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東京に出たけれど

2024-07-13 12:00:00 | 24期のブログリレー

皆さまはじめまして、稼プロ!24期生の田村研太と申します。

 

今後ともよろしくお願いいたします。

 

何を書くか迷ったのですが、私は5年程努めた前職を退職した後、東京に出てきてフリーターとして3年程フラフラしていますので、そのことについて書こうと思います。

フリーターというのはネガティブな印象が強いですが、東京や大阪の大都市ではそこまで経済的に困窮した存在という訳ではありません。

人手不足の世の中ですから、職歴や学歴にもよりますがアルバイトや派遣でも時給1300~1500円前後の仕事ならすぐ見つかってしまいます。大体、1日で10000~12000円ぐらいは貰えますから月に20日働いて20~24万円になり、税や社保を引かれるので手取りは80%とすると16~19万円ぐらいです。結婚やマイホームを考えなければ一人生きていくのには十分な額になります。さらに、これを派遣社員に限れば時給1600~1800円程度も難しくは無いですから貯蓄も可能になります。

私の場合は、社会見学がてらに短期の派遣やアルバイトで暮らしていたので、そこまで余裕があったわけではありませんが、そこそこ充実していました。前職程の収入はありませんが、自由気ままな生活を楽しんでいたのです。

もちろん、根無し草のような生活ですし、ボーナスも無いので思い切った贅沢はできません。ただ、嫌なことには嫌と言えますし、長時間労働を強いられることも無く夜はゆっくり眠ることが出来ます。前職では、考えられないことでした。もし、地元に帰るという選択肢が無かったら、もっと長々とフリーターとしてダラダラしていたかもしれません。

しかし、私自身はもともと九州から東京に出稼ぎ感覚でやってきた節があり、何某かの食い扶持を手にしていずれは地元に帰ろうと考えていました。一度、東京へ出てきたのは地元では一人暮らしをしつつ何かの目標を持つことが難しかったからです。

そもそも仕事が少ないことはもちろんですが、地元では時給1000円程度でも高い方で月16万円ぐらいの収入しか得られません。ここから税や社保が引かれ手元に残るのは13万円程度でしょう。ここから家賃を引かれ、光熱水費や通信費が引かれ、自動車が必需品である為にその維持費がかかります。実家に住めば何とかなりますが、今度は仕事を選ぶことや時間的な融通を効かせることが非常に難しくなります。

これでは、生活に手一杯で何かに向けて努力する余裕など持てるはずもありません。絶対無理とは言いませんが、少なくとも5年務めた仕事を辞めたばかりでどうしようか迷っていた状況の私には厳しい環境でした。

その点、東京というのは何某かの目標を持ってフリーター生活をするのに完璧な条件がそろっています。東京は物価が高いとはよく言いますが、高いのは家賃ぐらいで他は地場産品以外変わりません。どうせ、どこであってもその地方で取れないものは他所から輸送されているのです。それに、家賃もあれこれ条件を付けなければ安い物件は幾らでもあります。結局、東京は江戸時代から出稼ぎ労働者を受け入れて大きくなった街ですから、地方からやってくる人間を受け入れる体制が整っているのでしょう。

そのおかげで、資格の取得という段階には到達することが出来ましたが、今はまだ食い扶持というには心許ない状況ですので、今年稼プロでの1年を通して次の段階へと進めればと考えています。

コメント (9)
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