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現場の把握

2024-07-29 12:00:00 | 24期のブログリレー

24期生ブログリレー1巡目最後となります山口賢哉です。

初めてブログへの投稿となります。何を書こうかなと考えた際、私なりにコンセプトを決めて1年間書いて行くことにしようと思いました。途中、脱線して横道に逸れることもあるかもしれませんが、その場合は、ご容赦ください。

私のブログコンセプトは、以下の3つを軸とすることにしました。
・診断士として、やりたい領域のネタであること
・何らか知識向上につながりそうなもの
・実践に活かせそうなもの
自分だけでなく、どなたかの参考になることが少しでもあれば、嬉しい限りです。

さて、今回、第1回目は、「やりたい領域のネタ」を意識してみました。
私は、幼少期からものづくりが好きで、よく木材や段ボール、紙パックなど使って工作していました。現在、製造業に勤務していることも、根底にはものづくりが好きだということがあるのだろうと思っています。
では、中小企業のものづくりの現場で経営者から診断士に求められることは何だろうか?と駆け出しの私としては思います。
中小企業の製造業も多種多様、それぞれの課題は様々であろうと推測します。
製造業でも、課題はコミュニケーションの改善だったり、人材育成だったり、情報共有体制だったり、当然財務的なことだったりすることもあると思います。もしくは、ロスの削減、生産性向上のための改善策に悩んでいる会社もあるかもしれません。

私は、今の会社で海外の生産工場に赴任し、工場の経営企画に携わりながら、現場改善、生産革新を推進する部門も経験しました。その工場は、組立、樹脂成型、板金プレス、基板実装、部品搬送など製造業のほぼすべての現場が揃っていて、各職場のメンバーと、コストダウン、生産性向上など様々な改善活動に取り組んでいました。その経験が活かせるのか、役に立つのか、中小企業もそれらはやりつくしていて、更なる改善策を求めているのか、やはり現場を把握することが重要だと感じています。

トヨタやホンダなど様々な企業で三現主義が重視されています。大井さんも書かれていた三現主義:現場、現物、現実ですね。デジタル化の進んだ世の中では、時代遅れではという意見もあるようですが、現場を見なくては把握できないことはまだまだあると思っています。リモートでもできることは確かに多くなったと思いますが、現場で現物や現実を見ることの優位性は依然としてあると思っています。例えば、重量、質感、匂い、雰囲気等々、まだまだ沢山あると感じます。
先日、現場での確認が有効な事例がありました。会社で業務効率化の1つとして、AIを活用したツールを開発しています。他拠点の現場に導入するシステムなのですが、トライアルの検証で、システムの結果と期待する結果にGAPがあり、その原因究明を現場で行うことにしました。詳細は割愛しますが、現場での確認により、なぜGAPが起きていたのかが明確になりました。現場のプロセスをリモートではなかなか共有しきれておらず、ロジックに反映できていなかったのです。

私は、現在、診断士登録予定の身であり、当然、直ぐにはものづくり支援の現場に携われるような縁もチャンスもまだ無い状況ですが、登録完了した暁には、ものづくりの現場を見て、現実を理解し、経営者の方々のお役に立てるような診断士になりたいと思っています。そのような機会に巡り合えることを楽しみに、まずは、稼プロで勉強させていただこうと思っています。様々な課題に対応できるよう、稼プロで、診る、書く、話す、聴くスキルを幅広く学び、常に「診断士は利他業である」ことを忘れずに、励んでいきたいと考えています。
1年間、よろしくお願いします。

コメント (8)
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