こんにちは。塾長の鴨志田栄子です。
22日は、塾生企画のイベントで座禅体験がありますね。
実は、今、座禅にとても関心を持っています。
きっかけは、地元成願寺が主催した「大本山總持寺祖院拝宿と北陸の禅宗名刹参拝の旅」に参加した両親のつきそいで、私も初めてお寺を巡る旅を経験したことにあります。曹洞宗のお寺3か所、曹洞宗と縁のある臨済宗のお寺1か所を巡ってきました。
旅行直前に、来年度の引き合いの提案依頼が舞い込んできたり、仕事の負荷が急に高まり、予定どおり旅行に出ることをギリギリまで躊躇したのですが、一度決めたことは、よっぽどのことが無いかぎり予定どおり実行するというポリシーから、思い切って3日間、仕事を休むことにしました。この2泊3日の旅は、単なる両親の付き添いというより、仕事から離れた非日常体験であり、こういう時間を持つことの大事さを実感できた旅でもありました。
ところで、渡しの口から、今まで、宗教について私から語ることはまずありませんでした。それぐらい、宗教について無関心に過ごしてきてしまったのです。実は、私の実家は神道で、鴨志田家に嫁いでからは仏教(曹洞宗)となりました。神道と仏教ですから、儀式はまったく異なります。1つひとつの動作の意味もわからないまま、なんとなく、真似事で周囲と合わせていた自分を反省するきっかけにもなりました。
曹洞宗は禅宗で、「坐して瞑想すること」が基本の活動といわれています。すなわち座禅が修行の基本なのです。
旅行では、1泊目は、總持寺祖院の宿坊に泊まり、翌朝、座禅をする人は3時40分起床、それ以外の人も4時起床で5時から朝のおつとめに参加します。
私は、体調不調と、夏の骨折の後遺症から、座禅は見合わせたのですが、その後の朝のおつとめの本堂ですごした時空間は、心の洗濯の時間でした。座禅ができるようになったら、是非、体験し、自分と向き合う時間を持ちたいと思うよになりました。
定期的に、このような時間を持ち、その中に身を置くことが、セルフコントロールにつながり、健全な心身を維持できることをあらためて思い直した次第です。
そういう意味で、14期生の週末のイベントの企画者の意図に対する理解がかなり深まったように思います。
独立後、軌道にのってからは、仕事に追われ、時間に追われ、気がつとく、あっというまに13年を終えようとしています。数多い出張移動中も、PCを開いていることが多かったのですが、メリハリのある毎日を送りたいと思い直し、今週から、移動中は、仕事以外のことに触れることを意識して過ごすようにしています。ビジネスと関係のない本や雑誌を読み、車窓を楽しんでいました。出張先で、地域の伝統や歴史に触れたりと、偏ったビジネス知識ばかりでなく、生活全体のバランス感覚を持ち続けていきたいです。そのためにも、自分をリセットする時間を今後も意図的に作っていこうと思います。