東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

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ベトナム出張で見た”ベトナムらしさ”

2014-05-15 23:45:00 | 塾長からのメッセージ

4月に、ベトナムのホーチミン市と、その隣に位置するバリアブンタウ省に出張してきました。
私の初めての海外出張は、2003年8月、ハノイとホーチミンです。以来今回が12回目の訪越でした。(「越」はベトナムを意味します) 

以下に、今回の出張で感じたことを写真でつづってみました。

(1)空港で迎えの人たち、10年前は、ベンチなどなく、雑然と人々が柵のところに群がって立っていました。今は、こんなに整然と座って待っている光景に新鮮な感動を覚えました。
(2)家族4人乗りのバイク、現地では子ども3人親2人の5人のりも見かけました。ガソリンが1リットル130円と、日本なみの価格。私の友人も、夫婦で1台にして節約しています。 

  

(3)エレベータ、ボタンではなく、タッチパネルです。日本でも、数少ないと思うのは、私が遅れているからでしょうか?
(4)「5S」は、日本語も、ベトナム語も、英語も「5S」です! 

 

(5)バイク専用の信号は、バイク社会のベトナムぐらい?
(6)バイク目線の高さにも、信号のランプがあり、もちろん、上の信号機と連動しています。

 

(7)毎回、すごい!と思うのは、この電線です。どれが生きているのか、判別できないと思うのですが、・・・また、アパートの窓から、直接、電信柱まで電線が引かれていたり、電線のインフラ整備は、今後の課題といつも思います。しかし、郊外の工業団地に行くと、電信柱も架線も、埋設されているようで、このような光景は見られません。これはホーチミン市内でよく見かける光景です。

(8)スーツケースに注目!「ISO9001」のシールが貼られています。日本なら製品にJISマークですが、ISO9001は、無意味なシールだと思うのですが、それでもないよりはあった方が品質が高く見えるのでしょうか? ここはホーチミンで一番おおきなベンタイン市場で、中に入ると「いいニセモノですよ」と言って、お姉さんが一見ブランド品をもって声をかけてきます。ちなみに、この市場、家賃は50年間で7000万円、すなわち、年間140万円、月にして、12万円弱です。日本人には10倍から30倍で吹っかけてくると言われますが、そういう日本人がいないと、この家賃払えないという声も聞きました。
(9)右の写真のフライパン、モノづくりの専門家、中小企業の社長さんたちは、人差し指で、縁をなぜて、ひとこと「日本なら返品」と・・・。バリ処理が課題との指摘をされていました。品質管理ももう一頑張りが必要のようです。ただし、このフライパンは、確認し損ねましたが、ベトナム製ではなく、輸入品かもしれません。(大事なところを確認ミスしてしまいました。反省です) 

   

(10)レストランの扉にはってあるマーク、意味が分かりますか? 持ち込み禁止の忠告です。
 上から 「爆弾」・・・ではなく「ドリアン」「犬」「ハンバーガー」 ・・・です。「ドリアン」がトップにあるところがベトナムらしいと感じました。

(11)これは、おまけです。海外でも日本酒ブーム、成田空港では、小瓶の純米酒セットが1000円、機内持ち込み可能なようにジプロックの袋に入って販売されていました。ちなみに、ベトナムでは、「越の国」という日本酒があります。

リンク付きサムネイル

 

2003年に初めてベトナムに出張したときは、日本に対するあこがれがとても強く印象に残っていました。
JICAの仕事で、マーケティングの講義をしていましたが、最初は、「日本の成功事例を聞きたい」という声が沢山聴かれましたが、それから2~3年すると、ベトナムは不動産バブル。今度は、「日本の失敗事例を教えてください」に変わっていきました。

また、企業での社内教育の仕事も経験していますが、「5S」「PDCAサイクル」「カイゼン」は当たり前になっています。壁には「治療より予防」というメッセージ(もちろんベトナム語ですが)が貼られていたことが印象に残っています。また、コピー氏の「7つの習慣」のベトナム語の本も、市内の喫茶店で見つけました。

現在のベトナムの人口構成比は、日本の1970年代(高度成長時代)とほぼ同じ。 これからの発展が楽しみな国ですね。

 

 

 

 

 

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シロクマ・ラーメン

2014-05-14 22:58:25 | 13期生のブログリレー

こんばんは、西村です。

さかのぼること1年半前、中小企業診断士・二次試験、事例Ⅱに

『コーズ・リレーテッド・マーケティング』

なる聞き慣れない単語が出題されました。
受験生だった私は、
 ・コーズ=cause=原因
 ・リレーテッド=related=関係がある
と推測し、
『なんか、原因があって、それに関係性を持たせた売り方なのかな?』
と思って解答しました。
恐らく、この時点で間違いだったでしょう。
後に調べたところ、

