稼げる!プロコン育成塾コースマスターの太田一宏です。
「失敗」は広辞苑をみると、「やってみてが、うまくいかないこと。」と記されています。
うまくいかないと残念な気持ちになったり、後悔したりします。
筆者も数日前にうまくいかないことがあり、少し気持ちが塞いでおります。
さて、失敗は成功のもと、ということわざは御存知のことでしょう。
英語では、Failure is the mother of success.という文が一般的なようですが、
「それは失敗じゃなくて、その方法ではうまくいかないことがわかったんだから成功なんだよ」という文もあり、
これはトーマス・エジソンが言ったとされているようです。
エジソンの発明のひとつに白熱電球があり、そのフィラメントに竹を用いたことは広く知られていますが、
竹を見つけるまでには他の素材を少なくとも数千回は試したようです。
ということは、開発していた時間のほとんどはうまくいかない(≒失敗)時間だったということです。
これは、エジソンだけのことでしょうか。
ビジネスでは、多くの企業が、新商品や新サービスの開発に挑まれ、
そこでは、うまくいかないことのほうが、はるかに多いだろうと思います。
中小企業診断士は、そのようなビジネスと向き合います。こうすればうまくいく、と安易に発想するのは少し控えて、
うまくいかなかった方法を正確に見つめることが起点ではないでしょうか。
エジソンの言葉に沿って、「その方法ではうまくいかないことがわかったから成功」という総括を
ルーティンに組み込んでみようと思います。
そうすれば、塞いだ気持ちも少し解きほぐせそうです。