東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

いわき市で復興に携わる方々を訪問して

2015-12-21 14:56:33 | 15期生のブログリレー

先週末、鴨志田先生、事務局、プロコン塾15期生の計6名にて、福島県いわき市を、1泊2日で訪問しました。今回の企画は、15期生の矢口さんに取り纏めて頂きました。矢口さんは、NPO法人の活動を通じて、様々な復興活動への支援をされていました(本年末で一区切りつけるとのこと)。今回は、矢口さんの紹介で4か所を訪問させて頂きました。以下、簡単にご紹介します。

 

1)薄磯・豊間地区(津波被災エリア)

 車で海岸沿いを視察しました。震災から4年を経ても、防潮堤の工事の途中でした。高さ7~8メートルの防潮堤を作るそうです。これまでは海岸の景色が一変することを考えると、住民の方々は複雑な気持ちだと察しました。

        

 

2)観葉亭(富岡町の旅館元支配人が営む弁当屋)

 https://www.facebook.com/kanyotei/?fref=ts

 社長の遠藤義之氏からお話を伺いました。遠藤社長は、富岡町にあった「観陽亭」という旅館の支配人を務められていたところ、震災に遭いました。遠藤社長からは、旅館を失った喪失感、原発事故で避難を余儀なくされたこと、旅館の廃業を決めたこと、「観葉亭」の名前で弁当屋を立ち上げたこと、などを伺いました。

 また、避難されている方々(現在も富岡町のほとんどは居住制限区域)と、避難先のいわき市の住民との間には、複雑な心境の違いがあることへの言及もありました。

 

 

3)いわき夏井ファーム(有機農法の契約農家)

 http://natsui-farm.jimdo.com/

 無農薬・有機栽培に取り組まれている小林夫妻から、お話を伺いました。小林夫妻からは、津波でハウスが破壊され、畑は塩害を受けたこと、原発事故の風評被害で出荷停止を受けたこと(地震直前に有機農法のJAS認証を受けたばかりだった)、ボランティアの支援を受けて農業の復旧に取り組まれたこと、などの話を伺いました。

 また、同ファームは、矢口さんが所属したNPO法人が主催する「ふくしまオーガニックコットン プロジェクト」に参画しています。このプロジェクトは、津波被害、風評被害で甚大な影響を受けた福島県の農家と契約して、綿花を栽培することで復興を支援するものです。ttp://doyoucotton.jimdo.com/

 

 

4)古滝屋(いわき湯本の創業300年超の旅館)

 http://www.furutakiya.com/ 江戸の元禄年間に創業された温泉旅館です。今回は、こちらの旅館に宿泊させて頂きました。

 社長の里見喜生氏は、16代目となります。東京で会社員を務めたのち、震災の5年前に戻り跡を継ぎました。旅館の経営革新が攻を奏し始めた矢先に、震災に遭い、1年4カ月休業を余儀なくされました。旅館は再開されましたが、原発事故の風評被害でお客はめっきり減ったそうです。それでも、従前とはビジネスモデルを変える等で乗り切ってきました。

 また、里見社長は、旅館を地域の「交流サロン」として開放するなど、地域社会活動にも熱心に取り組んでおられます。

 

 

 今回の訪問を通じて、被災地と中央(東京)との温度差を強く感じました。遠藤社長からは「復興も、原発の後処理も、中央のシナリオ通りに進んでいる気がする。」とありました。地元が望まない復興計画では、地元に人は帰ってこないでしょう。

 自戒を込めて言えば、東京の人は自ら、被災地の住民の方の話しを聞きに行くべきです。里見社長は「団体客はいなくなったけれど、その代わり、お客様とお話しできる機会が増えた。」と述べられていました。こちらから出向いていけば、話を聞くチャンスはいくらでもあるのです。

 

 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

下町ロケット

2015-12-20 23:00:31 | OB生の近況報告・活動報告

こんにちは。富岡です。

 

さて、今日は下町ロケットの最終回でしたね。

私このドラマ、最初は観てなかったのです。いろいろ忙しくて。

 

でもすごい人気で、しかも中小企業の物語だし、

前の前の回あたりから観だしたのです。

 

最初から観なかったことを後悔しています。

すごく良いドラマでした。

 

私、プロコン育成塾では、プレゼンテーションを担当するわけですが、

この下町ロケットで阿部寛演ずる佃製作所社長の情熱あふれるしゃべりは

非常に勉強になりました。

 

アリストテレスは、その著作「弁論術」の中で、人を説得する要素として、

Logos(ロゴス、論理)、

Pathos(パトス、感情)、

Ethos(エトス、人柄)、

の3要素について説いています。

 

どれも大切ですが、何が一番と思うかは人によって違うでしょう。

私、個人的にはパトスが最も重要と考えます。

 

プロコン育成塾では、皆様の情熱あふれるプレゼンを楽しみにしています。

 

富岡 淳

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

健康診断にて

2015-12-19 12:00:00 | 15期生のブログリレー

15期生の美宅です。

先日、健康診断に行ってきました。
9:30にスタートして終わったのが12:30だったのでかなり時間がかかったのかな、と思います(胃カメラあり)。

あまりに暇だったので、病院を工場に見立てていろいろ考えながら待っていました。
記憶を頼りに考えていた事を書いてみます。

  • 検査予約時点で人数を制限し、なるべく能力を超えないようにしている(需要を平準化)。
  • 検査項目(工程)ごとに分業、専門化して処理能力を高めている(手馴れていて速い)。
  • ボトルネックとなりそうな工程は、あらかじめ並列化している(医師による問診など)。
  • しかし、実際には様々な要因で処理時間がばらつく(検査のやり直しなど)。
  • 待ち行列が出来ても、応援などで一時的に処理能力を上げて対応できる仕組みになっておらず、結果として遅れが増幅して伝播しているのでは(スペース、設備、資格などの制約から難しい?)。
  • では、どうすれば待ち時間を減らすことができるのか。大きくは、処理量(受診者数)を減らす、(ボトルネック工程の)処理能力を上げる、ということに尽きるのでは。
  • また、健康診断では、少しづつでも進んでいれば待ちストレスが軽減される、という視点もあるか?

