経営理念じゃん!
そこからスルーしがちに気づきました。
「論語と算盤」は現代のCSR(企業の社会的責任)やSDGs(持続可能な開発目標)にもつながります。
ちなみに、東洋紡株式会社の経営理念は『順理則裕』(理に従えばすなわち豊かなり)です。
創業者である渋沢栄一の座右の銘の一つだそうで、道徳と経済を一致させることが重要であると説いています。
そういえば私も個人事業主という経営者の端くれです。
ところで、あんたの経営理念は何なんだい?
と聞かれたら、「経営者を笑顔にすること」と答えます。
渋沢栄一ほど高尚ではありませんが、私が診断士となった原点です。
来年は、中小企業診断士になって初の更新です。
初心に戻り、新たな年を迎えよう
それでは皆さま よいお年を
病室より愛をこめて!