『特定の商品を購入することが社会貢献などに結びつくことを訴求したマーケティング手法』

と知り、『こりゃ、この問題は間違えたな』と思いました。
確か、焼酎製造販売店の事例だったと思います。
(しかし、何故か試験は合格。)

その後、この単語を気に留めながら見ていると、色々な会社が実施しているのを知りました。
しかし、その中で傑作を見つけました。
知る人ぞ知る、成功事例だと思います。
それが、



札幌・円山動物園のシロクマ・ラーメン(塩味)
http://www.city.sapporo.jp/zoo/
http://north-utd.com/store/maruyama.html

このインスタントラーメンを購入すると、白熊の繁殖に寄付がされるそうです。
しかし、このインスタントラーメン、コーズ・リレーテッド・マーケティングの観点もさることながら
注目すべきは、
『異常にクオリティが高い点』
だと思います。
食べ物は好みがありますが、はっきり言って美味しいです。



最初は『コーズ・リレーテッド・マーケティング』という点で珍しかったですが、
食べてびっくり、美味しいのです♪

そして、『札幌でしか手に入らないのか~』と思っていたら、
通販があり、気が付けば近所のスーパーにもありました(笑)

作ったのは札幌の地元・製麺会社(恐らく中小企業)のようです。
知らなかったマーケティング手法とこれだけ美味しいものを作れる中小企業の底力にびっくりです。

気が付けば、こんな商品も出てました。



上野動物園・パンダラーメン(醤油味)

http://north-utd.com/store/ueno.html

これも非常に美味しいです。
ラーメン好きの私としては、インスタントでここまで楽しめて動物保護にも貢献できる
『コーズ・リレーテッド・マーケティング』
なら、喜ばしい限りです。
やはり、マーケティング手法は数あれど、本質的な強みがあればこそなのかな、
と思った次第です。


敢えて難をいうなれば、いくら自転車とか長距離乗ったりしても、これらを食べてたら、

いつまでたってもお腹がへっこまない

ということでしょうか(笑)

では、また。

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新聞・雑誌をにぎわす「オム二チャネル」

2014-05-13 16:02:26 | 講師亀田からのメッセージ

亀田です。最近、新聞を読んでいるかなり頻度で目にする「オム二チャネル」というキーワード。

今日は、このキーワードについて触れてみたいと思います。

まずは言葉の意味ですが、 
 ①リアル店舗とEコマースを中心とするオンライン上での販売チャンネルや
   それに付随する流通チャネルを統合することと、 
 ②その統合した販売チャネルの構築によって、どの販売チャネルで購入したとしても同じように、
   商品を購入できるような環境を提供すことになります。

企業でいえば、セブン&Iホールディングスが今年から特に、メディアへの情報発信に力を入れているようです。 

もう少し、お客さんの視点で考えるならば、 
 ①リアル店舗、自社のサイト、オンラインモールなどの通販サイト、テレビ通販、カタログ通販、
   ダイレクトメール、ソーシャルメディアなど、あらゆる購入における接点において、
   同質の利便性で商品を注文・購入できるという点 
 ②その応用として、ウェブ上で注文をして、受け取りは宅配ではなく店舗で受け取ったり、
   店舗に在庫がなかった商品についてはオンラインで、その場で問い合わせ・注文できる点 

などが、オム二チャネルらしさといえます。 

日々進化するIT技術の進化とそれに伴うインターネットやモバイル、特にスマートフォンの普及により、いつでもどこでも、ほしいと思った瞬間から買い物ができるようになってきました。その時代だからこその、小売業のあり方の一つとしてオム二チャネルが注目をされているわけです。

さらに、アマゾンのようにリアル店舗を持たない企業が、リアル店舗であるセブン-イレブンとタッグを組み、商品の受け取りを自宅以外にセブン-イレブンの店頭でも可能にする、という動きもあり、もはや、オムニチャネルは単純にリアル店舗を持つ1企業の動きだけでもなくなってきています。

オム二チャネルは現時点での、考え方の一つでしかなく、その考えは進化し、変化をしていくことが予想されますので、目が離せませんね。 

コメント (2)
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プロジェクトマネジメント標準

2014-05-12 22:12:26 | 13期生のブログリレー

こんにちは、本間です。

現在とあるプロジェクトにPMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)として参画し、プロジェクトの管理をしています。
一方で、診断士としては連載企画がいよいよ本格的にスタートするため、その立ち上げ準備を行いました。

そこで感じることは、プロジェクト管理という観点ではどちらも実施していることが同じということです。

PMOはプロジェクト管理のみ行いますが、連載企画はプロジェクト管理の他に実際の成果物(原稿)作成の役割も担うため、その点は異なります。
しかし、プロジェクト管理のタスクのみを切り出した場合には内容はほぼ同じなのです。

おそらくこのプロジェクト管理の共通性にいち早く気付いたのが、プロジェクトマネジメント協会(以下、PMI)の前身となる組織や人なのだと思います。
PMIはプロジェクトマネジメントの知識体系をまとめたPMBOK(ぴんぼっく)ガイドを発行している組織です。

IT業界に勤務されている方はとても馴染みがあると思いますが、PMBOKは国際標準として認知されおり、実際に幅広いプロジェクトに適用されています。

中身は47個のプロセスを、以下のような5個のプロセス群と10個の知識エリアに分類しています。

※PMBOKガイド第5版
■5個のプロセス群
1.プロジェクトの立上げプロセス群
2.プロジェクトの計画プロセス群
3.プロジェクトの実行プロセス群
4.プロジェクトの監視・コントロール・プロセス群
5.プロジェクトの終結プロセス群

■10個の知識エリア
1.プロジェクト統合マネジメント
2.プロジェクト・スコープ・マネジメント
3.プロジェクト・タイム・マネジメント
4.プロジェクト・コスト・マネジメント
5.プロジェクト品質マネジメント
6.プロジェクト人的資源マネジメント
7.プロジェクト・コミュニケーション・マネジメント
8.プロジェクト・リスクマネジメント
9.プロジェクト調達マネジメント
10.プロジェクト・ステークホルダー・マネジメント

興味がある方はPMBOKガイドの原文を読んでみても良いかもしれませんが、少し分かりにくいところもあるので入門書がお勧めです。
昔から売れている入門書は以下のようなものがあります。

・いちばんやさしいPMBOKの本
・プロジェクトマネジメント標準 PMBOK入門

他に資格試験もあり、受験の資格要件や値段で高いハードルはありますが、PMIの認定試験があります。
また、難易度は高いですが(独法)情報処理推進機構(以下、IPA)のプロジェクトマネジメント試験もあります。
どちらの資格保有者も、特にIT業界では重宝されます。

という私も今年4月にIPAの試験を受けようと思いましたが、スケジュール上断念しました。。

プロジェクトマネジメントは本当に幅広い場面で適用できるスキルなので、今の経験に加えて、体系だった知識も身に付けたいです。

ということで、IPAの試験を来年またチャレンジしようと思います。

コメント (3)
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歴史上のリーダーの資質

2014-05-12 00:30:58 | 診断士林からのメッセージ

皆さま

中小企業診断士の林です。

今日は素晴らしく天気が良く、もう夏日のような気温の高さでした。そんな日には自宅で閉じこもっているのはもったいないので、少しの時間でも外に出ようと近くのファーストフードに行って本を読んでいました。

最近は纏まった時間をとるのが難しいので本をじっくり読む時間も減ってしまいましたが、もっぱら本は歴史モノの本を読むのが好きです。それで今日読んだ本には、歴史上のリーダーについて書かれており、例えば戦国時代の織田信長、豊臣秀吉、徳川家康から、明治維新の吉田松陰、西郷隆盛、大久保利通など。

歴史上に名を残すリーダーの資質としては、以下の6つがあるようです。

①先を見る力

②情報を集める力

③その情報を分析判断する力

④問題点解決の選択肢から1つを選択する決断力

⑤それを実行する実行力

⑥健康、体力

どれも当たり前のようなことばかりですが、いざ実行しようとすると難しいものばかりであったり、日頃から意識できているかどうかと考えると、これもまた怪しいものばかりです。

特に、仕事をしていると目の前の仕事を消化することばかりに集中して、将来のことを考えながら布石をうっておく仕事というのは優先度が下がってしまいがちです。

よく、仕事の優先順位の付け方として、重要度と緊急度のマトリックスで考える方法がありますが、重要度が高くかつ緊急度が高い時間に忙殺されると充実感はあるかもしれませんが、仕事の効率性であったり付加価値の創出は低くなりがちです。

緊急度が低いのだけれど、重要度が高い仕事にどれだけ時間を振り向けて取り組めるか。これが仕事の成否を握っているような気がします。

 

コメント (2)
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