…などととりとめもなく考えているうちに胃カメラまで進みました。
直前に看護士さんと、鎮静剤を使うか、カメラは鼻と口のどちらから入れるかなどを話し合って決めました。
とても丁寧で優しい方でしたが、カメラは細い方がいいか、太い方がいいか聞いてきたのにはちょっと驚きました(もちろん細い方にしました)。

無事、終了しましたが、非常に疲れました。何で病院ってこんなに疲れるんでしょうね。
ドック検診を最後まで受診できるという事は健康なんだろうな…と思いました。

 

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年の漢字

2015-12-18 12:19:23 | 15期生のブログリレー

スタッフの武井です。

先日、清水寺で恒例になっている今年の漢字として「安」が発表されましたね。
安倍内閣による平和安全法制が注目集めたこと、
世界情勢などからくる不安、世界の安らぎと平安を願う思いなどから、1位を獲得したようです。

これをうけてなのか、
先日の懇談会で教室には子供達が今年1年を漢字1文字に表し、
その理由も一緒に書いて貼ってありました。

今年は3年生になってクラス替えもあったので環境が変わったことあらわした子、
習い事などがんばっていることを表現した子、
大人がビックリするような字を選んで書いている子もいて、
理由を読んでみると、ウンウンと頷いてしまうものもあり、
子供達の個性が出ていて面白かったです。

その中でも「友」という漢字が一番多かったように感じます。
親としては、この漢字が多いということはクラスの雰囲気もよく、
みんなで仲良く遊びも勉強もできていて、
某お笑い芸人じゃないですが、「安心してください!」と思いました。 

ちなみにわが子は「恐」と書いてあり、
理由の欄は「とっても怖いことがあったから」、
こちらは「安心してください!」じゃない!

懇談会終了後にはクラスのお母様たちから、
「なんか、最近怖いことあったの??」
という質問が相次いだのはいうまでもありません。

宿題やテストの直しなど、ビシビシやっていたから、
やりすぎたかな?と反省しつつ、できるだけやさしい顔と声で
「どうしてその文字にしたのか」子供に聞いてみました。

そしたら、私も知っていた内容だったのですが、
ここ1週間くらいの出来事で、友達にからかわれたことなどがあり、
それが「怖かった→恐」となったようです。
その内容もホント、小学生にあるよくある内容なんです。
しかも、今年1年を表す漢字が、この1週間になっているし・・・と突っ込みどころ満載でした。

たしかに大人からみてたいした事がなかったり、当たり前のことが、
子供にとっては、一大事だったり、当たり前じゃないことがあるんですよね。

あと2週間弱で1年が終わりますが、この1年が「恐」で締めくくらないように、
今夜の夕飯は息子の好きな「から揚げ」にして、
息子の中での「一大事→たいした事ない」に変換させてあげようと思います。

寒さが厳しくなっていますので、みなさまの体調崩さないようご自愛くださいませ。
読んでいただき、ありがとうございました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

商道-サンド-

2015-12-17 22:42:11 | 15期生のブログリレー

15期生の高橋です。

今日は、私が好きな韓国ドラマの中から、実在の商人を題材にしたドラマを紹介します。(全50話)
このドラマは、イ・ビョンフン監督の歴史大河ドラマ三部作の1つです。(他は、チャングム、ホジュン)

19世紀の朝鮮王朝時代、貧しい境遇に生まれながらも、庶民のために商売を行い、高麗ニンジン貿易で朝鮮一の富豪に登りつめ、晩年は財産のすべてを庶民に還元した朝鮮時代最大の大商人、林尚沃(イム・サンオク、1779~1855)。

商売の師匠、ホン・ドゥクチュは彼に言います。

「商いとは、金ではなく、人を稼ぐことだ
人が残ること、それが利益だ

人を稼ぎ、残すのが商いだ」

イム・サンオクは、師匠の教えを守り、商売を広げていきます。
人を騙して目先の利益を追うのでなく、
例えば、塩が不足して庶民が困っていたら、安価で塩を売って庶民を助けます。
朝廷が内乱鎮圧すべく兵士を動員するも、軍用米が不足していたら、自発的に献上します。
 
国家最大の危機が襲った際、誰も手の打ちようがなくなり、獄中のイム・サンオクに助けが求められました。
彼は、功労をたてても自分の罪が軽くならないと知りつつも、国家を救うために立ち上がります。
そんなイム・サンオクに多くの人が協力してくれ、国家の危機を乗り越えます。
 
彼は決して権力者と癒着せず、朝鮮一の商人に登りつめました。
更には両班にしか与えられなかった行政長の役職まで与えられました。
 
◇◇◇ 
コンサルの仕事も商人と同様かもしれません。
目先の利益でなく、いい人脈をつくる
人脈こそが利益、そんな気がします。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする